作戦
シマネカの家に帰り、夜になって、シマネカの家の2階の部屋で、カンドカとプシアテの2人は喋っていた。
「おい、カンドカ、お前の2種類の魔法は武器になる。師匠殺そうぜ」
プシアテが小声で話しかけてきた。
「どういうこと?」
「お前は、1つの魔法を隠すんだ。そしていざとなった時に使う、秘密兵器にするんだ。そうすることで負けそうな時に一発逆転で勝てるかもしれない。でも師匠にはカンドカの2種類の魔法は知られているから、このままだと隠すことはできないと思うんだ。だから師匠を殺してこの国から出よう。魔物と戦って、強くなるんだ。どう?」
「いいと思うけど勝てるかな?」
「やらないと勝てないんだよ。俺は勝てる自信あるし、勝つ気でいくよ」
「・・・分かった。やろう」
2人は作戦を立てた。
翌日
カンドカとプシアテは師匠の家に着いた。
プシアテは、師匠とナヒナキに誘いの話をした。
「あのそういえばさ、今日カンドカの誕生日なんだよね。皆んなで誕生日パーティーやろうよ」
「お〜そうだったのか、明日は休みだしやるか」
「ナヒナキもやろうよお願い!」
「一旦、お母さんに聞くね。言いっていうと思うよ」
「分かった。皆んなでやりたいんだ。ありがとう」
「じゃあ特訓終わったら食材買いに行くか!」
「うん」
「今日は酒だな!」
師匠とナヒナキは特訓に出た。
夕方になり、師匠とナヒナキの2人は帰ってきた。
「おかえり」
「ただいま」
「ナヒナキ誕生日パーティーできるかな?」
「お母さんに聞いてきたよ。いいって」
「よっしゃ!!ありがとう!」
「喜びすぎだよ!」
「つい嬉しくなって」
「じゃあ食材買いに行くか!」
「うん」
4人で買い物をした。
家に帰り、辺りは薄暗くなっていた。
「じゃあ料理するから待っててな」
「はい」
「ねぇ、カンドカ、プレゼントあげる」
ナヒナキが言った。
「え!?まじ!?ありがとう!!」
「これ、どうぞ」
ナヒナキは青い宝石が付いているネックレスをあげた。
「何がいいか分かんなかったから、ネックレスにしたんだけど、どうかな?つけたくなかったらつけなくていいからね?」
「まって、まじで嬉しい、ありがとう、まじで嬉しい。ずっとつけるわ」
「ふふ、気に入ってくれてよかった」
カンドカは、ナヒナキがくれたネックレスをつけた。
「似合う?」
「似合うよ!」
「いいじゃんそれ、ナヒナキありがとう」
プシアテも感謝した。
わちゃわちゃ楽しんでいるとご飯ができた。
「いただきます!」
食べ終わり、師匠は酔っていた。
「ケーキ食べよ」
プシアテは言った。
「うん」
プシアテは買ったケーキを台所で切った。
「ねぇカンドカきて、ケーキどれがいい?」
カンドカを台所に呼び出した。
カンドカに左剣の紐を緩くしてもらった。
「これにしようかな」
「分かった」
という会話をしつつ、プシアテは包丁をカンドカに渡し、カンドカはその包丁の刃の方をズボンにしまい、服で隠した。プシアテも同じように包丁を隠す。
「はい、ケーキだよ」
「カンドカはケーキを机に置いた」
「あれ、俺のフォークは?」
師匠が言った。
「あぁ、3本しか持ってきてない。自分で取ってください」
「ああ、分かった」
師匠は立ち上がろうとした。
その時、師匠はプシアテに背中を見せていた。
プシアテはすぐに鞘と剣の紐を解き、師匠の背中を刺そうとした。右手では包丁を取ろうとしていた。
「師匠危ない!!」
ナヒナキはそう言い、皿をプシアテに投げつけた。
プシアテの左剣は師匠の左側の腹に刺さった。
師匠はすぐに振り返った。と同時に右手で持っていた包丁が師匠の右側の腹に刺さる。師匠に刺さった剣が師匠の肉を抉る。
師匠は振り返りつつ、すぐにプシアテの腹を蹴り飛ばした。
「ぐへぇっ」
プシアテは少し飛ばされた。膝が床についたが、すぐに立ち上がった。包丁は師匠に突き刺さったままだった。
「何してんだよお兄ちゃん」
カンドカがそう言い、プシアテにむかって、木魔法を放った。丸い木がプシアテに向かっていく。プシアテはその木を胸トラップし、師匠の顔目掛けて思いっきり蹴った。蹴った木は師匠の顔に飛んでいった。師匠は手で防いだ。
そんな師匠の横にいたのはカンドカだ。カンドカの前にはナヒナキがカンドカを守るかのようにいた。ナヒナキは真剣を出そうと紐を取ろうとしていた。
カンドカは魔法を出そうとしながら、師匠の方に包丁を持って走っていた。
プシアテは自分のポッケから、石ころをだし、師匠とナヒナキに1個ずつ投げ、プシアテはナヒナキに向かって走った。
カンドカは師匠と壁の間を通りながら、師匠の脚を何箇所か切って、刺した。その先は台所だった。
プシアテは左剣をナヒナキに刺そうとした。ギリギリでナヒナキの剣元が鞘から出る。プシアテの左剣先がナヒナキの剣元に当たる。プシアテは右足でナヒナキの腹を蹴った。
「お"っほっぉ」
カンドカは台所に入り、右手を師匠に向けた。カンドカの右手には緑色の棘ボールが出ていた。それを師匠に向けてすぐに打った。
プシアテは左剣でナヒナキの喉を掻っ切って、左剣をナヒナキの口に入れ突き刺し、左剣でナヒナキの両目を潰した。
師匠は右腕を伸ばし、右手で顔を守った。カンドカが打った棘ボールが師匠の手に刺さる。
師匠はカンドカに詰め寄ってきた。
「カンドッ、」
師匠の背後にいたプシアテの左剣が師匠の心臓を貫く。
「お"ッ、おっ、ほっ」
プシアテは刺さっていた包丁を取り、何度も師匠の背中を突き刺した。カンドカも一応前から刺した。
師匠は倒れた。
プシアテはナヒナキの心臓も刺した。
「勝ったぜ、カンドカ」
「うん」




