前へ目次 次へ 44/145 怖い魔女再び① 先程まで希望に煌めき満ちていた私の目はとうに消え去り生気のない目でガルムを見る。 「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 顔を仰け反らせ叫ぶ少年に先ほどのかっこよさなど微塵もなく、私がかっこいいと思った事を返して欲しいと思うほどだった。 森を抜け視界が開けた平原に1人立つ魔術師が離れた位置で私たちの方を見ていたと思ったらゆっくりとした足取りでこちらに近づいてくる。 「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 その情けなさにさらに私の目の光が消えていく。