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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【優芽】結菜ちゃんから話し合いの申し込み?

はるくんのうちで、朝ごはん食べてたら結菜ちゃんから、行ってもいいですか?


とLINEが届く。


ふだんタメ語なひとが敬語になるのって、怒ってるときだよね?


「えーどうしよう」


急用なのかな?


はるくんにもLINEを見せたら


「ひとりで来るのか?」


「うん、そうみたい」


「凪は? どうした?」


わたしに聞かれても知るはずないじゃん。



今日は「正直不動産」見にいきたかったのに。


はるくんと一緒に山P見たかったな。


まあ、来週でもいいんだけど


はるくんのマンションまで、徒歩10分くらい、結菜ちゃんはすぐに来た。


「凪は?」


はるくんが聞いたら


「殴ってきました!」


「えええ!!??」


はるくん、驚きすぎ。


「優芽ちゃんに聞きたいことが2つあります!」


あーたぶん、2人の秘密がバレたね。


っていうか、凪くんが暴露したんだよね?


それで真実を確かめたいということ。


「イタリアンバルで、凪くんとキスしたでしょ!」


認めるわけないじゃん。


はるくん聞いてるのに。


「してないよ」


あっさり否定する。


「凪くんは、したってゆった!」


「ゆったって、凪くんがそう言ったからって、わたしは知らないよ」


前から気になってんだけど「ゆった」じゃなくて「言った」だよって言いたい。


でもそんな空気じゃないよね、いま。



こんな日が来るのは想定内。


わたしの中では、この秘密は永遠なの。


悪いけど、否定する。


「じゃあさ、そこのベランダでしてたことは?」


「ベランダ? してたってなに?」


認めるわけにいかない。


絶対言わない。


はるくんは、結菜ちゃんが言う言葉に、呆然としてる。


こんなの認めたら、はるくんがどうなるかくらい予想できる、


わたしは反省してる。


もう二度とやらない。


お願い、そっとしておいて


「凪くんが夢でもみたんじゃない?」


ね、はるくん、とわたしは、はるくんに助けを求めた。


「本当に、なんにもない?」


「あったらこんな平然としてないでしょ?」


あるわけないって、わたしは笑ってやった。


「昔も今も、はるくんしか好きじゃない」


きっぱり。


凪くんのはさ、気の迷い。


凪くんに、恋愛感情はない。


あれは、はるくんが悪い、はるくんのせい。


お願い許して!


と心の中で願うだけ。


その後、結菜ちゃんは


「わかりました」


ごめんなさいと言って、部屋を出てった。


今からなら正直不動産、見に行けるんだけど、はるくんがそんな気分じゃなさそうで、


「優芽、結菜ちゃん追っかけるぞ」


「うん、そうだね」


ほっといたら危なそうだ。


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