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病弱少女のSランク魔法使いデビュー!  作者: ぺたぺたペンギン
7/8

第7話 料理店。出てきた料理が多すぎ...?

村に戻ってきた。


「案外早く戻ってこれたね〜」


「すごい...。まだ1日も経ってないのに、もうこんなに片付いてるんだ...」


まだ作業中の人もたくさんいるけど、散乱してた破片とかは綺麗になってる。

夕日の中で忙しくしてるみんなを見ると、畑で頑張ってたパパを思い出す。


「おいみんな!リナ様が戻ったぞ!」


「ほんとだ!あれ、サラマンダーじゃないか!?」


「まさか!?こんなに早く!?流石リナ様!!」


私を、みんなが歓声で迎えてくれる。

やっぱり、良いことをすると気持ちがいい。

感謝と称賛の声にニコッと笑顔を返しながら、料理店まで戻ってきた。

すると、店主がお店の前で待っていた。


「リナちゃん、さっきはすまなかったね。どうだい?うちで、食べていってくれるかい?」


笑顔で頷くと、ぱあっと笑顔になって、丁寧にドアを開けてくれた。

その辺にサラマンダーを置いて、ノノと一緒にお店に入る。


「あー!あんたたち何してんの!?」


ノノが急に声を出すから、心臓が止まるかと思った。

そういえば昔、村の子たちが窓から驚かして来た時は、本当に心臓が止まったんだっけ...。


でも、私もノノと同じくらいびっくりした。

中にあの時の男性客たちがいて、テーブルを拭いたり、厨房で忙しく動いたりしてる。


「みんな、リナちゃんに悪口を言ってしまったことを悔やんでいてね。リナちゃんが戻ったと聞いて駆けつけて、何でもいいから手伝わせてくれって言われて...」


みんな、悪い人じゃないんだ...。

私もベッドから動けなくて、パパとママにやつあたりしたことがあったっけ。

2人は何も悪くないのに、外に出たいってわがまま言って...。


「見た目で決めつけて悪口言っちゃって、ごめんね...」


「サラマンダーのせいでみんなギスギスしてたんだ...。本当にごめん...」


さっき謝ってもらったから十分なのに、みんなペコペコと頭を下げる。


「ほんとよ!おかげでオムライス食べ損なったんだから!」


「ちょっと、ノノ!」


そう言ってたしなめた。これ以上責めると、私たちが悪いような気がしてきちゃう。


「ううん、大丈夫です。気持ちは、なんとなく、わかるから...」


そういえば私、あの後パパとママに謝ったんだっけ?


「ありがとうございます!みんな、リナ様のために精一杯尽くそう!」


「「「おう!」」」


なんだか、胸があたたかくなるような気がした。


「リナちゃん、ありがとう。それじゃ、こちらへどうぞ!」


そう言って案内してくれた。


「優しいね〜、リナは」


「さっき謝ってもらったから、それでいいの」


手を洗うと、1番良い席で椅子を引いてくれた。

ちょこんと座ると、窓からラシア山が見える。

ずっと、こんなふうに窓から見るだけだったなぁ...。

私さっき、あの山で凄いことにしてきたんだ...。


サラマンダーを倒した時のこととか、ボガートが砂を吐き出してたこととか、ノノとおしゃべりしながら料理を待つ。

愚痴を言えばノノも怒ってくれたし、楽しかったことを話すとノノも笑ってくれた。


「リナちゃん、ノノちゃん、おまたせ」


呼ばれて振り向いてみると、店中のテーブルを集めてものすごい数の料理が並んでた。

これ... 私が100人いても食べきれないかも...?


「普段はこんなことしないんだけど、特別だよ!好きなだけ食べて!」


「わー!やるじゃんオッサンたち!」


ノノは目を輝かせてご機嫌だけど...、


「ちょ、ちょっと、私たちだけじゃ食べきれない... かも...?」


「食べきれなくても大丈夫だよ。好きなものを好きなだけ食べて欲しいんだ!」


うーん...。ノノもあごに手を当てて悩んでる...。


「もしよければ、みんなで一緒に... 食べませんか?」


「いいね!さすがリナ!天才!」


みんなが顔を見合わせて、


「いいんですか!?」


と言ったから、笑顔で頷いた。


「みんな呼んでくるよ!先に食べてて!」


「今夜は宴会だ!」


あれ...?思ってたより、大げさなことになっちゃったかも...?

まあ、ノノも笑顔でハシャいでるし、これでいっか♪


人生で初めての宴会が始まる―






次回: オムライス

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