第3話 相談事
閻魔大王は俺の今までの人生を記録された調書を、まるで電話帳のページでも引くように、物凄いスピードでペラペラめくる。
そして、時折書記官が渡した閻魔帳が入ったパソコン画像を見つめて俺の懲役を計算しているようだ。
さすがは、閻魔大王。
どこかの閻魔と名乗る、そろばん使ってまで計算間違いしていた、頭スイーツの小娘とは大違いだ。
「ふむ、この罪状に、お主が今までやった善行や功徳も加味して差し引くと、おおよそ長期4千年の大叫喚地獄相当といったところかのう」
ちょ、349京年が一気に4千年の刑期に縮んだぞ。
どんだけ適当な計算してやがったんだよ、あの小娘は。
俺は閻魔大王の傍にいたヤミーの方を向くと、ヤミーは裁判官席の隣の席でちょこんと正座してうなだれていた。
口を開かなければ、絶世の美少女の外見をしているのだがなあと俺は思った。
「すまなかったの、清水正義とやら。御覧の通り、我が妹は死の神として未熟ゆえ、年に数えるほどしか開かれない、凶悪犯罪人専門の第五審判殿で修業させておったのじゃが……」
ああ、閻魔大王さん、その修行とやらは失敗してますぜ。
だってヤミーとか言うあんたの妹さん、俺の審理中に和菓子みたいなもの食べてあくびしてやがったし。
それに死者の審判のことを、娯楽とかストレス発散とか、無茶苦茶言ってやがったと俺は思った。
そして、心の中で思ったことが、俺の口から出ない事に、今更ながら気が付く。
なるほど、もうこの法廷内の主は、あの小娘から閻魔大王になったというわけか。
「まさか厳格に運用されるべき法に基づかず、私情で判決を下すとは、死の神としてあってはならぬ間違いを犯したこと、我が妹に代わり冥界第一級審問官の閻魔大王の名のもと、ここに謝罪する」
すげえ、あれだけ法廷で態度悪くした人間の俺に、不備があったと実直に詫びるこの神すげえ。
まさしく、男としての器が違いすぎる。
もしもこの神が、極道の世界で親分だったら、俺は迷わず若い衆として親子の盃を貰うだろう。
「いえ、こちらこそ申し訳ありませんでした。そちらのほうは気にしねーでください。誰にだって間違いの一つや二つあるものですし」
俺は平身低頭で頭を下げる。
なるほど、不出来な妹を持つと、兄貴が苦労する。
極道の世界でも似たようなものだ。
不出来な身内を持つと、そいつが厄介ごとを引き起こし、兄貴分や親分が尻拭いに奔走する羽目になる。
「そういえば、お主は今わの際、生まれ変わったら任侠道をどうとか言っておったの。お主、もしかして転生希望か?」
「へい」
その通りだ。
俺は生前、ヤクザの頂点にはなる事が出来たが、散々外道じみたことをやってきた。
もしも生まれ変わることができるのであれば、昭和残侠伝の高倉健さんのような、筋を通し、弱きを助け、強きを挫く、本物の侠客になりたい。
「ふむ、転生ならば刑期を終えた後、魂の消滅か生まれ変わりかの最終選択の話になるのう」
魂の消滅って、そんなもんを選んじまうほど、地獄の懲役は辛いのか……。
だが、俺は生前でも、男を磨くために懲役に何度か落ちた身。
地獄での懲役も無事満期で勤めあげて、今まで外道に生きたけじめをつけたい。
「へい、自分は生前数々の間違いを犯し、結局はそれが原因で死ぬはめになりやした。もしも生まれ変わりのチャンスがあるのならば、今度こそ弱きを助け、強きを挫く、本物の侠客になりてーと思っております」
俺が言うと、閻魔はじろりと俺の目を見つめる。
切った貼ったの渡世人生を送ってきた俺じゃあなきゃ、この威圧感と圧迫感で目をそらしてちびっちまうだろう。
「うむ、嘘は言ってはおらぬようじゃ。さて、再審請求の話じゃが、本来なら再審はこのわしが務めあげたいところじゃが、今こうしている間にも、死者は増えておる。お主がいた地球のみならず、あまたの宇宙、あまたの次元世界より死した魂を裁かねばならぬ」
おいおい、この閻魔大王様に裁いてもらい、とっとと地獄の刑期を終えて生まれ変わりてーのに、雲行きが怪しくなってきやがったぞ。
「わしが裁くとしたら、一度結審されたお主の再審を開くまでに、数十年の時間を要するだろう」
うわ、マジかよ。
そんなに待たなきゃならねえのか。
「この冥界には、わしの他にもハーデス殿やアヌビス殿など、高名な冥界第一級審問官が複数おるが、みな多忙で、空いている審問官はここにいる第2級審問官見習いのヤミー位なものじゃ」
あー、それは絶対無理だし御免被りてえ。
このヤミーとか言うあんたの妹、俺に掛け合いで負けた腹いせに、今度こそ無期懲役にしてやるって目で、チラッと今こっち見てきやがったし。
「冥界に送られた死者は、例外を除いてすみやかに、人間界で天国と言われる天界か、地獄に送らなければならぬのじゃ。死者の審判に滞りが起きると、いかに広大な冥界でも、自動的に冥界に行くはずの魂が現世に留まり、さまよう羽目になるのでな」
なるほど、死者の魂を、さっさと天国か地獄に送らねえと、冥界がいっぱいになっちまって、審判待ちの魂が現世をさまよっちまうという事か。
「かといって、お主の勾留期限もあとわずかしかないのじゃ。このヤミーは普通の神ならば、遅くとも1年で終わるような裁判を、お主の勾留期限いっぱいの99年も時間をかけてお主を裁いていたゆえ……」
はあああああああ?
