表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
86/102

【優芽】あいつどこで寝てるんだろ?

はるくんから、わたしの居場所確認LINE?


なるものが届いたとき、


「凪知らない?」


ということも聞かれた。



あの日わたしは凪くんとカラオケして、シーシャカフェ行ってたけどさ、ひとりで帰れるっていうのに


「送ってくー」


って凪くんがしつこく着いてきた。



どうみても送ってくれてると言うより着いてきてたんだけど、予想通り、うちに入りたそうにしてて。



でも、はるくん裏切れないから!


家にいれたらわたしも弱いから…


断固として帰ってもらったんだけど


「どこいってるんだろ?」


わたしもあのあとの凪くんの行方は知らない。




それにしても


「湊くんの右目?」


いや、どっちの目かわかんないけど、ひとつが凪くんの右目として


「生きてる」


ってことなんだと知ったとき


なんだろ?


やっぱり、湊くん生きてたんだって思った。



生きてるって言ったって、右目と抱き合うのは無理だし、いまははるくんの嫁候補だし、いくら好きだったとはいえ抱き合うのは良くない。



あれこれ凪くんとやらかしておいて、いまさら感ありすぎだろうけどね。



あの日、凪くんが話してたのか、凪くんの脳と口を借りた湊くんが話したのか、そもそも、そんなことがあり得るのか?


わからないんだけどさ、自分の体に他人がいるのってどんな感覚なの?


「優芽、まだ起きてんの?」


はるくんがもそもそ動いた。


明日、やっと正直不動産みるんだ。


今夜はいつもみたいにはるくんちにお泊まりしてる。


つきあってからは、土曜日の夜にお泊まりするのが恒例になってて、そのおかげでわたし


「欲求不満」みたいなやつ、発動しなくなった。



凪くんの目を見ても、断れる。



やっぱ欲求不満、はるくんのせいだ?


ううん、普通は欲求不満だからってそんな簡単にほかの男としないよね?


わたしのせい、わたしの弱さ。


「眠れなくなって」


「そか」


はるくんが抱き寄せて頭を撫でてくれる。


「はるくんのせいでまた…」


わたしは、はるくんの耳元でささやく。


「え、もう、しょうがないなー」


「はるくん好き」


ここで映画みたいに、ハッピーエンドになればいいのにな。






「遥希…優芽、邪魔してごめん」


いいとこなのに、凪くんが来たから中断。


結菜ちゃんが行方不明になって、凪くんがやつれてる。


わたしも責任は感じてるから、凪くんをほっとくわけにいかなくて。



凪くんの空白期間が5年とするなら、凪くんの精神年齢って、ようやく成人したくらいなんでしょ?


いや、意識不明の状態が精神年齢のストップになるのかは、知らないんだけど。


だけどそう考えたら恋愛初心者というか、いまから人生を学ぶ段階だもんね?


それをわかったうえで接する必要はある、というのを、わたしも意識し始めた。


年相応を望むから、良くないんだ。



天使な凪くんは、その5年先を意識して頑張って「演じてた」わけだ。


それは疲れる。



わたしも妹の世話してたとき


「なんでそんなこともできてないの!」


とか怒られてたけど、


母親じゃねーんだよ、知らねーし! って、良くブチ切れてた。


人の期待に応えるのは大変。


大変、なんて簡単に言えないくらい大変。


わかれよ、大人なんだから、そっちこそ母親なんだから、わたしの未熟さ責めんなよ!



そんなふうだった。



結菜ちゃんも凪くんに天使見ないでさ、5歳年下の男の子って思えば良かったかもね。



凪くんに限らずかな?


男の子はみんな、頑張ってんのよね?


わたしたち女が、男に夢見すぎなんだわ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