新生活2
「さぁーくぅーやぁー!?」
「…予想を裏切らねぇなぁ、お前らは」
結界を解いて中に入った2人は現状に呆れた。
なんとか外に出ようとしたのか軽い怪我を負っている2人はリビングのど真ん中で大の字で転がっていた
「なにしたのよ!?」
「孤児院の俺たちの居住区にかけられたのを応用しただけだ」
「あそこのは、攻撃を弾く事はあったけど、強化される事はなかったと思うが…」
「“応用した”って言っただろうが。
俺なりにアレンジ加えてんだよ、1人でも出来るようにな」
「納得いかなーい!」
「で、どうだったんだ?」
言い合いをしても意味がないと思った煌牙は、話を聞こうと学校での事を聞く
「あー、まとめて話してやろうか?」
「ゆっくりで!」
悪戯っぽく笑う朔夜に煌牙は一言で返した
学校で出された主な条件は三つ
・最高ランクの魔力を平均より少し上ぐらいに抑える事
・使う魔法も緊急事態以外にAランク以上のものを使用しない事
・自分の意思で特殊能力を使わない事
「要約するとこんなもんだな」
「俺の未来視は制御できない部分もあるが?」
「向こうも、それは理解してるから“視た”としても不用意な発言を控えれば大丈夫だろ」
「あ。亜希羅ちゃんは追加で、剣使うなって」
「鐵!?」
「うん」
「えぇぇーっ!?」
「それ以外の武器なら使っていいよって言ってたから、別の武器をクランで支給してもらうか、買っておくといいかも
あ。勿論、亜希羅ちゃんの錬金術はダメ。それ以外で作ってもらってね?」
「むー…。
仕方ない」
そういうと亜希羅は鐵をアクセサリー状にした
納得はできていないが、孤児院を出るときも“問題は起こさない”が条件だったため、渋々といった表情だ
「これで、持ち歩くには問題ないよね?」
「多分な」
「ところでさ、その学校に行くのっていつから?」
「春。詳しい日付はあとで翔歌に届くってさ
あと、俺たちが四大元素使いだって知ってるのは一部の職員らしいから気を付けろってさ」
「周知じゃなくていいの?それ」
「特別扱いはしないっていってたからねー。
知ってるのは理事長と各魔法のトップクラスの数人だったかな。
耀誠学園は職員も生徒も多いから…
あ。職員の中にはギルドの人もいるみたいだけど、関わったことある人じゃないから大丈夫だと思うよ」
「学園内で“バケモノ”とか言われたらなんもできないしな」
「でも、戦争前から仮面付けるようにしたから、僕達の顔、知ってる人少ないでしょ?」
「そうだった。
まぁ、死者はこっちにもいたし、カンコウレイってのが出たんだろ?」
「ああ。
国王からでてるから誰も逆らわないだろうな」