あの裁判、めちゃくちゃ長いと思ったらそんな時間かかってやがったのかよ?
馬鹿じゃねえのか、あの小娘。
「ところで、今さっき、例外という話が出ましたが、その例外って何ですかい? 保釈請求みてーなものですか?」
俺の問いに、閻魔大王は俺の目をじろりと見る。
だから、やめてくれねえかな?
いちいちその、おっかねえ面構えで睨みつけるように見るのはさ。
閻魔大王様には、悪気がねえかもしれねえけど。
「ふむ、例外とは最上級神である創造神様の承認、または事後承認が可能な、相当な理由のある者に限られるのじゃ」
なるほど、つまりは一番偉い神様が認めてくれねえとだめだってわけか。
「それと、お主の今の境遇とは関係のない話なんじゃが、実はある世界で問題が起きていて困っておるのじゃ」
お? もしかしてこの流れは相談事か?
今までの渡世人生で、手打ちや義理ごとの相談を、そつなくこなしてきたこの俺にとっては、またとないこのチャンスを逃す手はねえ。
「へい、自分でよければ何なりと、その相談お受けいたします」
俺は閻魔大王様に、三つ指ついて頭を下げた。
極道の世界では、相談事や交渉事を多くこなし、成功した数が多ければ多いほど、男の格が上がる。
いくら組織のために銭を稼いで、抗争で体張ってシマ(縄張り)を拡大しても、こういった相談事の功績も上げない事には、てっぺんの座にはつけないし、何より他所の組織の親分衆からも信頼されねえ。
「ふむ、かたじけない。わしは死者の魂へ地獄に落ちるか天国行か転生かの振り分けをしとるが、お主から見ていわゆる異世界と言うべき場所だが、死者は生まれ変わりの選択をことごとく拒否し、魂の循環がうまくゆかなくての」
俺が生れ落ちて人生を終えた、地球も大概だった気がするが、死者を裁き、思慮深いこの閻魔大王が思わず愚痴をこぼすとか、一体どんな世界なんだ。
「この世には大きく分けて、神界、天界、精霊界、人界、冥界、魔界がある。魔界とは、我らが創造神様のいる神界へ、反逆の意志を持った輩たちが集まる世界なんじゃ」
魔界、確か仏教とかキリスト教とかに出てくる言い伝えやら、創作でもその名を聞いたことはあるが、神様に逆らって喧嘩売るとか、やべー奴らだな。
「その魔界からの侵略で、その世界は悪鬼や魑魅魍魎共が跋扈し、人心は麻の如く乱れ、酷く悲しい有様となっておる」
魔界からの侵略ねえ……。
つまり悪魔たちに侵略されて、乗っ取られているやべー世界ってわけか。
地獄の管理者の閻魔大王様が嘆くような世界とか、どんだけ酷い世界なんだろうな。
「神々は今まであらゆる次元、あらゆる世界より賢者や救世主の魂を説得し、その世界に送り込んでも、結局殺されるか魔に取り込まれてしまい、救済できなかった最悪の世界じゃ。神界の神々たちも諦め捨て置かれ、崩壊の危機に瀕しておる」
なるほど、つまり神が見捨てた世界を、死者の魂を司る閻魔大王は嘆き悲しみ、俺みてーな人間に、ついついぽろっと相談してたというわけかい。
なんて人格者、いや神格者がなんだ、この閻魔大王様は。
俺は閻魔大王様に感心しながら、ヤミーの方に視線を向けると、話に飽きてきやがったのか、髑髏でネイルアートされた自分の爪を見て、首を傾げた。
そして今度は、自身の手を掲げて、次のネイルアートを考えているような素振りを見せた。
……このガキが!
