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明美をぶっ殺す  作者: 麻青
第三部
141/174

??歳・55(裏)

 ――来ない。

 目覚めて一年ほどがたつのに、玲ちゃんは未だに私の元に来ない。


 おそらく、複製体たちと交流を深めているのだろう。

 彼女たちには課題が多く、玲ちゃんにはそれを解決する能力がある。ゆえに玲ちゃんがその道を選んだのなら、時間がかかるのはいたって当然のこと。


 私の思惑どおりだ。

 それでこそ、あえて後々問題が起こるよう、複製体の対種族感情や社会設計を歪にした甲斐があったというもの。


 ――これで、玲ちゃんだけは幸せになれる。


 あとは私が……。

 私が、この世界を……。

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