第8話 最高のオムライス!
「おいしい...!」
思わず声が出ちゃった。
やっと食べられたオムライス、すっごくおいしかった!
ふわとろの卵に、ケチャップの甘酸っぱさ、ちょっと焦げたバターライスの香ばしさ―
これが勝利の味...!
でもなんだか、ママの料理も食べたくなってきちゃった。
「はむっ…ん〜〜、リナ、これほんとに天才の味だよ〜☆」
ノノもぴょこぴょこしながら頬をぷっくりさせてる。
周りのみんなは口々に私を褒めたたえて、お酒を飲んだり肉をかじったり。
宴会って楽しい!
でも、ちょっと落ち着かないかも...?
おなかも心も満たされたところで、ギルドに戻ることを決めた。
「リナ様!ありがとうございました!」
「また来てください!」
「いつでも食べにおいで!」
声援を浴びながら、村を後にした。
<ギルド>
「リナ様ぁぁあ!!ようこそお帰りなさいませ!!」
入り口の扉を開けた瞬間、レイラさんが絶叫しながら飛び出してきた。
なにごと!?
「討伐報告、確かに承りました!
プロミネンスランスで、サラマンダーを一撃で撃破!!
流石リナ様です!」
え、知ってたの!?情報早すぎ!
冒険者たちもざわざわしてこっち見てる。めっちゃ見てる。
あれ...?
その中にはレオンと、私をバカにしていた村の子供たちもいた。
「やべぇ、マジでリナじゃん...」
「炎魔法でサラマンダー倒すとか、聞いたことねぇぞ...」
うわ〜、すっごく気持ちいい...。
ずっと私をバカにしていた男たちが、今は尊敬と驚きのまなざしで私を見てる。
「あ、リナ様をバカにしていた冒険者は全員降格しておきました!」
「えぇ!?」
「リナをバカにしてきた罰だよ!ざまぁ☆」
なんかものずごいことになってるけど、無事に報酬ももらって、今日の依頼は完了!
「リナ様!次の依頼はいかがですか!?」
「なんだかママのオムライスも食べたくなっちゃったし、一度家に帰ります!」
「承知しました!ゆっくりお休みになってくださいね!いつでもお待ちしております!」
悔し泣きする子供たちを横目に見て、ギルドを後にした。
<家>
「パパ!ママ!ただいま!」
「おお!リナ!おかえり!無事でよかった!」
「おかえりなさい!ごはん、できてるわよ!」
「え?帰ってくるなんて言ってなかったのに、どうしてわかったの?」
「リナのことだもの。何でもわかるわよ!」
「わあ、オムライス!ママ!ありがとう!」
「リナの大好物だものね!」
「ギルドで大活躍したんだってな!今までの分も、盛大にお祝いしよう!」
え!?私の活躍、こんな田舎まで広まってるの!?
「ノノもおいで!一緒に食べよ!」
「もちろん!」
やっぱりママのオムライスは、世界で一番おいしい!




