お兄ちゃん
師匠はカンドカの騎士試験結果表を見ていた。
「うん、しっかりセンハツ王国についてのテストは高得点でいいね」
「ありがとうございます」
師匠にセンハツ王国については、しっかり勉強して完璧にした方がいいと言われていた。
カンドカが今回1番頑張ったところだ。
「1次試験の経験ができて今回は良かったと思う。次は筋力を上げて魔法、技術も上げてこう」
「はい」
1週間後。2次試験当日。
2次試験は、1次試験合格者しか来てはならないというルールがあるため、カンドカは師匠の家に残ることになった。
「じゃあ、行ってきます」
シマネカは言った。
「頑張れよ」
「頑張って」
「うん。じゃあ行こうか、マクヒニ」
「おう」
シマネカとマクヒニの2人は試験会場に向かった。
「じゃあ、2人は特訓するか」
「「はい!」」
夕方になり、シマネカ達が帰って来た。
「ただいま」
「どうだった」
師匠が聞いた。
「どっちも受かりました!」
「おお!!よっかたな!」
「はい!」
「あとは面接だな」
「はい!」
1週間後。3次試験当日。
最後の試験、シマネカ達は試験会場へ向かった。
夕方になり、シマネカ達が帰って来た。
「ただいま」
「おかえり、どうだった」
師匠が聞く。
「どっちも受かりました!」
「おお!!よっしゃ!よかったな!」
「はい!ありがとうございます。師匠のおかげです」
2日後。
シマネカとマクヒニは騎士になる為、センハツ王城の寮に暮らすことになった。
「じゃあ、行ってきます」
「ああ、頑張れよ」
師匠は言った。
「はい。カンドカも頑張れよ」
「うん」
「ナヒナキも頑張れよ」
「うん!頑張ってね!」
「ああ」
「おい、マクヒニ、ついにだな」
師匠が言った。
「はい。ありがとうございました」
「じゃあ、行ってきます」
「行ってらしゃい」
シマネカとマクヒニは城に向かった。
それからカンドカは筋力を上げる為、約1ヶ月、身体を鍛えていた。
今日は走りのトレーニング。体力をつけようとしていた。
カンドカはいつも通り走っていた。
(あれ?、お兄ちゃん?)
「あの、プシアテ?」
お兄ちゃんっぽい人に、お兄ちゃんの名前を言った。
「え、もしかしてカンドカ?」
「え、そうだよ」
「おお!!生きてたか!!、プシアテだよ」
「え、生きてたんだ」
「おい、死んだと思ってたのか?てかなんでオレンジ髪?」
カンドカの髪はオレンジ色になっていた。
「魔法を使うとオレンジ髪が生えてくるんだって」
「だからこんなにオレンジ髪多いのか」
「そんなことより、その怪我、戦争で?」
「そうさ、ひどい状態になったけど、なんとか生き抜いたわ。てかさ聞いてよ。治療はしてくれたけどさ、治療終わったら追い出されたんだよ。ひどくね?どこに行けばいいんだよ!って話だよな。で、お前は何してんの?」
「俺は今、騎士を目指してるの」
「は!?ガチでか?」
「魔物に脅されて」
「は?!」
お兄ちゃんは何も知らなかったようなので、カンドカが教えた。何があったのかも教えた。
「俺も騎士団ぶっ壊したかったんだよ。一緒にぶっ壊そうぜ」
「いいけどなんでぶっ壊したいの?」
「そっちの方がアニメっぽくて面白そうだし、普通にうざいからだよ」
「面白そうだよね。分かった。一緒にぶっ壊そう」
「ああ、まずその師匠のところに行って鍛えたい。連れてって」
「うん」
師匠の家に着いた。
「師匠ー」
「カンドカ、もう帰ってきたのか?・・・誰?」
「こいつは俺のお兄ちゃんです。騎士目指したいって言うんで連れてきました」
「いや、無理だ」
「はぁ!?なんでだよ!!」
プシアテが怒鳴った。
「見たら分かるだろ。左腕、左目、右耳がない。その髪色、魔法使えないだろ」
「魔法はまだ試してないんだよ!!俺は転移者なの!!連れてこられたの!!」
「あの戦争のか」
「そうだよ」
「カンドカからはそんなの聞いてないぞ」
「あ、話したら殺されると思って、」
「カンドカはこう言ってるんですよ。こういう子なんですよ」
「別に転移者でも構わない。魔法も使えるかもしれない。だけどその状態で騎士になれると思うのか?」
「なれるね、気持ちで動くんだよ」
「そうか、まぁ人数少ないしいいよ」
「よっしゃ!!」
「よかったね、お兄ちゃん」
「ああ、ありがとな」
「じゃあ、腕の代わりに剣をつけよう」
師匠はそう言い、3人で店に向かった。
店に着いた。その店には剣が売っていた。
「思ってたんだけどなんで皆んな剣と鞘にガッチリと紐結んでんすか?」
プシアテは師匠に聞いた。
「それはすぐに鞘から剣を抜かないようにする為だ。なんでってところが知りたいんだよな、なぜそんなことをしてるかというと、すぐに抜けては人殺しが簡単だからだ」
「それ、騎士試験でやった」
「そうだ。騎士試験にもある。早く抜けないと守れないかもだからな。だからって紐はしっかりつけとかないといけない決まりなんだ」
「へ〜」
左腕の代わりとなる、剣を買い、プシアテはその剣を取り付けた。
「ん〜、いいね」
3人は魔法の特訓をするために、魔法の特訓ができる施設に向かった。
センハツ王国では魔法を出せる場所が決められていた。
施設につき、個室に入り、早速特訓を開始しようとしていた。
師匠は魔法の出し方をプシアテに教えた。
「じゃあ、プシアテやってみろ」
「はい」
プシアテは大きく息を吸う。右手に力を入れる。
「無理だっ」
「まぁ最初だからな、続けてれば今日出るさ。カンドカも始めろ」
「はい」
カンドカは草魔法に魔力を注ぎ、安定して棘毒魔法が出せるようになっていた。
約30分後、プシアテは手の中に何かを感じた。
「つめてっ!!なんだこれ!」
「続けろ魔法だ」
手から白色が見えてきた。
雪だった。
魔法が解けた。
「プシアテ、お前の魔法は雪だ」
「雪、何ができんの」
「魔力をたくさん入れて魔法変化すると氷になる。魔力量が多ければ多いほど、どの魔法も強力になる」
「へ〜っ」
「違うの出たっ!」
カンドカの声が聞こえた。2人はカンドカの方を見ると、草ではなく、木が出てきていた。
「2つ目!?」
師匠が驚く。
「すごいな、カンドカ、」
「木って確か、魔法変化で火になるんですよね?」
「そうだ。いいのをゲットしたな、」
「はい」
そのまま魔法特訓を続け、少しして帰った。




