欲欲貴
欲欲貴(欲しくて欲しくてたまらない、ただ貴方のことが知りたくて)
規模2 大きさは一般的
不運4 クラストではなくマスターの特性、彼女は必ず失敗する
特殊2 特に見るべきものはない
マスター 見目結愛
二つの部屋を作成し、それを固定電話にて繋ぐことで、参加者二人の情報を互いに暴かせる。
ただし、その判定は受話器に仕込まれた嘘発見器を使い、壁内に潜んだゲームマスター自身が行う。
実のところ、正解をすべて言い当てたところでクリアとはならない。
計測している心拍数を一定以上の数値にすることがクリア条件だった。
従って、突然叫びだすなどの手段も有効だ。
このクラストは作り込みが甘く、様々な抜け道が存在する。
ある程度の厚さがあるとはいえ、壁の間に作り出したクラストマスターの部屋は耳が良いものであれば感知ができる。
会話を聞くための、マスター用の受話器を例外としておらずクリア条件に含んだ。
なにより、選んだ二人が最悪だった。
仮にクラストマスター自身が会話相手であったなら、まったく違うものとなった。
直接会話をすることの羞恥が、結果的に破滅へと至らせた。
今回の参加者であるメトゥス会管理人は、過去に恋人を殺害された復讐者である。
クラストを利用した犯行、その犯人の手がかりを得るためにメトゥス会を立ち上げた。
見目結愛の作り出したこのクラストは、人を閉じ込め、嘘を計測する。
クラストマスターの意図とは無関係に、これは尋問を行うのに最適なクラストである。
以降、管理人がこれを活用する。
このクラストはすでに見目結愛のものではなく、それを管理する者の支配下にある。
クラストのマスター、それを管理する者と対峙したのがそもそも間違いだった。
復讐者の管理下に置かれるクラストは着々と増える。
復讐を成すための手段を充実させる。
メトゥス会は、もともとそのために作られたのだから。




