〜好き〜
先生「次は、1年男子徒競走です。」
1年の男子たちが、位置につく。
先生「それでは第1レース!!位置について、よ〜い・・・」
パンッ
銃声と共に、1レース目の男子たちが走り出す。
先生「第12レース!!」
1年男子最後の徒競走になった。
確か蓮って最後だったっけ・・・。
と、最終レースの男子たちの方を見る。
ってえ!?
あのチャラ男って1年だったの!?
初めて知った!!!!!
てっきり年上かと・・・。
先生「位置について、よ〜い・・・」
パンッ
最終レースの男子たちが走り出した。
あっ!!
誰かがゴールした!!!
結果は・・・。
蓮が1位だ!!!
なんだか同じ1位って嬉しいな・・・。
たったそれだけなのに、特別って思えちゃう。
フッ
チャラ男は2位か・・・。
ザマーミロ!!
ギャハハハハハ!!!
(女じゃない)
蓮「よっしゃ!!!」
律「チッ、2位か・・・。」
蓮「鈴音!!」
あぁ・・・。
そうやって蓮はいっつも鈴音ちゃんの所に行っちゃうんだね・・・。
サビシイな・・・。
そんなコトを思ってる私の傍に律(チャラ男)が来た。
律「なんだ?ヤキモチか?」
桃「だからそんなんじゃないってなんども言ってるでしょ!?」
でも今の言葉が少しウソのように思えてきた・・・。
桃「・・・・・・。ヤキモチ・・・、なのかな・・・?」
律「だからそうだって言ってんじゃん。それ以外に何があんの?」
桃「じゃぁじゃぁ!!それって私が蓮の事を・・・。その・・・、『好き』って事?」
律「だからそうだって。いい加減気づけよ。」
桃「うそ・・・!!!!!」
恋なんて初めてだった。
恋すると分かる、ドキドキしたりする気持ちも、ヤキモチを妬いたりした時の気持ちも、寂しくなうような気持ちも・・・。
全部初めてだった。
恋ってこんなに素敵で切ないものなんだね・・・。
恋には憧れていたけど、実際に恋をしてみると、切なくて、心が痛くて、でも、その人の事が
とっても愛しい。
桃「そうだったんだ・・・。」
だとしたら、今すぐ告白したいよ・・・。
でも、蓮には鈴音ちゃんがいる・・・・・。
どうすればいいの?
律「なんだ?告白しないのか?」
桃「だって蓮には鈴音ちゃんが・・・。」
律「あ〜、そういやそうだったな・・・。」
桃「っつかアンタこそ何!?人の恋に首突っ込んできて!!」
律「何って・・・。冷たいな〜。別にイーじゃん。これでも一応、君の恋を応援してあげてるんだよ?」
桃「あげてるって・・・。結構ですから!!!」
律「何で応援してんのか分かる?」
桃「そんなの分かるわけ・・・。」
律「まぁいいや。今は教えない。」
????
なんだコイツ・・・?
変な奴・・・。
まぁいいや。
とりあえず蓮のトコに・・・・・・・。
どうしよう!!!
なんか好きって気づいたら、急に蓮の顔見るのが恥ずかしくなってきちゃった!!!
恋ってこんなにムズかしいものなんだね・・・。
田中 桃。
16歳で恋を知る。




