第5話:【放送事故!? 漏れ出した「ガチ」の本音】
氷室社長の提案で、陽葵(深海ねね)と湊(夜帳カレン)の合同配信が行われることになった。 しかし、ここで社長のポンコツスキルが炸裂する。
「よし、配信スタート!……あ、マイクの感度設定間違えたかな?」
社長が操作を誤り、アバターの音声だけでなく、「マイクの背後で漏れている二人の生の声」がそのまま配信に乗ってしまったのだ。
湊:(アバターの声)「跪きなさい、愚民ども。……夜帳カレンよ」 湊(生の声):(ボソッと)「……恥ずかしくて死にそう。なんで私がこんな三下(陽葵)と……」 陽葵(生の声):(小声で)「湊さん、キャラ守ってください! あ、コメントで『後ろの声、ガチの不仲で草』って書かれてますよ!」
『待て、後ろの声聞こえてるぞww』 『「三下」って言った? 今カレン様「三下」って言ったよね?』 『生々しすぎて最高なんだけどww』
焦る陽葵と、苛立つ湊。しかし、生放送は止まらない。 ついには、二人が「もやしの味付け」を巡ってガチの口論を始めてしまう。
湊:「いい? もやしに塩だけなんて舞台俳優の食事じゃないわ! せめてバターを!」 陽葵:「そんな贅沢できるわけないじゃないですか! もやしは19円なんですよ!?」
『もやしで喧嘩すんなww』 『このV、設定じゃなくてガチで貧乏なのかよ』 『逆に推せる。偽物のキラキラよりこっちの方が面白い』
社長のミスによる「放送事故」は、逆にリスナーたちに二人の強烈な個性を印象付けた。 「不仲だけど、どこか必死で、生活感丸出しの二人」。 この日、事務所のチャンネル登録者数は、初めて大台の1,000人を突破した。




