表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四精の魔法使い《カルテット》  作者: 天城 澪
四大精霊と祠
PR
37/50

精霊の祠へ



翌朝、家をでた4人は目的地に向かって歩いていた。

先には森があり、途中で野宿をしながら数日をかけて森を進んでいく。

朔夜の結界のおかげで見張りを立てずに身体を休める事ができた為、体力には余裕がある。


「こっから獣道行くぞ」


朔夜の道案内で進むが、朝日も届かないぐらい森が深くなり、道もまともでないことに不安が強くなっていく


「ねぇ、朔…」


「…いうな、俺だって同じなんだ

だが、文献にはそう書いてあんだからしかたないだろ?

正確な位置は誰も知らないんだ、目印を探しながら進むしかないだろ?」


そう亜希羅に返しながら、目印を見つけては方向を変えていく朔夜。

足元や頭上にある不思議な模様が目印らしい。魔力でできているその紋様はある程度の保護魔法がかかっていて一定以上の力のあるもの以外には見えないようになっているらしい(朔夜の持つ文献より)


しばらく進むとひらけた場所に出て朔夜は本とにらめっこを始めた


「朔夜くん?」


「あぁ、悪い

これ以上はわからないんだ

…いや、詳しくいうとこの先の詳細がないんだよ、全くな」


「え!?じゃ、ここまでしか行けないの?つまんないじゃん!!」


「しかたねぇだろ?

…まぁ、時間あるしあたりを探してみるか?」


「まぁ、なんも収穫無しってのもアレだしな

なんかあるといーなー」


それぞれが散らばって探していると、ふわっと風が吹いて翔歌がそちらをみる


「?

なにか、あるの?」


「翔歌?」


翔歌が一点を見つめたまま動かなくなった為、朔夜が声をかけた


「風が…」


「なんかあるのか?」


「えっと…

こっちにおいで??」


「…賭けてみるか

おい!亜希羅、煌牙、行くぞ」


「あったの!?」


「翔歌がなんか見つけたらしい」


「風の情報、だけど」


「だったら大丈夫!!」


そう言い切る亜希羅が先陣をきって進むと目の前には大きな土壁を覆う、蔦や葉があった



「いーきーどーまーりーーっ!」


つまらないと再度叫ぶ亜希羅を尻目に朔夜は蔦に触れる


「…結界だな、これ」


なら解いて!と言わんばかりの亜希羅の表情に呆れる朔夜


「…解くにはそれ相応の情報が必要になる。力が有り余ってるんだったら焼き払ったらどうだ?

ちょうど植物だし」


「ちょっと待った!」


「なによー」


魔法の準備に入った亜希羅だったが煌牙の制止で止まる


「お前がやったら全部燃える!」

森にも移るだろ!?と煌牙が訴えた


「あー、大丈夫だ煌牙

俺がその前に消火する」


なら、と亜希羅は一言「“燃えろ!”」と言った

球体状の炎が蔦に当たると一瞬のうちに広がり、土壁の全景と入り口らしい穴が現れる


「相変わらず、詠唱なしで技名でもねぇし…」


「とりあえずは、火事にならなくてよかった、かな

朔夜くんの出番もなかったし」


「だな」


穴の中をのぞいて、入れるかどうかを考える亜希羅は手のひらに小さな火の球体を出して穴の中に投げ入れた


「なんか見えたか?」


「んー、ずっと暗いからわかんないや」


「じゃ、入ってみるか

1人が十分通れる広さだし、行き止まりでも引き返せばいいしな

よし、亜希羅を先頭で行くぞ

お前ならすぐにでも対応できるだろ?」


「僕はOK!」


早く行こうと急かす亜希羅に渋々行くことに賛同した翔歌と煌牙は2人について行くことにした


薄暗い道を手探りで進んで行く

長い道を進み少しづつ広くなり、しばらくすると空洞になっている場所についた

その先は行き止まりらしく洞窟の続きはなかった


「えー、また行き止まり?」


「灯つけてみるか」


「“ライト”」と全員が呟くと4人の頭上に小さな灯りがともる


「わー、結構広いんだ」


全貌が見え、亜希羅がそう言った


「なんか仕掛けがあるかもしれないし、探してみようぜ?」


4人が再度バラけて辺りを探すと土壁に不自然な凹凸とその中央に魔法陣とも違う見たことのない不思議な模様が描かれている


「「「「(なんだろ?)」」」」


4人がそれぞれ見つけた模様に手を触れると閃光のような眩い光が洞窟全体を包んだ


「「「「っ!!?」」」」



ーいいか?

四大精霊ってのは人前には滅多に姿を現わす事はないんだ

だから、もし、会えたとしたら奇跡だ。

契約をするとしたら祠が近くにあるって事だけ記載がある。その先は情報が何もない。予測もできないから何かあれば気をつけろよ?ー


事前の朔夜の言葉が頭の中に響く


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