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四精の魔法使い《カルテット》  作者: 天城 澪
四大精霊と祠
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水の祠2




『嫌よ。

貴方と相性が合うとは思わないもの』


「それはやってみなきゃわからないだろ?」


『だって、見る限り貴方は防御系の魔法を使うんじゃないかしら?

私は、攻撃系の方が得意なの』


「確かに、防御系だが、攻撃たまにもやる」


ーめんどくさい精霊だな…

どう認めてもらうか


「なぁ、ウンディーネ。

俺と勝負しないか?」


『勝負?』


「ああ、お前の攻撃を全て防げれば俺の勝ち。

お前の攻撃があたれば俺の負け。

どうだ?」


『まぁ、いいわ。

その勝負受けてあげる。私が負けたら契約してあげるわ』


自分が負けると思っていないらしいな…こいつ。

ウンディーネが勝負を了承し、互いに間合いをとり準備を整えた

先手必勝とウンディーネが次々と繰り出す攻撃を俺は防御魔法やただ避けるだけでそれをかわしていく


『な、なんで当たらないのよ!』


「んな無闇に攻撃したって当たらねぇよ。それに、お前の言う通り防御は得意だしな」


無闇矢鱈な攻撃は亜希羅でなれてるしな…


『それならっ!』

「!?」

全方位に水泡が現れた

ありかよ!?こんな攻撃!


「ふぅ、あっぶねぇ」

咄嗟に結界を使って自分を覆う事ができ、攻撃は当たらずにすんだ

ウンディーネを見ると悔しそうな顔をしている

精霊がそんな顔していいのか?


「これで、お終いだ」

指先にシャボン玉状の球を作りウンディーネに向かって飛ばした

不意をつかれたのか、それを交わせずに当たってしまう


『っ!』

目を閉じていたウンディーネがそっと目を開けるとそこはシャボン玉の中。

『な、なに、これ?』



「防御と攻撃を足してみたんだ。

案外上手くいったな」


シャボン玉の中に閉じ込めるつもりで放ったが、初めて挑戦したため成功するかは正直、確率は低かった


『攻撃はしないんじゃなかったかしら!?』


「言ってねぇぞ、攻撃しないなんて。

“攻撃を防げれば”って言ったんだ

防御だけなんて一言も言ってねぇし、俺は攻撃しないとも言ってない」


そこまでいうとウンディーネは再度、悔しそうな顔をした


『…いいわ、認めてあげる。

水の魔法で私に勝つだなんて誇りに思いなさい!

貴方、名前は?』


「東堂朔夜」


名前を言ってからウンディーネの入ったシャボン玉を指先でつついて割ってやるが不機嫌そうな表情は変わらない



『防御専門の人に負けるなんてっ!!』


「…お前の性格わかりやすいなー

認めたんだからいい加減諦めろよ

それと、あんまり自信過剰なのは良くないぞ?」


むぅっと膨れ面になるウンディーネに呆れつつ契約をしてくれれば攻撃で活躍できる場を作ってやるぞ?と言うと少し反応があった。

いや、少しじゃなく嬉しそうな表情になった


『では、契約をしましょう。

汝、東堂朔夜は、我、ウンディーネの力を悪しき事に使うか?』


「否。我、汝の力を護るべき者達の為に使う」


『…応。我、汝との契約を認めよう』


契約の義である言葉を交わすと、ウンディーネは俺に近づいて来た



『コレを』


「なんだ、コレ?」

俺の手の中には透き通った水色の石

指先で摘んで光にかざしてみる


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