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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【凪】ひとりで決めたこと~

悠真さんも遥希もうるせーんだよ。


LINEでちゃんと休むって連絡したのに、なにが気にいらねーってんだよ!


めんどくさいから、スルーだ。


今日は優芽と美容室行って、コーヒーミルを選んでもらう。


コーヒーミルは、優芽じゃないとわかんねーだろ?


カフェ店員優芽の見立て。


これが必要。



「あ、凪くんお待たせ」


なんか、待ち合わせデートみたいだな。


まあ、デートなら手をつないだり、腕を組んだりするんだけど、そこはやっぱり、距離がある。


やることやったんだし、くっついてくれてもいいんだけどな、そういうのは、優芽はやらない。


結菜なんか、まちなかでもいきなり、


「凪くーん」


ぎゅーってやってくる。


後ろからとか、横からとか、前からとか。


あんま、人目を気にするタイプじゃねーのかも?


もう行きたくないと思っていたいつもの美容室に、優芽を連れてくことになり


結菜をつれてったときもそうだけど、やっぱり店内の空気がどよどよするんだよ。


淀むんじゃなくてね、どよむかんじ。


意味不明だろ?


俺の造語だもん


担当してくれたのは、何番目かの元カノだったけど、ずいぶん老けたな。


最近、優芽とか結菜とかといるせいか、かわいいものに免疫がついてる?


その他の女の人が、あんまりかわいく見えない。


やっぱり結菜が一番かわいい。



「凪くん、今日はどうしたの?」


黒にして、と言ったら不思議がられた。


「なんでもいいじゃん、早くやって」


おまえらは仕事なんだから、プライベートな事情なんかほっといて。


とりあえず、真っ黒はやめろと言われた。


次に明るくしたいとき、抜けないらしい。


「さすがプロだね」


一応褒めとく。


色の候補をいくつかきいたが、グレーシルバーとブルーブラックで迷う。


結菜がブルーブラックにしてたからお揃いにしよっかな?



「わー、悪魔っぽい仕上がりだね!」


優芽に言われた。


「そうだよな、これ、悪魔メイクしてもかっこよくね?」


「凪くんメイクしてんの?」


「うん、ちょっとだけ」


「なんだ、すっぴんじゃないの?」



優芽が顔をまじまじとながめてくる。


「そんなに近づくとキスするぞ」


「そんなんばっかり!」


優芽は、くるりと背を向けた。


そして


「さっきの美容室、やたらジロジロ見てくるから、睨んでやった」


感じ悪いよ、あそこ。


ごめんな優芽、理由は言えないけど。



その後、手動のコーヒーミル、その他必要な道具一式揃えて買えた!


あとはコーヒー豆。


これも優芽に借りてたけど、新しく購入した。


「あとお願いあるんだけど」


優芽にもうひとつ


「俺の部屋、片付け手伝って」


は?


もう散らかしたの!?


しょうがないなーと優芽が片付けにきてくれた。


悠真さんや遥希がいなくても、なんとかなるんだからな!

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