キャバクラで客との会話に入れないアホキャバ嬢が、接客や仕事も忘れて暇を持て余していやがる態度みてーだ。
こいつに閻魔大王様のような善神の、爪の垢一つでも飲ませてやりてえとイラつきながら思った。
「わかりやした、ならばその世界で、あたしを生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか? 創造神様にたてつくような、悪魔野郎への嫌がらせや、鉄砲玉でもなんでもやりますぜ?」
俺は思い切って、閻魔大王様にその最悪の異世界とやらへ転生させてほしいと進言する。
「罪人、お主本気で言っておるのか? 神々ですら見捨てた最悪の世界へ転生するなどと、まだ地獄で刑期を務めあげたほうがマシだと言うのに」
閻魔大王様が目をむきながら俺に言っだが、俺としては、地獄で刑期を務めて生まれ変わるよりも、こっちのほうが早く転生できる。
なにより、俺を魔界対策で活動させるという名目にして、創造神様とやらのご許可が取れれば、閻魔大王様は妹の不祥事やら、冥界での俺の勾留期限切れの問題を解決できるっていう、俺が今思いついた寸法よ。
それに最悪の世界だって?
上等だ、最悪の世界で任侠道を貫いてこそ、この俺、清水正義様の男が上がるってもんよ。
「まさか、人間の罪人にもこのような男がいるとは。お主の目に嘘はない、本気のようじゃが……」
閻魔大王様が俺の目をいかつい視線で見つめるが、俺は一度決めたことを途中で投げ出さず、やり遂げる気合を持ち合わせている。
「へい、本気でございます。あたしをその異世界に、転生してやってください」
社会のど底辺から、ヤクザのてっぺんに上り詰めた、この俺にとって最悪の世界など望むところだ。
「うむ、それなら創造神様の許可もおりよう。わしもお主になるべくサポートをしてやるが、あの世界は神の祈りが届きにくい世界。よって、この閻魔大王の名のもとに、我が妹ヤミーも送り込み、我が力が発揮できるよう妹にサポートさせるゆえ、案ずるな」
「へ?」
「ええ?」
俺とヤミーが閻魔大王様を同時に見やる。
ちょっと待て、今なんて言った?
ヤミーも俺と一緒にその最悪の世界に行く……だと?
「兄様、兄様! ちょっと待って。我はまだ神として未熟ゆえ、この人間をサポートするどころか、数多の神々が見捨てた世界で活動するなんて、むりむりむりの無理なの!」
ヤミーは首を激しく横に振りながら、閻魔大王様の異世界送りを拒否する。
まったくだ、こんな頭スイーツが俺のサポートしに来ても、足を引っ張るのは目に見えてやがる。
「ほう、最悪の世界で神の力を発揮できぬとヤミーは申すか。わしは昔、かつて幾多の次元世界で、当時最悪と呼ばれた地球に降り立ち、今はインドと呼ばれる地で、現地の賢者、勇者と共に魔界の侵攻から人間を救済し、その功績で死者を司る上級神、冥界の王の一人となったのだ。わしと母を同じくするお前にできぬ道理はあるまいて」
なるほど、閻魔大王様はかつて地球を救済し、その功績で上級神に出世したということか。
だが、閻魔大王様たるあなたは、優秀だからいいが、俺が見るにこのヤミーとか言う名の自称閻魔の小娘は、度し難い世間知らずの落ちこぼれのガキにしか見えない。
「清水正義と申したな、まずは赤子としてその世界に転生させる。わしのサポートにより、お主の生前の記憶はそのままに、あちらの世界で信心深い信頼できる人間を探し出し、身柄をあずけるので、当面の心配はいらぬ」
いや、それはどうだろう?
