表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
42/102

【優芽】乗り気じゃないお出かけと、はるくんに言えない隠し事で気が重かった

「水着姿たのしみ〜」


って昨日、凪くんからLINEきてた。


返信しなかったよもう、既読スルー。


水着なんか持ってないよ。


はるくんに言ったら、そのスパリゾートってとこでレンタルできるらしい。


あ、そうなんだ、知らなかった。


「はあ…」


なんとなく、みんなで遊ぶ気分じゃない。


しかも今日はいつもの4人じゃなくて、あと2人来るらしい。


初めましてなのに、こんな憂鬱で大丈夫かな?


凪くんみたいに、うまく演技できない。


あ、でも接客用スマイルならできる。


それで乗り切るしかない。


なんとなく、心が痛くて、


…こんな自分が嫌だ



はるくんは昨日、おばあちゃんたちにつきあったこと、婚約したなんて話したみたいで、


「なにしてんの勝手に!」


つい、怒るみたいに言ってしまった。


まずは普通のつきあいからって言ったよね?


おばあちゃんたち、期待させてどうすんのよ。


なんだか、まわりから固められて動けなくなりそうで怖い。



はるくんは悪くないのに、わたしがフラフラしてるのがいけない。


本当なら、挨拶してくれるなんて喜ぶとこだよ?


少なくとも本気ってことだもん。


「感謝しなくちゃね」


無理やり自分を納得させたけど、もやもやは消えない。




そしてお出かけ当日は、なんていうか、騒がしい車内。


なんであの子ども、凪くんに懐いてんの?


もしかして、その女の人とも関係あるの?



初めましての、悠真さんと麻紀さん?


つきあってるわけじゃないの?



何だか意味がわからないし、うるさい。



狭い1番後ろの席にはるくんと座った。


はるくんが、わたしの手に手を重ねてきた。


わたしは、はるくんの肩にもたれかかる。


はるくんのにおいは、凪くんと同じ?


あ、そうか。同じシャンプー使ってるって言ったね?


「はるくん」


わたしははるくんの手を握り返し、はるくんの顔を見つめた。


こんなとき1番後ろの席っていいね。


いちごなんかなくてもできる、はるくん、学んだんだね。



なんか、前の席うるさい。


下手くそ。


歌うな。


わたし子ども嫌いなのかな?


そうだよね、母が授かり再婚したとき妹がうまれて、わたし、友達とあんまり遊べなくて、妹のお世話をさせられてた。


まだ中学生だったのに…



うるさい、妹かわいくない。


いきなりできたお兄ちゃんも……怖かった…



はるくんは全部知ってるの。


知ってると思ってるんだけどね、ひとつだけまだ話してないことがある。



話さなきゃだめかな?



そしてそれは凪くんにもまだ言えてないんだけど、凪くんには言えそう。



話してみようかな、と思った。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