第百二十九話:嗤う死神
「大丈夫かっ!?」
「私は平気、だけどアリーシャが私の身代わりに…」
クローディアの腕によって身体を起こされたアリーシャだが、目を瞑ったまま力無く首を反らせている。
「っ!? アリーシャッ!」
「おいおい…、随分と禍々しい奴が出てきたじゃねェか」
「"黄泉の使者"だな…。魂の狩人達の親玉だ、その女もそいつにやられたらしい」
先行していた俺を追ってきたクリス達が到着し、照明弾の光が届かない暗闇の靄の中から現れる。
クリスはアリーシャの状態に驚き、レオとアシュレイは魂の狩人達を纏める黄泉の使者を睨んでいた。
「…よくもアリーシャをっ!"紅炎"ッ!」
感情に任せてクリスは最大威力で炎属性の上位魔術"紅炎"を放つ。
真紅の炎が呼び出され、黄泉の使者へと放たれるが、黄泉の使者は薄ら笑いを浮かべながら左手に持つランタンをかざすと、唸り声と共に身体の周りに靄を発生させる。
紅炎が黄泉の使者を飲み込もうとした瞬間、真紅の炎は黄泉の使者が纏う靄の前に霧散し消えてしまった。
「無駄だな。奴は"魔法障壁で魔術を受け付けねぇ。まずはそこからどうにかしねぇとな」
「じゃあ直接ブン殴るまでだッ!」
冷静に黄泉の使者の能力について説明するアシュレイの横をレオが突っ切り、握りしめた拳を黄泉の使者にむけて振りかぶる。
しかし、レオが振り抜いた拳は黄泉の使者の身体をすり抜けると、ゾッとする様な風切り音を立てて空振りし、レオは勢い余って甲板を転がってしまった。
「魔素を纏わせても攻撃が通らない…?」
「黄泉の使者の魔法障壁が特殊なんだろうな、魔力付与の効果も掻き消しちまうそうだ。だからあの魔法障壁をどうにかしねぇとそもそも戦いにすらならねぇぞ」
「フォッフォッフォッ…」
「気をつけろ!奴の攻撃が来るぞっ!」
黄泉の使者が低い笑い声を上げながら大鎌を持つ右手の人差し指を立て、左手のランタンをゆっくりと揺らす。
アシュレイはそれを攻撃の予兆と察すると周囲に注意を呼び掛けていた。
黄泉の使者が揺らすランタンが止まると、立てていた指先が青白く輝き、それと同時に雪がちらつき始める。
降り出した雪は間も無く勢いを増すと、強風を伴って吹き荒れ、俺達を凍て付かせた。
「…くっ、"大吹雪"かっ…!」
「…早くっ…止めないと体力がっ…!」
「…チッ、厄介な…!」
「…どうにか止めないと、…アリーシャも本当に死んじゃうわ…!」
凍て付く吹雪は俺達の体温と共に体力をみるみる奪っていく。
まだ防御を固める事の出来る俺達はいいが、魂を刈られ意識を失っているアリーシャは無防備に体力を奪われている。このままでは意識を失ったままアリーシャは本当の死へと追いやられてしまう。
「…効きゃしねェッ!」
猛吹雪が吹き荒れる中、黄泉の使者の身体をレオの爪が引き裂く。
レオは獅子人種である為に分厚い毛皮とたてがみを持っており、寒さに対する耐性を備えていた。
黄泉の使者はレオに引き裂かれると霧散し、それと同時に吹雪は収まった。
「よし…吹雪が止まった…」
「やったのかしら…」
「油断はするな。黄泉の使者は魂の狩人みてぇな雑魚じゃねぇ。今ので仕留められたとは思えん」
「姿は…見えませんね」
「ああ、手応えがねェのは魂の狩人と同じだがさっきからまだ悪寒が止まらねェ、まだ仕留められてねェってのは間違いねェだろう。まだ近くにいる筈だ、気をつけろ」
