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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【凪】誰にも相談できないからひとりで考えている

俺と優芽はなんもなかったって言ったのに、結菜がこんなふうに出てった、てことは、優芽とやったよって言えば許してくれる?


めちゃくちゃいっぱいやったぜー


あー気持ち良かったー



なんて!


んなわけねーだろー



と、誰にも相談できなくなってひとりで自問自答してる。


ひとりで自問自答?


なんか言葉遣い間違ってる気が…


でもひとりだし誰も注意してこない。



ま、いっか



ストーカーヤバ!


って思ったからうちに呼んだのに、自分から帰ってたらなんにもならない。



あいつ、優芽にもストーカーしてるじゃん?


客の権利を利用してんじゃん?


1回くらい捕まればいいんだ。


留置所に1日いるだけでもかなりなダメージなんだぜ。



俺なんか、間違えられて留置所に泊まったことあるし。



態度が悪い! てさ、相手から言われてトラブルに巻き込まれた。


牛丼屋の人が通報したんだ。



留置所にはいるとな、スマホ没収だし、ひまだし暗いし寂しんだぞ。


そういう経験をしたら、やっぱもう悪いことしたくないって思う。


俺の場合、悪いことしたっていうより、悪いことに巻き込まれた、だけどな。


態度が悪かったのはたぶん事実だし、なるべく気をつけようと反省もした。




あのときも遥希に迎えきてもらったんだっけ。


遥希にはたくさん助けられたし恩もある。


だからやっぱり、優芽のことは認められない。


遥希には迷惑ばっか、かけてきた。


きっとこれからも、迷惑かける。



そしてもしかしたら、ちょっとくらい優芽になんかするかもだけど……




秘密厳守だよな。




優芽が選んでくれたコーヒーミル。


『優しく扱えば優しいコーヒー。乱暴にすると苦くなるよ』


そう教えてくれてさ、優しいコーヒー淹れられれれ、


「あーうまく言えない」


インスタントコーヒーよりかずっとおいしい。



やっぱ、世の中知らないことが多すぎる。



5年か6年寝てたらしいし、それから目覚めて、何年だっけ?



たぶん俺ってまだ精神年齢20歳くらいか?



「まだまだだね」


遥希のまね。


今度、優芽にも教えてやろっと。


まだまだだね、俺たち。



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