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-転生奇譚- リンカネーションストーリー  作者: 彼岸花
第九章:波乱続きの航路
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第百三十話:孤闘、共闘

 「オオォォ…オオォォ…!」


 黄泉の使者(ヘルサーヴァント)は怒っていた。

 肩をいからせては髑髏の口から白い息を吐き、呪詛の言葉を思わせるような怨嗟の声を上げている。


 「へへっ…奴さん、相当おかんむりの様子だな…」

 「…うう…、私は一体…、…あの魔物は…?」


 魂を取り戻したアリーシャが目を覚ます。

 気絶していた為に状況が呑み込めず、彼女は周囲を見回すと、黄泉の使者の姿を認める。


 「大丈夫かアリーシャ」

 「ええ、気を失っていた様で。クローディア様を庇って突き飛ばした所までは覚えているのですが…」

 「お前さん、あの魔物の大鎌で斬られて魂を狩られてたんだぜ。まだ意識がはっきりしねェだろ、ここは俺らに任せて一旦退がってな」

 「兄様、アシュレイさんも魔素欠乏を起こしてます。一緒に退がってもらった方がいいでしょう」

 「私も闇魔術じゃ相性が悪すぎるし、足手まといにならないように二人を連れて退がってるわ。…さっきよりもかなり禍々しい雰囲気よ、気をつけてね」

 「…嬢ちゃんの言う通り、俺もこれ以上は戦えねぇし大人しく退がってるぜ。ここはあんたらに任せる、…頼んだぜ」


 クローディアはアシュレイとアリーシャを連れて船室へと向かう。


 「二人とも大丈夫?」

 「歩くだけなら何ともねぇさ、ちょいと頭はクラクラするが、な」

 「私も歩くだけなら問題ありませんが…っ!クローディア様、前をっ!」


 黄泉の使者は突然姿を消したかと思えば"逃さん"、と言わんばかりにクローディア達の前に姿を現わし右手に持つ大鎌を振りかぶる。


 「くっ、回り込まれた…!?」


 無防備な状態で襲い掛かられ、立ち尽くすクローディア達。

 しかしその瞬間、風を纏った矢が暗闇を突き抜け黄泉の使者を貫く。

 魔力障壁によって無効化される事無く、黄泉の使者の靄のような身体を穿つと大きく怯み、攻撃しようとする手を止める。


 「僕のことも忘れないで欲しいな。君の相手は僕達だよ」


 フォルクは闇の中からそう言って現れると、怯んだ黄泉の使者に二射、三射と追撃を重ねる。

 その度に黄泉の使者の身体にはぽっかりと大穴が空き、更に怯む仕草を見せていた。

 

