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終結

追記分、この話で終わりです。



「あのな、それ周りにとっては迷惑だからな?

特に、分かってやってるお前が一番迷惑だからな?」


魔物討伐から、数日。

ようやく状況にも変化が見え、桜華国側が有利な状況になった


だが、頭を取られないようにとの用心の為か陣が複数張られていた

よって、本陣が絞れずにいる。


「凪、まだわからないのか?」


「いろんな情報があってしぼれません…」


「そうか…」


「ねぇ、それなら僕、良い考えあるよ」


「一応、聞こうじゃないか」


「辺り一帯焼き払う」


「却下」


「なんで!?

簡単なのに!」


提案を即答で返す兵士に言い返す亜希羅



「被害が広がるだけだ!」


「むぅぅー。

じゃあ、魔物が出た辺り探す」


「…根拠は?」


「勘!」


胸を張って答える亜希羅に周りにいた兵士達は頭を抱えた


「…これだから、子供はだめなんだ

いくら四大元素使いでも、な」


「化け物なら化け物らしく貢献しろよなー。

その為にいるようなもんだろ?」


離れた場所からはクランの人のそんな会話も聞こえてくる


「ねぇ、亜希羅ちゃん、煌牙くん」


「「なに?」」


「魔物が出てきた時に、クレアの人達はどっちに逃げた?」


「えー、覚えてないな…」


「魔物、向こうに近かったからなぁ

僕達、逆方向に走ったし」


「お前は引きづられてただろうが


あ。そうだ」


「何か思い出した?」


「あってるかはわからないけど…

向こう、かな?

色んな方向に行ってたけど人が多かったから。あとは、俺も勘だけどね」


煌牙が指差した方角は、自分達がいる場所から10時の方向。


「あっちは確か…湖があったような

…。そっちに本陣があるのか?」


「情報、聞いてみますか?」


「…試してみるか

凪、やってくれ」


「はい。」


翔歌は、一点に集中をして情報を拾う

先程までとは違い、正確な情報がひとつだけ入った


「ありました。

人数は減っているようです。

半分くらいは私達を探していて、残りは怪我してる人と守っている人

今動ける人がいるテントは2つになってます。」


「……なるほど、散りばめられてる天幕は囮か、片付けていないだけか…、どちらにせよ攻めるなら

今、でいいな?」


「はい。大丈夫だと思います」


「ねぇ、その湖だっけ?

どうやって近づくの?

この先、崖?川?みたいなの見えたよ?」


対策を考えている中で亜希羅が口を挟んだ

「橋があるはずだろう」


「えぇー、そんなの見えなかったけどなぁ」

だから、そっちに偵察行くの諦めたのにと続ける


「……無い、だと?

それならあいつらはどうやってこっちに来てるんだ!?」


「僕が知ってるわけないじゃん」


「…魔法で一時的に橋を作ってるんじゃないか?

それか、幻影で橋を隠してるとか。まぁ、どちらにせよ、こっちが急に橋を作ったりしたら気付かれる可能性が高いだろうし、凪の力を借りて渡ればいいと思う」


「私?」


「ああ。

風で体を運ぶ。

これなら、周りには気付かれにくいだろ?」


幸いにも、今、風が吹いているしな。と提案をする朔夜に納得をする騎士や兵士達は、話し合い人選をして四大元素使いに加えて攻撃に特化した者を選び、合わせて20名程の小隊を編成した。



「この人数で大丈夫かな?

まだ、向こうの人数のが多いし…」


「この人数の方が翔歌の負担が少なくてなくていいと思うけど?」


「そうだけど…」


「それにさ、戦力ならあの2人がいれば十分でしょ?

俺たちより強いし、亜希羅は特に魔力も多いし、有り余ってるだろ?体力も」


「…それが不安だって言ったら?」


「……否定はしない」


小さな声で会話をする2人の前で、楽しそうにしている亜希羅を兵士の1人が大人しくするように言いつけている

作戦としては橋を使わずに渡った後は、風で本陣を確認してから気づかれないように魔力隠蔽できる魔道具を使い、半分に分かれ配置についたらリーダーからの指示を待つ。

合図の後、攻撃に移る直前で魔道具を外して、相手の首領を捉える。

捉えるのは、朔夜と亜希羅のいる5名のチーム。対して周りの人をを近づけないようにするのが翔歌と煌牙のいる15名チーム。


「炎使い、やりすぎるなよ?」


「ちゃんとコントロールできるんだから大丈夫

あの、真ん中で座ってる服装が他と違う人を捕まえればいいんでしょ?」


「あぁ、服の装飾から見てもあれが頭だろう

。お前は脅せばいい、拘束は水使いがやれ」


「「了解」」


合図は、足元にいる使い魔が消えた時。

全員が息を殺してその瞬間を待つ

天幕の周りを巡回している兵士の動きが止まり、交代をした時に合図が出る


作戦通りに動き、亜希羅が中心に向かう中、朔夜が天幕内部ギリギリまで結界を張り、逃げ出せないようにし、制圧をした


「はい、かんりょー」


「…呆気なかったな……」


頭以外のメンバーが全員気絶しているのを見て頭領は愕然とする

「バカな…、戦力にはかなりの差があったはず…!こんな子どもを使う国に負けるなど……」


「僕たちを“子ども”だって思ってるからじゃない?

僕たちは、ただの子どもじゃなくて大人が怖がる“バケモノ”なんだから」


そう言って笑う亜希羅に誰もが口を噤んだ




「…外も大丈夫そうですね

狼煙あげます?」



「そうだな…

我らの勝利だ」


上空には魔法で作られた煙が桜華国の国旗を浮かび上がらせた


掲載ミス、すみませんでした

2026.5.16 追加完了。(エピソード26〜28)

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