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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【結菜】凪くんに距離を置かれたあああっ…………ああ……

みーくんの件でバタバタしたから


凪くんからのLINEに気づかなくて、


気づいたのは悠真くんも帰ってから


シャワーも終えてホッとした、


そんなときだったから


かなり放置してたことになる。



「いまから行くね」


ってLINEなのに、


凪くんは来てないから…気になってLINE電話した。


そしたら一応、無視されず電話は出てくれた。


でも、明らかに不機嫌そう。


もともと凪くんはそんなに


テンション高いほうじゃないし


そんなにおしゃべりでもない。



それでもいつもよりさらに無言。



「凪くん、もしかしたら怒ってる?」


聞き方が悪かったかな?


「…怒られるような自覚あんの?」


なんか、言い方がこわい。



「なにもない、自覚ない」


わたし、ちゃんといい子にしてるのに。


なにもしてない…



ハッとした。


まさか、凪くんに見られた?


みーくんと会ってたと思われた?!



「あの、もしかしたら見てた?」


そのことが理由なら、


ちゃんと誤解なんだし解かないと、



「見てたって、なにを?」


「えと、あの…」


 

やだ、どうしよ。


見てなかったら言いたくない。



凪くんは最初からそうだった。


付き合う前、みーくんのこと見てたくせに、知らんぷりしてて、


あとになってから


全部見てたって判明したよね?



凪くんのLINEの時間から逆算。


明らかに、見てる。



見たから帰ったとすれば 


つじつま合うよ。



「元カレ来たから警察呼んだ」


正直に話した。


「…なんかされたの?」


「うん、また待ち伏せされてた」


「悠真さんいたのは、なんで?」


「それは、わたしがLINEして…呼んだ」


「結菜が、悠真さんを呼んだの?」


「あ、ごめんね、わたしその…」


「結菜、悠真さん好きなの?」


「え、それは違う!」


説明しなくちゃ、説明すればわかってくれるはずって思うものの、うまく説明できなくて、支離滅裂になってゆく。


「なんかもうめんどくさい」


「やだ、待って凪くん、違うんだって」


泣きそうになって、


鼻がグズグズなってきたら


凪くんが気づいてくれたみたいで



「結菜、ごめんね」


「あ、うん」


少し落ち着いた凪くんの口調に少しホッとした。



「なんかよくわかんなくて、なんだろ?」


結菜のこと疑ってるんじゃないし


あっちが勝手に押しかけてきてる?


と理解してるつもりなんだ。


でも……


「ちょっと混乱してるのかも」


悠真さんもいたし、呼んだのは結菜っていうし。


と、凪くんはそう言ってまた無言。



なんか考えこむみたいになってた。



「わたしだって…」 


元カレストーカーみたいだし、急にいるからびっくりしたし、


もし、ひとりだったらって思ったら怖かったよ!



「悪いけど今日は電話切るね」


そう言った凪くんは、


なんかわかんないけど、


なんかモヤモヤするんだって。



なんかわかんない、


ばっかり繰り返してた。



そして


「少し心の整理がしたい」


って言ってた。



それってどうゆうこと?


とは聞けなくて、



「うん…」


としか言えなかった。



次の約束は何もしてなくて、


「しばらく連絡しないで」


って言われて電話は切られた。



しばらくって、どれくらい?


心の整理って、どれくらいで終わるの?



なんでうまくいかなくなるの?


みーくんの、呪いなの?


ベッドマットだけ変えてもだめだった?


この部屋自体が呪われてんの!?


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