 「さぁ今の内に船内へ!」

 「助かったわフォルク。…さぁ急いで船室へ向かいましょう!」


 フォルクの援護によって事なきを得るとクローディアの言葉に二人は頷き、船室への階段を駆け下りる。

 それを見届けた俺達はいよいよ黄泉の使者との決着へと乗り出した。


 「どうやらカンテラが魔力障壁を発生させていたみたいだな」

 「ああ、これでやっとまともに戦える…!」

 「消えるのが厄介ですね、巻き込まれない様に気をつけて下さい」

 「攻撃は私が引き受けますわ、皆さんあまり離れすぎないようにお願い致しますわ」

 「皆の死角は僕がカバーする、思う存分戦って!」


 黄泉の使者は狩りの邪魔をした俺達を睨んでいる。

 しかし、この戦いに参加しているのは俺達だけではない。


 『今ゲロッ!』

 『セオドアさん達に気を取られ過ぎですケロ。次弾、撃てッ!』


 ゼネルとブルックの号令が響き、再び黄泉の使者に対していくつもの魔砲が一斉に火を噴いた。

 狙い澄ました砲撃が次々と黄泉の使者に襲い掛かり、轟音と共に爆炎が黄泉の使者を包み込む。


 『全弾直撃ですケロ』

 『やったゲロッ!?』


 確かに魔砲の砲撃は全弾きっちりと直撃していた。

 しかし黄泉の使者から発せられる背筋が凍り付く様な禍々しい悪寒は未だ拭われない。

 魔砲の弾の爆発が残した煙がゆっくり晴れ、甲板上の全員がその砲撃の効果に注目していた。


 「油断するんじゃねぇぞ…」

 「勿論。ですが、敵の姿が確認出来ない以上、背後の警戒はお願い致しますわ」

 「ああ、一瞬で移動してくる以上、いつ現れるかわからない。フォルク、奴の状態はわかるか?」

 「爆発の残響でまだわからないな…。間も無く止んでくれるとは思うんだけど…」

 「…、来ます!正面の煙の中からっ、氷属性の魔術ですっ!」


 クリスが魔素の流れに感付き、声を上げて周知させる。

 アンリはそれを聞き付け大楯に魔法障壁を張ると、先頭に立って防御を固める。

 そして次の瞬間、煙の中を突き抜けて氷柱状の氷塊の雨霰がこちらに目掛けて放たれた。


 「…っ、これはっ…!」


 立て続けに放たれる氷塊にアンリの大楯に張られた魔法障壁は直ぐに効力を失ってしまうと、打ち付けられた氷塊が大楯を伝ってアンリの腕を凍らせる。


 「…このっ…!」

 「まずいっ、アンリがっ!」

 「アンリさんそのままっ!私が補助しますっ!」

 「…!…助かりますわクリスさん」


 クリスはアンリの背中に付くと、その後ろからアンリの全身に新たな魔法障壁を重ね、それと同時にアンリを覆おうとした氷が剥がれ落ちる。

 俺達はアンリの大楯に護られていた為、無傷でやり過ごす事ができたが、後方にいる即席で構成された魔砲部隊からは悲鳴の様な叫び声が上がる。

 しばらくの間続いた氷柱の雨霰はやがて勢いを落として止み、アンリは防御を解く。


 「ふぅ…何とかなりましたわね…」

 「…いや、俺達は、だ。後ろはそうでもねェ…」

 

 レオの言う通りに俺も後方にいたブルック達の方へ顔を向ける。

 そこには自らの身を呈して黄泉の使者の魔術から船員達や商人達を庇い、氷漬けになったブルックの姿があった。

 

 『せ…船長…』


 目の前で氷漬けとなったブルックを前にゼネルは尻餅をついたまま茫然と呟く。

 他の船員達もゼネルと同様に変わり果てた姿となったブルックにただ立ち尽くすばかりである。


 『…っ野郎ッ!』


 同胞をやられた怒りを以って、レオは鬼の様な形相で黄泉の使者を振り返るが、煙の中にいた奴は既に姿を消し、行方をくらませていた。


 『絶対に仕留めてやるッ、出てきやがれッ!』


 激昂したレオは全身の毛を逆立てては剥き出しの爪と牙を光らせている。怒りゆえか言葉すらも獣人語に戻っている程だ。

 彼は目を見開き、耳を澄ませて周囲を忙しなく警戒し、黄泉の使者の出現を待っていた。

 

 「レオッ、上だ!ブルック船長にトドメを刺すつもりだ!」


 レオの頭上に姿を現した黄泉の使者は大鎌を振り上げてブルック目掛けて振り下ろそうとしている。


 『させるか…よォッ!』


 レオは力強く甲板を蹴ると大きく跳躍し、黄泉の使者の大鎌に爪を引っ掛けた。

 これには黄泉の使者も流石に面食らったのか慌てて攻撃目標をレオへと変更し、その大鎌で引き裂こうと腕を引く。

 

 『そう簡単に仲間を殺せると…思うなよッ!』


 黄泉の使者が引き裂こうとする鎌を力任せに逸らし、攻撃を掻い潜るとレオは黄泉の使者の頭を掴み、甲板に叩きつける。


 『今の内にブルック船長を船室に!まだ生きてるかもしれない、すぐに対応してくれっ!』


 俺は船員達に指示を出し、氷漬けとなったブルックを船室へ運ぶ様に伝える。

 氷漬けとなった人間が直ぐに死んでしまうのかはわからないが、何もせずにそのままで放置すれば間違いなく死んでしまうだろう事だけは容易に想像できる。


 『そ…そうですケロ…!船長を船室にっ!何としても死なせてはいけないケロッ!』


 我に返ったゼネルは周りを囲む船員や商人達に指示を飛ばす。

 当然、先程の黄泉の使者の氷魔術の被害を受けたのはブルックだけでは無く、船員や商人達にも手や足を凍りつかせた者は何人もいる。

 だがブルックが身代わりにならなければ被害はこれだけでは済まなかった事は言うまでもない。

 彼らは凍て付いた手や足を引き摺りながらも自分達を救ったブルックを死なせまいと、恩人の救出へ素早く動き出した。


 怒りで全力を発揮し続けるレオは真魔光珠の力も相まって、全身に魔素を漲らせており、カンテラを破壊され魔法障壁を張れなくなった黄泉の使者を素手で掴んでしまうまでになっている。

 落下しながらレオは両手を組み、甲板で突っ伏した黄泉の使者の背中へと振り下ろすと黄泉の使者は海老反りになり、その後もレオの殴打、爪による斬撃を立て続けに浴び、まさに怒涛の攻めをひたすらに食らい続けていた。

