Reset
なんとか頑張って書きました…
新居到着は来週土曜日なのですが、明日からホテル暮らしです!不安はありながらもドキドキがいっぱいです!
今までも何度か引越し経験はありますが、初めて業者さんに頼みました、荷物の制限あるのもあるので大変ですね、、、
できる限り、定時投稿がんばります!
配信が終わったあと。
少しの静けさ。
「……ワンパターン」
ユイが、ぽつりと言う。
ヒカリが、少しだけ目を向ける。
「え?」
「最近」
短く続ける。
「同じこと、してる」
ヒカリは、少し考える。
歌。
FPS。
流れも、決まってきている。
「……うん」
否定はしない。
「悪くはないけど」
「それ以上、いかない」
ユイの言葉は、静かだった。
でも、ちゃんと刺さる。
少しの間。
「……じゃあ、変える?」
ヒカリが、軽く言う。
「戻す」
ユイが、言う。
「最初みたいに」
ヒカリが、少しだけ笑う。
「最初?」
「人、少なかった時」
「……ああ」
「雑談」
一言。
ヒカリは、少しだけ考えて。
それから、頷く。
「いいね」
その返事は、軽かった。
でも。
ちゃんと前に進んでいる感じがした。
「じゃあ、次それやろ」
「……うん」
ユイが、小さく頷く。
コハクが、二人を見る。
静かに。
そのまま。
配信開始の時間。
少しだけ、いつもと違う空気。
ヒカリが、一歩下がる。
ユイが、前に出る。
一瞬の間。
「……こんばんは」
ぎこちない声。
《え》
《ユイ!?》
《珍しい》
《どうした》
コメントが、一気に流れる。
ユイは、少しだけ戸惑う。
でも。
続ける。
「今日は……雑談」
《雑談きた》
《久しぶり》
《助かる》
ヒカリが、横で少し笑う。
「ほんとに久しぶりだね」
「……うん」
視聴者数。
**260 → 330 → 410**
ゆっくり、増えていく。
でも。
空気は、少し柔らかい。
「なんかさ」
ヒカリが、ふと画面を見る。
「最初って、こんな感じだったよね」
「うん」
「コメント読んで」
「話して」
ヒカリが、少しだけ笑う。
「今はさ」
「人多くて、全部は追いきれないや」
《それでも見てる》
《大丈夫》
《今も好き》
コメントが、優しく流れる。
ヒカリが、少しだけ目を細める。
「でもね」
「ちゃんと見てるからね」
ゆっくり言う。
「全部じゃなくても」
「ちゃんと、見てる」
少しの間。
ユイが、画面を見る。
流れる文字。
拾いきれない。
でも。
拾いたいと思う。
「……じゃあ」
ユイが、言う。
「集める」
「え?」
「質問」
「まとめて」
ヒカリが、少しだけ考える。
それから。
「あ、マシュマロ?」
ユイが、頷く。
「……それ」
ヒカリが、少し笑う。
「いいね」
「それなら、ちゃんと返せる」
「うん」
ヒカリが、前を見る。
「じゃあ、次やろ」
《きた》
《送る》
《待ってた》
コメントが、一気に動く。
「いっぱい送ってね」
ヒカリが言う。
横で。
ユイが、小さく頷く。
「……答える」
短い一言。
でも。
今までより、少しだけ前に出ていた。
コハクが、二人を見る。
静かに。
そのまま。
配信は、ゆっくり続いていく。
少しだけ、最初に戻ったみたいに。




