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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【結菜】悠真くんに相談持ち掛けたら美咲さんがついてきた

悠真くんに相談しようとしたら


「ちょっとふたりきりは避けたい」


って言われちゃった!



なんかもう、美咲さんとつきあったんだって。


さすが行動力のある悠真くん。


それで悠真くんと美咲さんと3人で会うことになった。


場所は、うち。


「こんな狭いとこにすみません」


「かわいいお部屋ね」


と美咲さんが部屋をぐるりと見回してる。


「結菜ちゃんらしい部屋だ」


悠真くんまで褒めてくれる


ラグがないんだけど。


ラグがあれば完璧なんだけど。


凪くんのためにつくった部屋。


凪くんのイメージぴったりと思ってたんだけどな。


イメージとズレてきちゃった。


わたしは思ってることを2人に話した。


特に美咲さん、めちゃ聞き上手?


話しやすいなって思ってついつい話しすぎた。


「ご飯のことだけど」


と、美咲さんは続けて、


「手抜きできないのは本当かしら?」


「え、それは…」


父と2人で暮らしてた頃も、ちゃんとした料理を作ってたよ?


そしてそれは、我が家の普通だった。


ただ、父は定時退社で、わたし毎日、父とご飯食べてた。


だから料理、つらくなかった。


楽しかったよ?


鯖の味噌煮は得意料理。


なのに、凪くんあんまり好きそうじゃなかった。


「凪はあれだ、山盛りポテト」


悠真くんが笑いながら教えてくれる。


「あいつが飲み会で選ぶ店、絶対ポテトがあるんだよ」 


そういえばサイゼでもいつもポテト食べてるな。


「体のことを考えるあまり、心が病んでしまったら本末転倒だわ」


と、美咲さん。


美咲さんって、なんだか言葉遣い丁寧。


安心して聞いてられる。


「確かにそうです」


わたし、ここに帰ってきたとき、あんなにジャンクなものばかり食べたっけ。


それなのに


心がめちゃくちゃ満たされた。


「週に何日かは適当でもいいんじゃないかしらね」


毎日頑張らなくてもいいのよ、と。



「うまくいかないときはな、一度そのやり方や考えかたをひっくり返してみるのもいいぞ」


悠真くんが教えてくれる。


「そうね、頑張ってるのにつらいなら、頑張らなくてもいいんじゃない?」


なんか勉強になる。


深い話。


お父さんとお母さんみたい。


素直に聞けるよ。


あとは、体ばかりってことも話してみようかな?


「あの…その…」


ほかで浮気されるよりマシだと思っているんだけど、そればかりだとちょっとな…


わたしが


「NGないよ」


って言ったのがそもそも間違い?



最初は凪くんも戸惑ってたけど、だんだん遠慮がなくなっていた。


わたしが言いだしたことだとは言え、それが苦痛になっていった。


あれじゃあ、元カレみーくんからされたのと、同じ扱いじゃん。


優しいのが凪くんだったのに、なんか違ってきた。


そんな不満が積み重なっていたんだなぁと思った。





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