 だが黄泉の使者も不死種の特性を備えているだけあり、魔素を帯びたレオの怒涛の攻めを受け続けてなお浮かび上がり、鎌を構える。


 『はぁ…グルルッ、グオオォォァァッ!』


 黄泉の使者が鎌を構え直す瞬間、レオは文字通り獅子吼を浴びせると、空気を揺るがす様な咆哮に黄泉の使者は思わず怯んでしまう。


 「圧倒はしてる。…けれど魔生物種の特性も持ってる相手だからいまいち決め手に欠いてるみたいだね。流石にあそこまで派手に動かれるとこっちとしても誤射が怖いよ」

 「ああ、ただレオもほとんど休みなく攻めてる以上、どこかで隙を見せてしまうと思う。その時は…」

 「勿論わかってるさ。それよりもブルック船長は大丈夫なのかな…」

 「どうでしょう…、ですが今の我々の使命はあの魔物を討つ事ですわ」

 「ええ、心配ではありますが今は我々の役目を果たしましょう」


 怒りに任せて攻め続けるレオに加勢をしたい所ではあるが、嵐の様なレオの動きに近づけずにいた。

 不用意に近づけば巻き込まれる可能性も否めず、魔術や弓矢による援護も誤射の危険を考えれば迂闊には動けない。

 俺達は今はレオの攻撃を静観し、援護に入る瞬間に備えているばかりだ。


 レオの攻撃は尚も続く。

 黄泉の使者は打撃が通り難い様だがレオの怒涛の攻めによって確実に体力を奪われており、ボロボロの黒衣や漆黒の翼から薄く黒い靄を撒き散らす様になっていた。

 心なしか、その姿も時折薄くなったり、歪み始める様にもなっている。


 『ハァ…ハァ…!』


 レオが牙を剥き、黄泉の使者の喉笛へと喰らい付く。

 人や一般的な魔物とは異なり致命的な攻撃とはならないが、レオはその状態から黄泉の使者を振り回し、甲板やマストへ何度も叩きつける。

 黄泉の使者は為す術も無く攻撃を受け続けており、俺達はこのまま倒しきれてしまうのではとすら思える程だ。

 そしてレオは黄泉の使者を投げ捨てると、太い右腕を振り上げて追撃を仕掛けた。


 『…トドメ…だァッ!』


 仰向けに倒れる黄泉の使者をレオの爪撃が襲う。

 振り下ろされたレオの剛腕は堅い木を裂く音を立て甲板を抉った。

 しかしレオは気付く。

 レオの振り下ろした爪は黄泉の使者には当たる事無く、ただ甲板を抉っていただけだった。


 『…何っ…!?』


 倒れたままの黄泉の使者はレオの爪が振り下ろされる寸前、姿を消して即座に背後に回ると砕け散ったカンテラを手放し、大鎌を両手に大きく振りかぶっていた。


 『チィッ…!』


 レオの背後から黄泉の使者の大鎌が迫る。

 レオは回避の出来ない背後からの攻撃に歯を食いしばり、悔しさを滲ませるような表情となっていた。

 黄泉の使者が大鎌を振り抜くと、そこに鳴ったのは太刀音ではなく鋭い金属音。

 黄泉の使者が大鎌を振る寸前、アンリが間に入りレオに振り下ろされる大鎌を防ぎ止めていた。

 アンリが黄泉の使者の大鎌を防ぐと同時に三本の矢が立て続けに黄泉の使者の側頭部を捉える。

 更にクリスの魔術による爆発が黄泉の使者を襲い黒煙を上げて怯むと、俺は騎士剣を振り下ろし黄泉の使者を斬り飛ばした。


 「これで僕達に貸し、一つずつだよ」

 「元々相性の悪い相手ですのに無理をするからですわ」

 「もう少し私達を頼ってください」

 「そういう事だ。少しは頭を冷やせ、レオ」


 俺達は四人でレオの背後に立ち、背中越しに彼に言葉をかける。

 レオは胡座をかくと顔を伏せてたてがみに覆われた頭を掻いた。


 「…悪ィ、頭に血ィ登っちまった。そうだよな、俺達ゃパーティー、なんだよな…」


 落ち着きを取り戻したレオは立ち上がると俺達に並び立ち、爪を構える。

 吹き飛ばされた黄泉の使者は起き上がり、忌々しそうに紅く揺らめく眼で此方を睨みつけていた。

 レオの猛攻を受けて既にボロボロではあるがまだ俺達を仕留める事を諦めるつもりは無いらしい。


 「…さて、死神退治と行こうか!」


 構えた俺達を睨みながら、黄泉の使者は頭上に鎌をかざすと掌で回転させる。

 左手の人差し指で此方を指差すと、その指先から先程の氷柱状の氷塊を放ってきた。


 「ここは私が…、"火炎放射(フレイムスロワー)"!」


 クリスは両手を前に、迫る氷塊の霰に対して強力な火炎放射を見舞う。