俺達は姿の見えぬ黄泉の使者を探し、辺りを見回すがその姿は見つける事は出来ない。
だがレオは野生の勘が働くのか断定までは出来ないものの、確実に気配を感じていた。
「チッ、いい加減出てきやがれってんだ!」
「俺達の隙を伺ってるんだろう、炙り出せればいいんだがな…」
「姿が見えないんじゃどうしようもないぞ…」
「でも確実にいるんならどこかから見てるのよね…?」
「…!成る程、皆さん目を瞑って下さいっ!」
クリスはクローディアの言葉を聞いて何かに気付いたらしい。
クリスの指示が耳に入ると俺達は目を覆う。
「"聖光閃"ッ!」
クリスはその手から直視できない程の激しい光を放つ。
「うおっ…!」
「…っ、成る程…!」
「グオオォォ…」
激しい光に晒され俺達も一瞬怯んでしまうが、先んじて目を覆っていた為、視界を奪われる程ではない。
そんな中、俺達の中の誰のものでもない呻き声が聞こえてくる。間違いない、黄泉の使者の呻き声だ。
クリスの聖光閃の光が止み、目を覆っていた腕を退けるとそこには目を眩ませて怯む黄泉の使者の姿があった。
視界を奪われた黄泉の使者はランタンを持った腕で目を擦り、近づくなと言わんばかりに大鎌を振り回している。
「今だッ!」
「野郎ッ!」
〈紅蓮の焔よ 総てを貫く槍と成りて 仇為す敵を穿て "炎槍"〉
「私じゃ大した攻撃は出来ないけど…!」
「"魔力誘導弾"ッ!」
怯んだまま鎌を振り回す黄泉の使者へと一斉に攻撃を仕掛ける。
俺とレオは魔素を纏わせた攻撃を、クリスとアシュレイは炎属性と光属性の魔術による攻撃を、クローディアはポーションの入った瓶を投げ付ける。
「くっ、ダメか!」
「捉えたハズだが…、クソッ!」
「…魔術も効いてませんね、魔法障壁に防がれてます」
「やれやれ、光明も見えてこねぇな…ん?」
俺達の攻撃は悉く黄泉の使者には通用せず、すり抜けてしまうか魔法障壁に防がれてしまっていたが、ただ一つ、黄泉の使者は異なる反応を示す攻撃があった。
「見て!あいつ苦しんでるわ!」
クローディアの投げたポーションの飛沫を浴びた黄泉の使者は白煙を上げて苦悶の表情を浮かべていた。
魂の狩人と同様不死種の特性を持っているが故だろう、黄泉の使者も回復する効果が逆転しているようだ。
「…だったら、喰らえっ!"大治療ッ!」
回復効果が逆転するのならば治癒魔術も効く筈、そう思い俺は治療魔術を黄泉の使者に向けて放つ。
しかし、やはり黄泉の使者が身に纏う魔法障壁の前に魔術は打ち消されてしまう。
「…ダメだな、幾ら治癒魔術でも魔法障壁に防がれてる」
「ポーションは効いてるみたいですが…」
「アリーシャの持ってた革袋の中にまだ五本入ってたけど…」
「今のを見る限りじゃそれで倒しきれるか怪しい所だな」
「チッ、なんか方法はねェのか!?」
黄泉の使者にポーションは有効だ。しかし、苦しんでいる割には身体から少し白煙を上げていただけですぐにその白煙も止まってしまっていた。
たった五本程度で撃破に至れるのかと言えばまず無理だと俺達は頭で理解しており、結局再び弱点を探す必要があると判断する。
しかし、その間に黄泉の使者は目を覆っていた腕を戻して再びランタンを揺すり始めていた。
「また魔術が来るっ!」
「ダメだ、止める手立てが無ェッ!」
黄泉の使者のランタンが青白い光を妖しく灯し、そこから一雫の水が此方に向けて放たれる。
