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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【悠真】逃げてる凪がいるところはやっぱり…

「全部見られてたみたい」


と結菜ちゃんから連絡を受けた。



しばらく連絡するなと言われたらしい。


そして、俺との仲を誤解しているようだとも結菜ちゃんは言っていた。


「悠真くんのこと、詳しく話す前に、電話切られちゃって…」


そう言われてしまうと、俺も責任を感じる。


良かれと思ったことが裏目に出たというやつだ。


いずれ凪の知ることになるかと思ってはいたが、まさか見られていたとは、まさかこんなに早く知られるとは想定外だ。


凪に話してみるよと結菜ちゃんには言った。


だが、凪がつかまらない。



電話に出ないしLINEも未読スルー。


会社で声をかけようにも、俺に近づいてこないし、目が合うと逃げるんだ。


これじゃあ、話にならない。


相手が話に応じる気がなければ、こっちがどんなに頑張っても無理だ。


話を聞かせることはできても、話を受け入れるとは限らない。



それで遥希に連絡すると、あの日は凪を送ってきたから遥希もその現場をみたという。


「それで遥希から、どう見えた?」


「どうって言われても、あんま状況わかってなくて…」


遥希も凪のことを怒ったらしく、凪は出てってそれきりだという。


その経緯はきちんと説明を受けたが、


「そうか、凪は行き場をなくしている状況なのかもな」


俺が言うと遥希が焦ったようにいう


「ヤバいかな? 俺、優芽とのことで頭がいっぱいでさ、凪の気持ちまであんま考えてやれなかったかも」


「凪がいま、一番頼れるのは…」


「もしかして優芽?」


それはだめだと遥希は言って、優芽に連絡を取っていたが、


「凪? 知らん、と言いたいとこだけど」


どうやら優芽ちゃんの部屋にいるらしい。


「俺、優芽のところ、行ってくる」


俺は優芽ちゃんに叫ばれてしまったこともあり、少し行きづらい。


遥希にまかせることにした。


これまで俺は、なにかあれば凪のほうから来てくれると思っていた。


いつでも話を聞くよと、受け入れ態勢は整えていたつもりだった。


たかをくくっていた、かもしれない。


なんとなく、そろそろ俺自身の生き方も変える必要があるのか?


守る側でいるだけじゃ、 守れない相手もいる。


そんなこと、 俺はもうとっくに知っていたはずなのにな。


と、ぼんやりと思っていた。


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