 威力は同等、氷塊の霰と火炎の奔流は相殺し合い、渦を巻いて消え去った。

 そこに切り込んだのはレオだ。

 魔術を放ち終えた隙を一気に間合いを詰め、黄泉の使者に迫る。


 「ウオォッ!」


 レオの爪撃に合わせ、黄泉の使者も大鎌を振るい対抗する。

 凶悪な大鎌の一撃を恐れる事もなく、レオは爪でその一閃を弾きながら黄泉の使者を攻め立てていた。

 一進一退の攻防が続くが、黄泉の使者が姿を消しレオの背後に回った瞬間、一本の矢がその状況を覆さんと放たれる。


 「僕の役目は…、一瞬の隙を突いて大きな隙を生み出す事さ!"衝撃射(インパクトショット)ッ!」


 レオが体を屈めて大鎌の一閃を躱した瞬間をフォルクは狙っていた。

 強烈な衝撃を孕んだ矢が黄泉の使者の片手を弾くと黄泉の使者は大きく振り抜いた鎌に引っぱられる形で身体を泳がせてしまう。

 

 「アンリ、俺が前に出る。バックアップ、任せたぞ!」

 「お任せをっ!」


 俺とアンリはフォルクの矢を合図に黄泉の使者に向かって駆け出していた。

 身体を開き、大きく隙を見せた黄泉の使者に対して騎士剣を身体に巻くように振りかぶり、力強く甲板を蹴り出す。


 「ここだっ!」


 身体を捻りながら振りかぶった騎士剣を振り抜くが、黄泉の使者は再び忽然と姿を消す。

 だが、行き先は知れており背後で後詰めに回っていたアンリが大槍を構えていた。


 「読み通りですわねっ!喰らいなさいなっ!」


 アンリは構えた大槍を突き上げると、俺の背後に回った黄泉の使者に穂先から爆風を発生させて上空へと打ち上げる。


 「今度は仕留めるっ…!"空歩法(エアステップ)"ッ!」


 足に風を纏わせて空を駆け上がり、俺は打ち上げられた黄泉の使者を追う。

 先程の攻撃は躱されてしまったが無防備に吹き飛ばされた今なら攻撃は当たるはずだ。

 再び上空へ騎士剣を薙ぎ払い、黄泉の使者へ攻撃を仕掛ける。


 「何っ!」


 再び黄泉の使者は姿を消しては俺の背後に回る。

 立場が入れ替わり、今度は俺が斬り上げられる形となってしまった。


 「しまったッ…!」


 黄泉の使者は禍々しい笑みを浮かべ、大鎌を振りかぶる。まさに絶対絶命の状況だ。


 「──なーんて、言うと思ったか?」


 黄泉の使者の大鎌が振り抜かれる瞬間、俺は空を蹴り体を入れ替えて宙返りするようにして大鎌の一閃を躱す。


 「そう何度も同じ手は食うかっ!」


 間髪入れず宙返りの動作と共に、黄泉の使者の髑髏の顔面を斬りつけると、返す刀で剣を振り下ろして甲板へと叩き落とす。


 「クリスさん、今ですわっ!」

 「ええ、ここで仕留めますっ!"束縛光陣(ライオットフォトン)"ッ!」


 甲板に叩きつけられた黄泉の使者に対してクリスが魔術を放つと、十重二十重の光の陣が黄泉の使者を囲み縛り付ける。

 

 「これで終わりだっ!」

 「もう逃げられねェぞッ!」

 「滅びなさいなっ!」

 「狙い撃ちだよっ!」

 「"魔力付与(エンチャント)聖剣(ホーリーセイバー)"ッ!」


 クリスの魔力付与が俺達四人に施され各々の武器に白光が宿ると、聖なる光を帯びた攻撃が黄泉の使者を捉える。

 更に聖なる力によって苦しむ黄泉の使者を縛り付けた光の陣はそれに呼応する様に白光が閃めかせると黄泉の使者を塗り潰すように光を増幅させていった。


 「オオ…オオォォ……」


 広がる白光は徐々に黄泉の使者の黒い身体を侵食し、やがて黄泉の使者は掠れた唸り声を上げながら光の中へと霧散する様に消えていく。

 光が収まるに連れ、黄泉の使者の縦に割れた髑髏の面が再び顔を出すとその場に軽い音を立てて落ち、砂のように崩れると、突然吹いた潮風に攫われていってしまった。


 「強敵だったな…、…ん?」


 一人、肩で息をしていたレオは呟くと返事が返って来ず、疑問に感じてゆっくりと振り返る。

 俺達は無言で右手を上げたままレオを見つめていた。


 「…ああ、違うな。俺達(・・)の前じゃあ、大した相手じゃなかった、だなッ!」


 レオがそう言い直す。

 そして乾いた快音が四回、甲板の上で鳴り響くと、俺達の戦闘の勝利を船上に知らせた。

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