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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【結菜】凪くんへの違和感、生活のずれと気になる空白時間

仕事から帰ってくるのは


いまのところわたしのほうが早い


 

凪くんからは


7時になっても帰ってこなかったら


夜ご飯は先に食べててって言われてるんだけど


なんとなく食べ始められず凪くんの帰りを待ってしまう




結局わたしのほうが先なので


先に食べるとなると


わたしが、ご飯を作ることになる



それから洗濯が二人分だと


洗濯機がすぐいっぱいになるから


わたしがまとめて洗ってしまう



昨日、


「結奈に全部家事やらせてしまってごめん」


って言われちゃった



やらせられてるっていうか


ついでにっていうか


一緒にできないから、ごめん、


なのかな?




でもね、わたし


凪くんさえ帰ってくれば大丈夫なの


「わたしのほうが早いから」


って言って、凪くん後片付けして


そういう分担にしたらどうかな


って思うんだけど



洗い物も大変なんだよね


自炊すると


鍋とかフライパンとか洗い物が増えて



それはわたしが


ご飯食べる前に洗ってるの



だから凪くんはまぁ


自分の食べ終わった食器


それからまだわたしが食べ終わってなければ


それを洗うわけで…



わたしの場合で言えば


疲れたとき


自炊めんどくさいとき



冷凍食品のパスタとか


買ってきたお惣菜とかお弁当とか


手抜きすることは良くあった



いまはそれができてない


1人分だけ買ってくるわけにいかないし


今夜はお惣菜だよって言うのもなんかな



まだ三日目だからいいけど


今後を考えるとどうしよ



好きな人のためにつくるご飯って


幸せな気分になるものじゃない?


それなのに、悩むわたしってなんなの?




それに土曜日、夜の飲み会前には戻ってくる


と言って凪くんが昼間出かけていった



人と会うと聞いたけど


それが誰なのか 


なんの用事なのか聞けなかった



わたしが知らなかっただけで


きっと凪くんはこれまでも


こうして出かけることは


あったんだろうなと思う



一緒に暮らしてると


お互いの全ての時間の把握ができて



それがいいのか悪いのかわかんないけど



わたしが凪くんの時間を


ひとりじめできるわけじゃないと改めて知った



飲み会は夜の7時からだ


悠真くんが事務の女の人を連れてくるんだって



それに向けて出かける準備をしていたら


5時半くらいに凪くんが帰ってきた


行ってらっしゃいとただいまのとき


いつもハグしてキスしてる


今日もそうして凪くんに抱きつこうとしたんだけどね


「あ、汗かいてるから待ってて」


止められてシャワーしにいった



え、汗かいてんのは仕事終わったとき


いつもじゃん?


違うの?



なんとなく違和感だったんだよね



なんだろ? なにが違和感?

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