【第18話-02】─ 番外編:芸能界編二期
今回の話は本編ー閑話と一日二話投稿が続きます。
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【Scene05:閑話(姦しい)】
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グラビア・ミレニアムトリオの面々による、ドラマ撮影の合間のひと幕を披露しよう。
「ねえ、私たちって本当にアイドルをやりたかったんだっけ?」
そうぽつりと溢すのは千紗だ。
「えー? お姉さまが一番ノリノリでやってるじゃないですか」
千秋が楽しそうに笑いながら答える。
「はい。千紗お姉さまが一番素敵です」
千鶴も真剣な面持ちで後に続いた。
「それは当然よ」
千紗はウィンクを一つ。
それは誰もが認めざるを得ない絶対的な可愛らしさだった。
今年で23歳になるとはとても思えない。
「でもさ、私、本当は経済アナリストを目指していたんだよね。
今だって《み組》で投資信託の担当をやっているし……。
美優お母様の指導も、南さんからの引き継ぎも、めちゃくちゃ厳しいんですけれど!!」
千紗はさらに日頃の愚痴を募らせる。
「「お姉さまがもしリタイアするなら、晴道お兄ちゃんは私たちが貰っちゃうもんね」」
練習したわけでもないのに、見事に言葉をハモらせる千秋と千鶴。
「駄目に決まってるでしょ」
そう返した千紗の声は、低く、そしてどこか怖かった……。
「お姉さま、こわーーい」
千秋がわざとらしく泣き真似をしてみせると、
「千紗お姉さま、今晩は私たちの番(4週目)ですよね。そんな顔をしていたら、晴道お兄ちゃんに相手にされなくなっちゃいますよ」
と、千鶴が優しく宥める。
「今晩なにがあるの? 千紗わかんなーい」
千紗は一瞬にしていつものぶりっ子へと復活した。
「それなら、私に代わって」
そこへ不意に声を挟んできたのは、千晴だった。
「駄目に決まってるでしょ!!」
千紗の放ったその声は、完全に本気だった。
次回予告
「虚構の台詞が暴く本物の愛!」
オリンピックへの夢を繋ぐ奇跡の『気』と、四年越しに臨界点を超える至高の夜――
「ごめん、由美子。俺、もう我慢できそうにない」




