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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【凪】事故後の定期通院と優芽に嫌われたこと

事故以来、定期的に通院してる。


ひとりで行けるのに、遥希は心配性でさ、いつもついてくるんだ。


後遺症らしいものは特にないから、もう行かなくていいじゃん?


そう思うのに


「ちゃんと通院してください」


やっぱり行かなきゃだめだと怒られた。


担当してくれる看護師さんが、最近変わったんだけど、少し固そうな雰囲気。


検査のあと、お腹にシールみたいなものがついてた。


「なんだこれ?」


看護師さんに聞いたら


「あー取りわすれです」


すみませんって外してくれたんだけど


「GPSつけられたかと思った」


と言ったら、めちゃくちゃウケてくれた。


わ、笑顔かわいい!


あとから遥希に言われた。


「あの看護師、凪のこと見つめてたな」


「GPSだもんな」


「GPS? なんだ?」


いや、なんでもねーし。


「優芽に似てたよな?」


俺が言うと遥希は、そうかな? だって。


わかってないな、普段と笑ったときのギャップのことを言ってんのに。


顔じゃなく雰囲気。


「俺さ、優芽にコーヒーミル返せって言われてて」


「あ、俺が返しておこっか?」


遥希、余計なことを言うな


「自分が借りたものだし、自分で返したい」


「あ、じゃあここ持ってくれば?」


遥希が言うには、明日優芽が泊まりに来るから、凪から預かったことにして渡しておこうってんだけど、


優芽に直接、会って欲しくないんだな。


でも優芽にはもう嫌われてるだろ?


追い返されたんだし。


いいよ、そうする。


「じゃあ遥希、俺んち経由で帰って」


借りたコーヒーミルを遥希に渡すと


「優芽ありがとうって伝えてて」


そして遥希に、


「結菜に会いたくなった」


そう言ったら送ってくれた。


車から降りようとしてたら、


「あれ、警察来てね?」


遥希が駐車場の向こうのほう、指差したんだ。


よく見たら、


「あれ、悠真さんに似てるね」


「て、結菜いるじゃん?」


「もうひとり、あれ…」


「優芽の元カレ!」


どうゆう状況?




警察が帰って、遥希と一連の流れ一緒に見てたわけで 


「結菜の元カレが優芽の元カレなんだな」


まさかの同一人物!


俺は状況を把握したんだけど、悠真さんがいることが意味不明。


遥希はまだ良くわかってない?


「え?」


しか言わない。



俺は自分の気持ちが良くわからなくなった。


結菜のことも良くわからない。


「遥希、やっぱ自分ち帰る」


こっちに気づいてない結奈と悠真さん。


そんな風に悠真さんに頼るなよ、近づきすぎなんだよ……


なんでふたりが一緒にいるんだろ?


しかも結菜の家の前。


警察案件。


「そ、そうだな、とりあえずいったん」


遥希もどうしたらいいのか、すぐにわからないみたい。


知らないふりをするのは、いいこと?


あれなんだよ! って結菜と悠真さんに詰め寄ればいい?


「…めんどくせ」


俺は修羅場めんどくさいので、逃げた。


逃げても解決しないんだろうけど、そうするしかできなくってさ。



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