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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【凪】結菜にバレた?

結菜、帰ってこね―んだけど?


1週間と3日だからもう10日!



水曜日、結菜からLINEと着信が何度かはいってた。


タイミング悪いよな…


あれから何度か結菜のうちにも行ってみた。


けど、結菜いない?



どこにいるんだ?


LINEも既読つかない、電話も出ない。


あれ、結菜の会社ってどこだ?



確か駅ビル近くの…


なんて会社名だっけ?



結菜のアドレスを確認。


「わー! 聞いてたはずなのに!」


俺の記憶力ってどうなってんだ?


こんなこと、忘れるはずなくね?


と少しの不安はあるものの、今はそれより結菜が心配。



まさか電話するのもな、直接行っても


「俺が不審者通報されそ」


それくらい、すごい会社だってこと。




結菜のかわいいとこ、見れなくなったし、それが残念すぎるし、なによりそんなに傷ついてるの軽く見すぎな、俺。



水色界隈が好きで、天使な俺のことが好きで、やっぱ天使じゃねーってバレたからか!



や……女癖悪いの、バレたからだ。



結菜と出会う前は、女とつきあうのもめんどくさかったし、一緒に住むなんてのも考えられなかったんだよな。



それが俺なりに結菜好きで一緒にいたいって思ったんだけど、一時の感情だったかな?



優芽を好きになったから。



確かまえに優芽から


「なんで好きなの?」


みたいに聞かれたことあって。


好きな人の好きなものは好きになるだろ? って、俺言ったんだった。


つまり遥希の好きな優芽を好きになって、なんで悪いのか?


てこと。



いまはそれ、なんか違うのわかるんだ。


優芽は「もの」じゃない。


人間。


女の子、しかもかわいい。


あ、かわいいは余計。



えと、優芽がなんか言ってたな。


ひとりにつき1回?


いや違う、あーなんて言ってたか忘れたけど、俺のわかる言葉で言えば、浮気しちゃだめなんだっけ?


はるくんしか好きじゃない?



だから、好きになっても好きになられない。


つまり片想いしかできない!



ほんとかな?


ほんとに優芽って俺のこと好きじゃない??



つい、優芽のことまで考えてしまう



こういうとこだよな?


結菜が怒るの。



結菜だけ、見てなきゃなのに、よそ見ばっかする俺のせい。


遥希と優芽から言われた


「おまえ水曜の夜どこいた?」


あー、ネカフェ。


優芽んちから帰るのめんどくさくて、駅前のネカフェで寝てた。



あの日なんかさ、シーシャ吸ってめちゃくちゃ眠かった


あれ、リラックス効果ありすぎじゃね?



しかも湊に体乗っ取られてたのか、それとも夢見てたのか?


店出るときだるかった、疲れ切ってた。



あーそれにしても、結菜のことどうしよ?


会社のこと、会社のことといえば


「美咲さんに聞いてみよ!」


その前に、遥希にも!


遥希にも聞かなきゃならないことがある。





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