もしも俺が、仮に魔界の悪魔だったら、神から送られてきた鉄砲玉みてーな赤ん坊の俺を、ぶっ殺すように仕向けるだろうが……。
しかし、俺の心配をよそに閻魔大王様は話を続ける。
「だがヤミーは一度、神界で創造神様より第五審判殿の任を解いていただき、色々と準備もあるゆえ、いささかその世界に送る時間がかかるが、そのあたりを考慮してくれぬか?」
「へい、わかりました。閻魔大王様」
俺の返事に、閻魔大王様は満足し、大きくうなずいた。
「ちょっと、ヤマ兄様。ヤミーの話を聞いてほしいの、この罪人の話を信じちゃダメ! こんな外道と一緒にあの世界に行くなんて、いやああああああ‼」
ヤミーは泣き声をあげて、俺の前で神としての威厳を捨て去り、駄々をこねるように閻魔大王様の足元にしがみつく。
やっぱこの小娘、全然神に見えねえよ、ただのガキじゃねえか。
「ええい、離さぬか! 大体お主ときたら、人心や法も理解できず、我が妹ながら己の職務の自覚が足りなさすぎる‼ 世界を救うことで、慈悲や神としての自覚を持つがいい‼」
ていうかマジでこの馬鹿を送り込む気だ、閻魔大王様は。
やめたほうがいい気がするが、この神様が決めたなら、子分の俺はそれに従うしかねえ。
「それと清水正義よ、今からお主が行くその世界は、お主が考える仁や義の概念などなく、悪鬼羅刹がはびこるような世界じゃが、それでもなおその世界で、徳を積み、任侠道とやらを貫き通せるならば、わしは再審にてお主の減刑を考慮しよう」
おっと、マジか。
こりゃあ、がぜんやる気が出てくるってもんよ。
「そうじゃな、徳や功績によっては、今までのお主の罪を不問に処してもよい」
なるほど、俺が任侠道を貫けば、罪が減刑されるどころか、罪が不問にされるか。
やるっきゃねえじゃねえか、その異世界転生とやらを。
「なお、お主の善行には、徳々ポイントという評価制度を適用させる。善行や功徳を上げれば、その分だけ再審の際、減刑されるという仕組みとなっているが、逆に非道な所業をしでかした場合は、ポイントにマイナスがつき、地獄の刑期が加算される仕組みとなっているので心せよ」
なんだか、どっかで聞いたことのある、電子マネーみてーな名前の制度だが、まあいい、俺の肚は決めている。
「わかりやした、あたしを異世界に送ってくだせえ、閻魔大王様‼」
俺は三つ指をつきながら、深々と頭を下げて閻魔大王様に言うと、体が光に包まれる。
「おお、創造神様もお主の心意気に期待されているかの如く、祝福の光を授けてくださっておるぞ。ありがたいことじゃ」
マジか、最高神様が祝福しているってことは、この転生上手くいくかもしれねえな。
「いやああああああ、あの最悪の世界にこんな外道と一緒なんて嫌! 兄様は、こいつのどこを気に入ったか知らないけど、ヤミーはこのまま第五審判殿でラクしながら、凶悪犯たちを面白おかしくイジって、お菓子食べて緩い仕事がしたいいいい、うわあああああん」
うわぁ、こいつ泣き入れながら、神にあるまじき暴言吐いてやがる。
普通思っていても口に出すか、この頭スイーツは。
閻魔大王様を侮辱する気はねえが、どう考えても、この妹は閻魔どころか邪神のたぐいだろ。
閻魔大王様は、深いため息を吐きながら、ヤミーをその場で座らせる。
ざまあみやがれ、あの小娘どうせ俺が異世界に行った後、また説教を受けやがるんだぜ。
そして、閻魔大王様は冥界の空間をゆがませ、門のようなものを開き、俺が行く先の世界を覗き見る。
「ん? この世界……もう悪魔共を道ずれに、他の神が送り込んだ救世主と一緒に滅んどるような………いや待て……ちょっと時間軸をいじって……ふうむ、大丈夫かのう?」
え?
今なんかすげー小声で、サラッと閻魔大王様がやべー事を言ったような気がするが、きっと気のせいだろう。
ああ、多分そうにちげえねえ。
そういうわけで俺は、まばゆい光に包まれながら、老体からどんどん若返り、赤ん坊の姿で光のトンネルを潜り抜けた。
神々が最悪と忌み嫌う世界で、俺の胆力と任侠道がどれだけ通じるか未知数だが、生前の過ちだけは繰り返さぬよう、俺は最悪と呼ばれた異世界に転生した。
紳士の皆様、小説家になろうで人気の俺つえええええの話や、ハーレムもの私大好きです。
だってそうじゃないですか、男としてこの世に生まれたら、誰だって思う理想の自分ですよね。
そんな自分の理想を投稿し、読者を共感させ人様に夢を持たせるというのはとても素晴らしい事です。
淑女の皆様、世には乙女ゲーなるものがございますが、これも私理解できます。
誰だって女に生まれれば、ハンサムで優しく強い、色気ある男に惚れられたい、愛したい。
これも悪役令嬢シリーズでよく見られるお話ですが、やはり世の女性に夢を持たせるという執筆、素晴らしい事です。
しかしながら、実は理想の存在ではなく、現実には、俺つえええでハーレムやりながら、強く色気ある男からも惚れられ、愛される存在があるのです。
そう、社会では反社会勢力といわれるヤクザの大親分です。
特に巨大な極道組織の場合、親分の一声で、豊富な資金力や数千、数万以上はいるという子分たちを好き放題出来るというチート持ってます。
このお話の主人公、ヤクザの大親分だったマサヨシも架空のキャラですが、転生前はそんな人生を送ってました。
しかも生前は、悪役キャラのテンプレのごとく、性格最悪の俺様キャラで、数多な悪逆非道の犯罪に手を染めていました。
許せませんよね、みんなまっとうな生活しているのに、悪い奴が自分の理想を叶えているなど。
作者もそう思います。
よって、転生したら俺つえええとかハーレムとかさせない最悪の世界に放り込みますので、是非ともお楽しみください。