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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【凪】結菜が帰ってこない理由は、たくさんあるような気がした

結菜が帰ってこない理由を考えてみた。


間違ってるかもだけどな、


俺が部屋散らかしすぎ!


あと、家事やらせすぎ!


そのくせ、あっちのほうはやりすぎ!


あとは、結菜に言えない外出かも。


身に覚えあんのは、やっぱあの日。


ただいまのハグ避けた日。


めっちゃ心当たりありすぎなんだけどさ、あの日、ひかりちゃんに呼ばれたんだよな。


ひかりちゃんが呼んで、麻紀が俺にLINEしてきた。


「ひかりがどーーしても凪くんがいいっていうのよねぇ」


ひかりちゃんの保育園の運動会


それに来て欲しいって言われた。


パパ代理か!


でもな、運動会面白そうだし、ひかりちゃんかわいかったし、行くことにしたのはいいんだけど、結菜に言えなかった。


後から思ったけど、結菜も一緒に連れてけば良かったんだよな?


そしたら、変なことにもならなかった。


あ、変なことってのは、結菜と気まずくなったことだよ?


ひかりちゃんの運動会で、帽子のてっぺんに風船つけてさ、風船取りゲーム。


ひかりちゃんを肩車して、最後まで取られなかったらいいんだけど、ひかりちゃんと俺、逃げ切って優勝!


風船遊びセットがもらえた。


運動会でかなり汗かいたから、麻紀んちでシャワーしてけば?


って言われてしたんだけど、


よそんちのシャンプー使っちゃってさ。


わーヤバ!


ホテルいったあとみたいになった!


ひかりちゃんがお昼寝したから帰ろうとしたら、ちょっと待ってって麻紀が引き止めてきて。


ヤバそうな雰囲気出してきたから、これでも俺、ちゃんと断って逃げてきた。


結菜とつきあう前なら、あんなとき、逃げずにいただきますしてただろうな。


だから、やましいことは、ない。


言って信じてもらえね―かもだけど、何もないと言える。


でも運動会楽しかったな。


俺、まわりから浮くかって思ったけどそうでもなかった。


わりと若めの父親とかいたし。


てことはな、俺だってもう、そういう年齢ってことなんだ。


いつまでも、子ども側じゃいられねーってこと。




俺は結菜の荷物を目の前に考えた。


必要なもの、大切なものを持ってきたと言ってた。


なにより、ボディミストに水色ラグ。


これを置いて、いなくなる?


それに、うちの鍵さ、持ってってるよね?



ふと、不安な気持ちにかられた。


まさか、不審者の元カレに拉致監禁されてんじゃねーの?


そう思ったら心臓がバクバクしてきた。


警察?


それとも会社に連絡?


出勤してるよな?


あとは優芽に、あいつカフェに来てるかも確かめよう。


やらなきゃいけないことがたくさんだ。


えと、なにからやればいい?


「あ、ばあちゃんの訪問カットだ!」


実家行かなきゃだった。


ただ、訪問美容師さんの応対することくらいなんだけど、ばあちゃんひとりだと無理なんだよな。


母親は仕事だから、俺に役目が回ってきた。


いつものことだけど、今回はそういうことをやってる気持ちの余裕があんまりなくて焦っていた。






突然クイズです。結菜はどこに行ったのでしょう。


?池に落っこちた

?パン粉を探し、道に迷っている

?カッコイイひとにナンパされ、ついて行った

?その他

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