また会う日まで②
あくまで画像はこんな感じのってだけでございます、実際には違いますので!
生成AIで出力したものとなります。
僕達は2人と一匹は女王がいるという部屋の前まで来ていた。
扉の前には2人のエルフが僕を見て嫌な顔をするが、急に小さい悲鳴を上げたと思ったら、怯えた顔をしてまっすぐ前を見据えて動かなくなった。
そしてフリージアも扉の前で固まっている。
僕は小声でセイに語り掛ける。
「ねぇ、フリージアは何で固まって動かないの?」
『ん?なんでも昨日母親を泣かせてしまったらしくてな、対面するのが気まずくて止まってるようじゃな…エルの奴泣いたのか!』
自分で言って自分で驚くセイに首を傾げつつ事情に納得する。
「フリージア?僕が扉開こうか?」
ビクリと肩を揺らすとこちらを向き引きつった笑顔で大丈夫と言って前を向く。
「扉を開けてもらえますか?」
「ハッ!」
そのやり取りの合図の後扉が開かれ僕たちは部屋に入る。
「すご」
僕のそんな呟き、感動を覚えてしまうほどに綺麗で荘厳な部屋だった。
フリージアが前を歩くのが見えて慌てて止まっていた足を動かす。
今この部屋にいるのは僕たちの他には玉座に座る女性だけだ、あれがフリージアのお母さん、遠目からだが似ている雰囲気はあるし、美しいと思った。
僕達が小階段の前に来て止まり女王を仰ぎ見る。
女王はフリージアの方を見ると、頬を膨らませてそっぽを向いてた。
なんだなんだ?とフリージアの方を見るとフリージアも居心地悪そうに苦笑いを浮かべている。
そして誰もしゃべらずに沈黙が場を支配する。
正直僕には発言権などないと思っているし、特に女王様に言うことがない、当り前に「僕のことを殺そうとしやがって!」なども言うはずもない、それくらいの分別はできる。
フリージアもこのままの状態は歓迎じゃないのか母親に対して呼びかける。
そしてまたフリージアに向き直り目を見開き頬を膨らませてそっぽを向いてしまう。
隣から「えぇぇ」と言う小さい声が聞こえ沈黙してしまう。
手に抱えるセイがため息をついて首を横に振っている。
『おいエル、何があったのかは詳しくは知らんがさっさと要件をすませろ』
セイがそう言うと今度は僕…ではなくて腕に抱えたセイをキッ!と睨みつけ、どんどん泣きそうな表情に変わっていく。
『お、おい』
セイはそれを見て焦った声を出す。
『聖玉様には分かりませんわ!子を持ったことがないあなたに私の悲しみは!』
その声が聞こえると両手で顔を隠してしまう女王様、良く分からないけど可哀そうになってきた。
『う、うむ』
セイもこの状況に狼狽え、フリージアもその姿を見て「また始まった!」と言いワタワタし始めた。
僕は天井を見上げて綺麗な装飾を目に焼き付けて時間を潰すのであった。
「なんじゃこりゃ」
そんな僕の声と一緒に。
王広間に本来護衛はいるんですが、今回は母親として謝るので女王1人となっております。
兵士に見せたい姿でもないという理由が込められております。




