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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【優芽】たこ焼きをくれた凪くんは、好きなポテトを残してはるくんから逃げた

「優芽、俺を助けると思って、部屋入れて」


ドアをあけたら凪くんが、元気なさそうにうなだれて立ってる。


まだ、はるくんで、いっぱい満たしてもらってないこの、欲求不満のときになぜ来る?


「タイミング悪いから帰って」


「あ、遥希いるのか?」


「そういうタイミングじゃなくてね」


危ない危ない、凪くんに欲求不満のことが知られたら、凪くんでいっぱいにされてしまう。


「で、なにしに来た?」


「たこ焼き食う?」


ポテトもあるし、缶チューハイも!


「あ、たこ焼きは食べたいな」


つい、ポロっと漏れた


「だろだろ? 一緒に食おー」


それから、これ。


凪くんが差し出したのは『黒髪戻し』?


「なに、黒髪にすんの?」


「優芽やってくれ」


「えー、わたしこんなのしたことない! てゆーか凪くん、こんなのやったら髪の毛いっちゃわない?」


「え、そうかな、ヤバいかな?」


「そうだよ、ちゃんと美容室行ったほうがいいよ!」


結局、たこ焼き食べながらポテトつまんで、缶チューハイも飲んじゃった。


なじんでるし、別に変な雰囲気にならない。


「あとさ、コーヒーミル、買いたいんだけど、一緒についてきてくれ」


「そんなの自分で行きなよ」


店の人に聞いて、選んでもらえばいいじゃん。


それにコーヒーミル必要?


「明日わたし休みだからいいけど、凪くんは仕事でしょ?」


「じゃ、明日、俺仕事休む!」


そうまでして、買いに行きたいってことなのかな?


仕事休んでまで?


「ふーん、じゃあさ、今日は帰って。明日また出直してきてよ」


と凪くんに言ったら


「わかった」


あっさり、引いた。



凪くん、いろいろ変だ。大丈夫かな?


そう思ってたら、はるくんから電話。


「優芽、凪知らないか?」


知らないと言いたいところだけど、そこは正直に言った。


そしたら、いますぐ来るって。


「凪くん、いまからはるくんがお迎えにきてくれるんだって」


「ヤバ、俺帰るね!」


ポテトをまだ少し残してたのに、凪くんは慌てて帰っちゃった。


見つかるとヤバいんだね。


そっか。



凪くんはあとからLINEで、明日の待ち合わせ時間を言ってきた。


ふうん、一緒に行く気満々なんだね

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