放たれたのは先程の大吹雪と同様、氷属性の上級魔術である"氷河の一滴"。
凝縮された魔力から生み出された一滴の水が弾けると同時に広範囲を氷に閉ざす魔術で生身での防御はまず不可能と言える強力な魔術だ。
「チッ、俺が受けるっ!退がってろ!」
レオは氷属性に対する耐性を備えている事から自ら氷河の一滴を受けようと先頭に躍り出る。しかし、その更に前に氷河の一滴を受け止めようとする全身鎧の影が躍り出る。
そんな人物は他にはいない、氷河の一滴から俺達を護る為に颯爽と現れたのはアンリだ。
「待てっ、アンリッ!その防具じゃ氷属性の魔術はっ…!」
俺の制止も最早間に合わず、アンリは構えた盾で氷河の一滴を受け止める。
そしてその瞬間、弾けた雫から氷が迸るとアンリを起点に御神渡りの様な氷塊がその背後へと伸びてゆく。
「アンリッ…、何て無茶をっ…!」
氷河の一滴を受け止めたアンリは盾と鎧の前面まで氷に覆われ、微動だにしない。
いや、凍りついてしまったと言うべきだろうか。
アンリの後ろにまで伸びた氷が音を立てて崩れ、甲板や海へと落ちてゆく。
その跡には盾を構えたままのアンリが立ち尽くしていた。
「アンリ…このォッ…!」
「待ってください兄様ッ…!」
アンリが倒され、頭に血が上った俺は叫ぶより先に足を踏み出す。
しかし、それに気付いたクリスは俺の腕を掴んで制止していた。
「落ち着いて下さい兄様っ!頭に血が上ったまま仕掛けても先の二の舞ですっ!」
「アンリがやられたんだぞっ!? 黙ってられるか…、いてっ!?」
叫ぶように俺を止めるクリスにがなり立て言い返すが、その様子を見ていたレオが俺に拳骨を振り下ろす。
「クリスの言う通りだ、仲間想いなのはいいがちったァ落ち着け。相手に合わせて対策練りながら戦うのがお前だろうが、それに…」
「ああ、今の魔術を肩代わりしたお前の仲間は死んじゃいねぇ。ピンピンしてるよ」
「えっ…?」
氷河の一滴を受け止めたまま沈黙していたアンリは氷の軋む音を立てながら構えを解くと、兜を覆っていた氷を振り払う様に首を振る。
「ふう…何とか防げましたわね…」
「アンリッ、大丈夫かっ!?」
アンリが安心した様に白い息を吐く中、俺は彼女に叫ぶ様に無事を確認する。
「ええ、この通り。セオ様、お忘れですか? 私も魔法障壁を使える事を。尤も、防げるかどうか自信はありませんでしたが無事防げた様で一安心、というべきでしょうか。それよりもセオ様、敵が来ますわ!」
「…させるかっ!」
アンリは返答を返しながら黄泉の使者の攻撃の気配を感じ取ると、再び盾を構える。
しかし、俺はアンリの前に割って入ると黄泉の使者が振り下ろした大鎌を受け流した。
攻撃を受け流された黄泉の使者の振り下ろした大鎌が地面に刺さると、そのまま間髪入れずに青白い火を灯したカンテラをかざし、氷針を生み出しては俺とアンリに対して撃ち出す。
「その程度っ…!」
騎士剣で氷針を叩き落とし、隙だらけの黄泉の使者に対して全力の一振りを繰り出すもやはり剣は身体をすり抜けてしまう。
勿論魔力付与も行なってはいるが黄泉の使者に当たる前に効果を失っている様で、黄泉の使者に刀身が当たる一瞬だけただの物理攻撃となってしまっている様だ。
「どうすればっ…どうすればいいっ…!」
「そういう時は一度間合いを取って態勢を整えるべきですわ。落ち着いて考えなければ攻略の糸口は見えて来ませんわよ」
