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四精の魔法使い《カルテット》  作者: 天城 澪
四大精霊と祠
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火の祠2




「僕の勝ち、だよね?」


『…あぁ、俺様の負けだ。

あんた、予想以上に俺様を楽しませてくれた!気に入ったぜ!』


離れた所にいたフランがまた僕のとこにきた


『お見事!すごいな、あのサラマンダーが認めるなんて…

しかも、女で認めさせたのはあんたが初めてなんだぜ?』


「そんなこと、興味ない。

僕はサラマンダーと契約しにきただけだもん。

早く戻ってみんなを探さなきゃ…」


『みんな?』


「そう、広い洞窟の空洞に入って、あの祠の模様と同じのに触ったら光に包まれて、気がついたらここにいた」


『なるほどな。

一緒にはここに来れないから、他の遺跡に飛ばされたか、洞窟内にいるか、裏に飛ばされたかの三択だな』


「…裏って?」


『んー…、地獄みたいなとこ?

俺達の住処を荒らそうとする奴らは裏に行く、ただ捕まえて見せ物にしようとしている奴とかな』


「…帰って来ないってのはそういうことか」


朔夜が言ってた意味が理解できた。


『で?契約すんなら詠唱を聴かせろ』


…すっごい勝手な精霊だな

ま、いっか。契約できるなら


…たしか、自分で考えなきゃいけないんだよね…

よし!決めた!!


「“煉獄を支配し炎の精霊よ、契約者の名において命ず。

我の許にその姿を示し我の助けとなれ!

サラマンダー!!”」


『“我、サラマンダーは汝、神代亜希羅との契約を認め、その証をココに示す!”』


僕の前には深紅の石が浮かんでいる

それを受け取り掌で転がす

…綺麗な紅だな…


『それ、失くさず身につけとけよ。

あんたの力になる、必要な時に呼び出してくれ』


そういうと、サラマンダーとフランは姿を消した。

かがり火灯籠の火も最初からついていなかったかの様に煙も上がらず消えていた


…さて、帰るか。

皆も探さなきゃいけないし…。

フランが言ってた“裏”には行ってないと思うけど…


元きた道を歩こうとして、あることに気がついた。

4人で入った洞窟がなかったことに


……あ。帰り道聞くの忘れた。


『悪い悪い、伝え忘れだ』

フランがまた姿を見せて僕に謝ってきた。


次は水

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