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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第三章~それぞれの救い【転換期編から最終まで】

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【遥希】添い寝する夜もいいものかもしれなかった

優芽とは、土曜の夜から日曜を一緒に過ごすというパターンになっている。


優芽はときどき


「今夜は添い寝にしよう」


と言って


「はるくんのにおいを吸い込みながら寝るのが好き」


なんて言うんだけどさ、女の子みたいないいにおいならともかく大丈夫かな、と焦る。



凪は


「俺そんなの絶対無理!」


っていうけど俺はそうでもない。


ぴったりとくっついてる優芽をこっちからも抱きしめる。


「落ち着く…」


なんて言われたらこっちだって


「ああそうだな、落ち着く」


そんな気持ちになってくるのが不思議。



俺の鼻先に優芽の頭がある。


そういう位置関係。


俺は俺で、優芽のにおい、かいでる。



においで満たされる俺たちって。



凪みたいにいつも、なんかいいにおいさせてんならともかく、俺なんか


「汗くさ!」


って優芽からさっき言われたばっか。


シャワーはしたけど。


「ねえ、はるくん」


ふいに優芽が顔をあげた


「ん? どうした?」


「あのね、ちょっとだけしようよ」


「…ちょっとだけって?」


「ちょっとだけは、ちょっとだけだよ」


優芽から新たな難問を突きつけられた。


いったい、なにをちょっとだけ?


え、なに?


わからなくて、とりあえずキスしてみた。


「ありがとうはるくん」


おやすみ



難問クリア。


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