「…そうだな、一旦間合いをとろう…」
アンリの助言で冷静さを取り戻した俺はアンリと共に後退し、黄泉の使者の動きを観察することにした。
俺とレオは隙を見て攻撃を仕掛けてみるがやはり相変わらず攻撃あたる寸前で魔素を絡めた攻撃は無効化されており、クリスとアシュレイも魔術で応戦しているが此方も魔法障壁によって完全に無効化されている。
「クリス、どう思う?」
「攻撃時にはあのカンテラに魔素が集まっている様に見えますが実際に放つ時は指先や、カンテラ自体からも放ってきていますね…」
「鎌の一撃も厄介だな。流石に素手じゃ受け切るのは難しい、俺も剣が使えるんだったら受け流すンだが…」
俺もレオも黄泉の使者の大鎌の攻撃に晒されてはいるが、大振り故にほとんど受け流すか躱すかで紙一重を避けている状態だ。
しかし、クリスの言葉とレオの言葉で俺はある事に気付く。
「なぁ、そう言えばあいつ、大鎌は実体があるよな」
「…? …そりゃお前だってその剣受け流してるんだし、そうじゃないと受け流せないだろ」
「じゃああのカンテラはどうだ? 俺達はずっと本体と大鎌ばかりに気を取られてたけど、あのカンテラには見向きもしてなかった筈だ」
今まで特にカンテラだけを避ける素ぶりも無く気にも留めていなかったが、考えても見ればそれは俺達が見向きもしていなかった為にそうしていたのではないかと予想する。
「…試してみるべきだな」
「クリス、アシュレイさん、援護を。アンリは二人を守ってくれ。俺とレオでカンテラを攻撃してみる」
「援護はお任せ下さい、兄様」
「いいだろう、任せてろ」
「心得ましたわ、お二人共お気をつけて」
「よし、やるかッ!」
カンテラへの攻撃を仕掛けると決めてレオは指を鳴らす。
これでダメならばもうどうしようもないだろう。
ポーションでも掻き集めて奴に投げつける以外に対処法は無い。
「もう待ってられねェ、セオッ、先に仕掛けるッ、合わせろ!」
レオは手を開閉しながら黄泉の使者に突っ込むと、薙ぎ払う大鎌を飛び越えて奴が左手に持つカンテラへと迫る。
そしてレオが爪を振り上げ、カンテラへと攻撃を仕掛けると黄泉の使者は左手を引いてカンテラを攻撃から守っていた。
レオに続いて俺もカンテラに向けて剣を振り下ろすが、黄泉の使者は黒い翼で大きく羽ばたくと、大きく後退して攻撃を回避する姿を見せている。
「セオ、今の見たよな?」
「ああ、今まで攻撃を避けようとしなかった奴が急に攻撃を躱しはじめた。間違いない、あのカンテラが奴の弱点だ!」
今まで攻撃を躱す素ぶりも無く、すり抜ける身体を守る仕草も無かったが、遂に黄泉の使者は明らかに回避する動きを見せている。
それは奴のカンテラが弱点である事の証左に他ならない事を物語っていた。
しかし黄泉の使者も自身の弱点を気取られてしまったのを確信したのか、カンテラを天高く掲げ、掠れた唸り声を上げ始める。すると、他の船員や商人達を襲っていた魂の狩人達が一斉に黄泉の使者の元へと集まってくる。
「コオオォォ…」
「…オオォォ…」
「へっ、今更仲間を呼び出すとはな」
「ああ、だが関係ない。狙うはただ一点、奴のカンテラだ」
『ちょっと待つゲロー!』
背後からブルックの声が聞こえ、振り向くと船内から続々と魔砲を構えた船員や商人達が続々と現れる。
