討伐開始
「凪、こっちであってるのか?」
「あってます。
えっと、500m程前方です」
「…そうか。
人数は把握できるか?」
「んー、……大体、30?」
予想していた人数より少なかったのか、すぐに対策が練られた。
「よし、行くか。」
作戦はこうだ。
まずは、翔歌の風の能力で敵の周りを囲む。そして、遠距離攻撃で敵を打つ
相手にこちらの位置を悟られる前に倒せれば幸いという理由で
「…ん、大丈夫。
何名かは上手く避けたみたいですが、腕や足を負傷したようです」
「そうか。
それなら、情報を引き出せる」
敵がいるであろう場所まで移動を開始した
目的地に着くと気絶をしている人、動けないが意識がある人と分かれていたため、拘束をしたあとに相手の情報を引き出すため尋問を始める
「答えるわけがないだろう」
「命を奪いたいわけではない、答えた方がいいじゃないのか?」
「仲間を売る訳にはいかない」
「…しかたない。捕虜として本陣へ連れて行くか」
「いいんですか?逃げたときとか情報が…」
「囲まれていた以上、こちらの位置は知られてるしな…。尋問するのもテントの中だしこちらの他の情報は渡さない。
第一、口を割らない限りは解放はしない」
まぁ、目隠しもしてもらうけどな。と続けた
「わかりました。なら、本陣へ戻るまで、私も風で小さな情報も得られないように工夫します」
「助かる」
敵兵全員に目隠しをすると本陣へ向かって歩き始めた。
地形から場所を察知されないように翔歌は風で周りを囲う
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「情報ではこの辺りのはずだが…」
「いませんね…」
騎士2名の静かな会話が微かに聞こえる
「あそこ」
森の先をじっと見つめる煌牙が薄暗い場所を指差した
「あそこがなんだ」
「光った」
「は?」
「だから、なにかが小さく光った。
それと、誰かいる。…そうだな…20人?」
煌牙の言葉を信じられない兵達は、顔をしかめつつも遠距離攻撃を仕掛けた
すると、何かにぶつかる音と共にわずかに悲鳴が聞こえた
「…本当にいたのか」
「だから、言ったじゃん」
「わかった理由は?」
「匂いと話し声?」
「…お前は獣か!!」
「人間だ!」
「「……」」
胸を張って言う煌牙に対し周りはもう何も言うまいとため息をついた
この後、戦況は此方に有利と働き勝つことはできた。
だが、煌牙、亜希羅についた兵達は怪我などは目立たないが疲労だけが目立っていた。
そして、戦においては風使いについた方が疲れない事を知った兵達であった
「…凪と組んだ方が楽だな…
情報も正確で、作戦もしっかりと聞いてくれる」
「意味不明な勘で動く事もないからな…」
そんな兵士達の落胆の会話を知る由もない4人は自分達が行った方であった事を話していた
ただ、亜希羅と煌牙の行動については翔歌と朔夜の2人は呆れるしかなかった
「お前らさ、もう少し同行した人の事、考えたら??」
「「え?何がダメだった?」」
「…ダメだわ、コイツら」
後1話




