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君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの  作者: 水波瀬 凪
第二章~まだ俺は救われない【交際編】

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【遥希】車を手配する俺は行く前からとても疲れていたんだ

本当は今日、優芽の祖父母の家に壁紙サンプルや、その他キッチンリフォームの話をしにいくつもりだったけど、昨日のうちに、俺ひとりで持っていってきたんだ。


「来週また来ます」


そういってきた。


優芽と結婚前提、婚約したことを話すと、


「おお、そうか」


「あら、良かった」


優芽の祖父母公認となり、嬉しくて優芽に報告したんだけどな


「え、なに勝手に言ってんの!」


ちょっと怒られてしまった


「ほんとは一緒に言いたかった」


「あ、そか、そうだよな」


優芽の気持ち、わかってなくてごめん。


こういうとこ、なんだろうな。


女心、全然わかってねーな!


いつも凪に言われるんだけど、そうかもしれない。


良かれと思って、てやつ。


大事なことの優先順位をいつも間違える。




今日は、みんなでスパリゾートに行くことになっていた。


マンションの下がタイムズの駐車場なので、俺が車を借りることになっていた。


「チャイルドシートもよろしく」


悠真さんがそう言うんだけど、チャイルドシート?


聞くと、合コンで知り合ったバツイチ子持ちの女性を誘ったという。


ああ、そうだよな。


みんな彼女いるのに、悠真さんだってひとりはさみしいってとこだ。


でも、子ども?


て、悠真さんまさか


「父親になるつもりなの?」


「いや、まさか!」


悠真さんから事情を聞いた


「それ、なんかすっげーめんどくさいことにならないんだろうか?」


優芽にも話したら


「なにが?」


楽しそうじゃん、だって。


そっか、そうだよな、


「考えすぎか」


はははって笑って流したんだけど、その麻紀さんという人も、凪目当てなんだろ?



ほかに誰かいなかったのかよ





ただ遊び行くだけなのに、出発前から


「なんか疲れたな……」



しかし、だな、意外と面白かったんだ。


森のくまさん、


どんぐりころころ、


犬のおまわりさん


「なぎくん、わんわんってゆってー」


「えー無理」


「いやああ」


「あーもう、わかったよ、1回だけね」


きわめつけは


おべんとうばこのうた?



歌っておどらされてる……



とうなるかと思ったけど、凪に子どもの世話させておけばなんとなく、安全なんじゃね?


結菜ちゃんなんか 振り返って動画撮ってる。


そうだよな、レアだよな!




それでもやっぱり、凪、やらかしそうな予感しかないので気をつけておくとするか。




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