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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【優芽】え、凪くんが湊くんなの? カラコンと右目の謎……ヤバくない? こわい

スパリゾートから帰って、疲れたなって思ってしばらくぼんやり。


凪くんがさっきLINEでバカなことを書いてきたからスルー。


なんでそんなに衝動で動く?


少し考えて、また今度にしようとか我慢できない?


でも、後先考えられるならこんなことやってないんだから、そうやって生きてきて誰も凪くんをコントロールできなくて甘やかしてた結果なんじゃない?


だけどそれが事故の後遺症で、実年齢に精神年齢が追いついてなくそうなってしまうのかと考えたら、それは、もしかするとわたしも同じ。




さっき、帰り道、はるくんから、わたしが中1の凪くんを知らなかった?


ほんとに?


みたいに聞かれたけど本当だよ。


はるくん忘れてるかもだけど、わたしがはるくんの中学に転校してきたの中2の夏休みあと。


親の再婚を機に、転校してきたの言ったよね?


「樹が、これ俺の妹って紹介したのって夏休みあとか?」


「再婚が9月だからそのはず」


湊くんたちが事故ったのは、その前。


だからわたしが転校してきたとき、すでに凪くんは病院でしょ?


はるくんたちに、きゃーきゃー騒いでた女の子が、みんな同じ学校だからとは限らないんだよ?


他校からも人気あったの知らなかった?


だから言ったんだよ、有名人って。


はるくんかっこいいんだから、自信持てばいいのに。


「えー、そうだったんだー」


やっと納得してくれた。


中1の凪くんを知らないって言ってんの、なんで信じない?



わたしが、湊くん担当だったのは、内緒にしちゃったけど、はるくんは2番目に好きだったよ。


でも、いまは1番だからね。


それにちゃんと、はるくんがファーストキスだから。


それでいいじゃん?


そのあとゴミが出しゃばってきてトラウマな目にあったけど、ちゃんとゴミ箱に捨てた。




そのとき、玄関チャイムが鳴る。


あーバカなLINEしてきた人が来たのかな?


スルーしたんだから開けられない。


ピンポン2回目



開けない



帰って欲しい




しばらくしたら静かになった。


帰ってくれたかな?


と思ってたらLINE


「帰ってくるまで待ってる」


なんて書いてきたから


「いるけど開けられない、帰って」


と返したらまたピンポン鳴って……


わたしのこと、なんだと思ってるんだろ?


はるくんのとこ行けばいいのに


「ゆーめーちゃーーん」


うわ、叫んでる!


「もーなんなの?」


あー、開けちゃった。


「あ、ごめん優芽」


わたしも甘いな


「何の用?」


せめてもの抵抗、部屋には入れない。


「結菜と失敗した」


「え? なにそれ」


「優しい天使の凪くんが、疲れてて」


「子守りしてたもんね」


「それで疲れてんのに結菜が、やる気見せてきたもんだからイラっとなって、疲れてるんだ、今日はごめんって、最初優しくできたんだけど、理解してもらえなくてさ、つい」


「めんどくさいって言ったの?」


「あー、うん。しつっこいな、無理って言ってんだろめんどくせーな! って、言ったら結菜が………もういい、帰ってだって」



それは、静かなる怒り。


結菜ちゃん大丈夫かな、いきなりそれはびっくりだよね?


状況が目に浮かぶ。



「そんなに疲れてるなら、早く帰って寝たら?」


「ちょっと聞いて」


「いましかだめなの?」


「俺、もしかしたら湊かも」


「え?」


なに言ってるの?


「や、ちょっと違って、あのさ、目が…」


「目…って、カラコンの? こと?」


「俺の右半身、ボロボロなって、それで」


「あ、ちょっと待ってて」


わたしはスマホを取りにいき、はるくんをLINEで呼んだ。


なんか、なんか、こわい話、聞かされそうな気がして、とてもひとりじゃ聞けない。


「凪くん、ちょっと外に出よう」


わたしは鍵をしめて、近くにあるコンビニまで凪くんと歩いた。


凪くんが、なにか言いそうになったら


「ちょ、だまれ」


言うとおとなしくなる



はるくん、早くきて




こわい、なんかこわいよ


こんにちは。

最近ちょっと、一話の文字数が少なすぎるので、少しまとめて投稿します。


一日4話くらいペースで。

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