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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【遥希】水曜日の疑惑、凪の焦り

2週続けて凪が休んだ。


どっちも水曜日。


水曜日には心当たりがあって、そういう目で見てしまえば、すべてのつじつまが合うんだ。


優芽はひとりで先に映画みてくると言ってたのに


「行けなかった」


と言ったよな。



あの日ベランダで結菜ちゃんが聞いたというのは、俺が起きる前のこと。


結菜ちゃんがベッドルームに戻って、そのあと凪がトイレにいって、そのあと俺が起きたって考えたら、それもつじつま合うんだ。



ただ、あの日までは俺と優芽はつきあってなかった状態だとすれば、責める権利はないんだと思い込もうとしてる。


その基準で考えるなら、この水曜日のことは追求してもいい?


いいのか?


追求して、そうだと認められたら?


違うと言われたら?




明日、映画に行くことになってる。


今日もカフェまで迎えに行った。


優芽はいつもと変わらない。


凪は、わかりやすく焦ってるけどな。


しかもわかりやすく、水曜休むとかなんだ?


俺への挑戦状?


宣戦布告とか?


単に思い付きで行動してあとからヤバイと焦ってるパターンか。



その水曜日に結菜ちゃんから、凪のところに戻ったけど凪がいない、帰って来ないと連絡があった。


すぐに凪に連絡したけど捕まらなかったんだよな。


疑いたくない気持ちはあった。


でも俺は優芽にもLINEした


優芽はすぐに既読になり


「いま、家にいるよ?」


どしたの?


と返信があった。


あのときはホッとしたもんな。


しかも優芽は


「会いたいならきてもいいよ」


とまで言ったんだ。



明日も仕事だし、それは遠慮した。


でも、行けば良かった?



そこまで疑いたくなかったんだ。


なにもないことを信じたかった。



その後凪からは


「ごめん寝てた」


と言ってきたけど、どこで寝てたんだ?



翌朝仕事にいくと


「結菜と連絡取れねーんだけど」


凪が言うから俺もLINEしてみた。


「既読つかないな」


「帰ってくると思うんだけど」


結菜ちゃんの荷物は凪の部屋にそのまま置いてあるらしい。


「一緒に買ったボディミストもあるし」


まだ怒ってんのかな?


と凪は不安そうにつぶやく。



いつもの凪じゃない。


あいつなりに反省してる?


それにしてもあの日、凪は本当にどこで寝てたんだろう?




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