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第4話:魔王♀とショッピング

 カーテンがザッと開くと、そこには水色のドレスを着たマオが立っていた。


「お義兄ちゃん!!見てみて!!この服可愛い!!」

「おう。そうだな。」


 適当に返事をして流していると、またマオは更衣室に戻り、

 次カーテンを開くとへそ出しトップスを着たマオが立っていた。


「この服なんてどう?」

「おう、いいんじゃね?」


 俺はどういうわけか義理妹のファッションショーを見ていた。

 ...ことの発端は多分1時間くらい前。


 ***


「お義兄ちゃんとショッピングに行こうと思うの。」

「なんで?」

「良いじゃない、行ってきなさいよ」

「やだよ?」

「うるせェ!!行こう!!」

「拒否権なんてなかった。」


 突如、マオがショッピングに行きたいなんていいだした。


 俺的には女子の買い物は長いと聞いているので、断りたかったのだが、願いは届かなかった。

 マオはイーノンモールに入ると速攻でレディースの服屋へ走っていった。


 ・・・


「ユニ◯ロでよくね?」


 次の瞬間、靴が飛んできた。


 ***


 と、言うわけだ。


 ...ちなみに今でも顔面には靴の跡がついている。

 普通に痛い。


 マオは結局自分で気に入ったものを全部買ったそうだ。

 お金ってどうやって手に入れているのかを聞いたら『企業秘密❤』と言われた。


 言えないということはやましいお金なのだろう。


 あれ、俺にファッションショーした意味は?


 そんなことを考えながら2人で帰路についた。


「今日は買い物に付き合ってくれてありがとうね!!」

「断っても引きずってでも連れてきただろ?」

「うん!(元気)」

「なんだこいつ。」


 急にマオからお礼を言われた。

 勝手に連れてきただけのくせに、


 感謝を言うくらいなら靴を投げたことへの謝罪をしてほしいものだ。


「でも、ショッピングモールについてから、文句を言わないで付き合ってくれたのは嬉しかったよ?」


 そう、上目遣いで言われた。

 ......男は女の上目遣いに弱いというが、本当らしい。


 女ってずるい。これだけで飯を10杯食えそう。

今更王道の恋愛に戻そうとしてます。

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