彼らは対魂の狩人用の装備を整える為に船内へと逃げ込んでおり、漸くそれが終わったのか数人一組で魔砲を構えている。
『遅れて申し訳ありません、私達も援護しますケロッ!』
『照準合わせっ、ってェーッ!』
船員や商人にが構えた魔砲が火を吹き、次々と黄泉の使者や魂の狩人達に向けて砲弾が放たれる。
魔石の力を利用した砲弾は次々に着弾しては様々な属性の爆発を引き起こし、魂の狩人達を吹き飛ばしていった。
だが当然ながら魔法障壁で守られている黄泉の使者には一切の効果は無く、俺達を睨み続けている。
『ゲロッ、大物が残ってるゲロッ、次弾装てー…』
『ブルックさん、援護は十分ですっ!奴にはまだ攻撃が通じません、退がってくださいっ!』
「兄様、黄泉の使者の魔術がきますっ!」
「オオォ…!」
「チィッ!野郎、仲間と客に手ぇ出す気だな…!」
黄泉の使者の持つカンテラに不気味な黒い明かりが灯る。
まるでなにもかもを吸い込む様な黒い明かりは激しく輝き、その輝きから今まで以上に強力な魔術が放たれる事が窺える。
〈間に合えよ… 光さえ呑み込まん邪悪なる暗黒の門 今こそ此処に開きー〉
アシュレイは黄泉の使者が放とうとする魔術に対抗する為に魔術の詠唱を始めるが、先に魔術の準備を始めた分黄泉の使者の方が先手を取ろうとしていた。
しかしその瞬間、黄泉の使者に向けて瓶が投げつけられる。
ポーションの瓶が黄泉の使者の前で弾けると今まさに魔術を放とうとしていた黄泉の使者は怯み、一瞬魔術の発動を遅らせた。
〈これでどうかしら!〉
〈へっ、上出来だ! 全てを飲み込め! "魔吸門"ッ!〉
黄泉の使者が怯んだ事でアシュレイの魔術の詠唱が黄泉の使者の魔術の発動に間に合う。
黄泉の使者の魔術が発動すると背後から無数の漆黒の槍が空間を引き裂いて現れる。
漆黒の槍は魔砲を撃っていた船員や商人達に向けて放たれるが、黄泉の使者と商人達の間にはアシュレイが発動させた魔吸門がこれまた空間を引き裂いて口を開き、商人達の残していった商品も含め、黄泉の使者が放った漆黒の槍を一つ残らず吸い尽くしてしまった。
〈ハァ…何とか間に合ったがもう魔素がカラッケツだ…!〉
強力な魔術を発動させたアシュレイは魔素欠乏でその場に跪くが、黄泉の使者は未だそんな様子はない。
淀んだ魔素である瘴気そのものである魔物は伊達ではなく、どこか余裕さえ感じる程だ。
黄泉の使者は再びカンテラを掲げ、魔術の準備に入っている。その視線は魔素欠乏でうずくまってしまったアシュレイに向けられている。
「これ以上好きにっ…!
「させるかよっ!」
俺とレオは黄泉の使者が掲げたカンテラに再び攻撃を仕掛けるが、黄泉の使者はカンテラを動かしては此方の攻撃を躱す。
「なろっ、いい加減にあたり…やがれェッ!」
レオの大振りの爪を身体と腕を大きく逸らし、黄泉の使者はうまく攻撃を躱す。
次第にカンテラには青白い光が灯り、魔術の準備が始まろうとしていた。
「…見つけたよ!これならどうかなっ…!」
暗闇から小さく零す様な声が聞こえると同時に一本の矢が照明弾の範囲外、暗闇の中から飛び込むと黄泉の使者のカンテラを貫いた。
矢に貫かれたカンテラは砕け散り破片の飛び散る音と共に内包していた魂を解放すると、方々へ散って魂の持ち主の元へと漂っていく。
その中には当然アリーシャの魂も含まれており、引き寄せられるように元の身体へと戻っていった。




