ガルム君の5日目(日常)①
登場人物
①アストレア②ヘンリー③ライン④クララ
僕の後ろにヘンリーとラインが怯えて隠れている、目の前にいるクララからだ、僕の体も恐怖で震えている。
鞘に収まったままの剣をクララに向ける。
気絶させてでも止める!
じゃないと……殺される。
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今日も朝が来てしまった、1階に行きたくないな~と考えて昨日僕が決めたことを思い出した。
そうだ僕が思った事と逆のことをするって決めたばかりだったんだ。
仕方なく一階に降りると珍しくアストレアがいなかったので不思議に思っていると玄関が開いてアストレアがお椀を持って帰ってくる所と遭遇した。
「今日はちょっと早く起きて来たのね、あなたの分よ」
その言葉と一緒にテーブルに置かれたお椀を見ると湯気を立ち昇らせたトマトと鹿肉のスープが置かれていた。
「これって…」
「昨日あなたが食べてないから貰って来たのよ、あたし達は朝も昼も食べないからね」
アストレアは元々1日1食しか食べない人間らしく僕の方も奴隷時代2日に1回の食事が普通だった為、夜しか食べない生活サイクルで一致しているのだ。
こいつは分かりにくいけど本当に優しいな、アストレアに優しいと言っても捻くれた答えが返ってくるのは目に見えてるけどちゃんとお礼を言わなきゃな、常識として!
「優しいんだな?ありがとう助かるよ」
「食事をとってないせいで頭の回転が悪くなって、勉強時間が長引くのが嫌なだけよ」
ほらなと思いつつ僕は笑顔で「いただきます」と言って食べ始める。
おじさんがアストレアに僕を託したのを最初は本気で嫌だったけど、アストレアとそしてこのモース村で過ごせるこの時間を与えてくれたおじさんに次あった時ちゃんとお礼しなきゃなと心に誓う。
「アストレアと出会えて良かったよ」
僕の小さい独り言は多分聞こえていないだろ、でもそれでいい聞かれてたらそれはそれで恥ずかしいからな。
「言っとくけどいつも通りの時間に勉強を始めないと今後一切何も教えないからね?」
その言葉で反射的に置時計を見ると後1分しかないじゃねぇーか!!
こんなアツアツのスープ1分じゃ無理だろ!!
「むりに「いーち、にー、さーん」」
カウントダウンが始まり本気か噓かを判別できない僕は喉を火傷させながら飲み切った。
チッ!
アストレアの舌打ちを受けて僕が責めるようにアストレアの方を見るとそっぽを向いていた。
やっぱりこいつキライと心で愚痴る。
もっと長く書きたかったんですが、眠すぎて限界なのでまた明日?




