Ep.22 きのうのところ。
翌朝、目を覚ましたとき、最初に気づいたのは静けさだった。
目を閉じたまま、しばらく動かずにいる。昨夜はあれだけ屋根や窓を叩いていた雨音が、ほとんど聞こえない。代わりに、どこか遠くで水滴が落ちる音と、低く回るプロペラの微かな駆動音だけが、薄暗い部屋の中に残っていた。
身体を起こそうとして、腰に鈍い痛みが走る。
「……いってぇ」
『おはようございます、主様』
「……おう」
床で寝たせいだ。
分かっていたことだが、分かっていたからといって痛くないわけじゃない。背中まで妙に固まっている。俺は顔をしかめながら上半身を起こし、首を左右へ倒した。
ごき、と鳴った。
「……歳かな」
『主様の年齢のみを原因と断定するには――』
「朝から真面目に分析すんな」
『了解しました』
そこで、アイがいないことに気づいた。
「……アイは?」
『窓際です』
見る。
いた。
昨夜とほとんど同じ場所に、小さな背中がある。窓の下へ座り込み、膝を抱えるようにして外を見ていた。淡い水色の髪はまだ少し乱れているが、昨夜よりは乾いている。
「おい」
アイが振り返った。
「おじさん」
「何してんだ?」
「みてた」
「何を」
「そと」
俺は立ち上がった。
腰が痛い。
「……っ」
『主様』
「言うな」
『まだ何も――』
「どうせ腰がどうとか言うんだろ」
『右脚を庇うような動作が確認されたため、膝の状態について質問しようとしていました』
「そっちかよ」
『腰も痛みますか?』
「増やすな」
窓へ近づく。
アイの隣から外を見ると、昨夜とは街の姿がまるで違っていた。
雨はほとんど上がっている。完全に止んだわけではなく、細かな雨粒が時折風に流されて窓へ当たっているが、空は昨日よりずっと明るい。厚い雲の切れ間から白っぽい朝の光が差し込み、濡れた道路や崩れた建物の壁を鈍く光らせていた。屋根からはまだ大量の水が落ち、道路脇の排水溝は泥水で溢れている。それでも、昨日のように景色全体が雨の幕へ消えるほどじゃない。
「雨、へった」
「ああ」
「ずっとみてた」
「ずっと?」
「うん」
「いつから」
「……?」
アイがピコを見る。
『午前四時十二分頃からです』
「そんな早くから?」
『アイは睡眠を必要としません』
「分かってるけどさ」
アイはまた窓の外を見る。
「くらいのから、あかるくなった」
「朝だからな」
「雨も、へった」
「ああ」
「アイがみてたから?」
「違う」
即答した。
アイが俺を見る。
「ちがう?」
「お前が見てなくても減る」
「……」
少し残念そうだ。
「でもまあ、見張っててくれたんだろ」
「うん」
「なら助かった」
表情が戻った。
「アイ、ほじょ」
「まだ覚えてたのか」
『夜間監視の補助担当です』
「どうだった?」
『午前一時三十八分に南西方向から金属音。午前二時十一分に小規模な落下音。午前三時四十七分に――』
「待て待て」
俺は手を上げた。
「危険は?」
『確認されませんでした』
「じゃあ最初にそれ言って」
『詳細報告は不要ですか?』
「飯食いながら聞く」
『了解しました』
荷物を確認する。
何もなくなっていない。
M-68もある。
警察施設で回収した弾薬も無事だ。
俺はマガジンを抜き、装填状態を確認してから戻した。昨日ゼロになったばかりだからか、弾が入っていることを確認するだけで妙に安心する。
「おじさん」
「ん?」
「ばん、ある?」
「ある」
「じゅうに?」
「……よく覚えてんな」
「きのう、じゅうにっていった」
「そうだな」
『正確には、使用可能と推定された弾薬が十二発です』
「朝から細かい」
『弾薬管理は重要です』
「それはそう」
俺は荷物から保存食を出した。
「飯」
「たべる」
「お前、ほんとそれだけは反応早いな」
「おいしいから」
「腹は減ってないんだろ?」
「へってない」
「でも食う」
「たべる」
迷いがない。
「まあいいけど」
簡単な朝食を用意する。
昨日と同じ保存食だ。温めるほどでもない。水は必要な分だけ使う。
アイは俺の向かいに座り、包装を開けようとする。
開かない。
反対側。
開かない。
歯で噛もうとする。
「待て」
「?」
「貸せ」
俺が切り口から開けて渡す。
「ここ持って引っ張る」
「ここ?」
「ああ」
「つぎ、できる」
「頼むぞ」
『前回も類似の発言がありました』
「ピコ」
『はい』
「成長を見守るって知ってる?」
『観察記録を継続する行為でしょうか』
「……だいたい合ってるのが腹立つな」
食べながら、昨夜の報告を聞いた。
ピコが拾った音はいずれも遠く、継続性もなかった。雨で緩んだ瓦礫や金属板が落ちた可能性が高いらしい。通信信号も、病院周辺で確認したような明確な移動反応はない。
少なくとも、この近くまで四脚兵器が追ってきた形跡はなかった。
「病院の方は?」
『ここから直接確認することはできません』
「だよな」
分かっている。
それでも聞いてしまった。
アイが食べる手を止める。
「おうち?」
「ああ」
「だいじょうぶ?」
「分からん」
嘘はつかない。
「だから調べるんだよ」
「けんもんじょ?」
「そう。弾ももう少し欲しいし、あいつらについて何か分かればもっといい」
「アイのことも?」
手が止まった。
「……そうだな」
アイは少しだけ俯いた。
昨日までなら、ここで「なんで?」と続いていたかもしれない。
でも今は聞かなかった。
自分が探されている。
自分を見つけた機械が攻撃してくる。
そこまでは、もう理解している。
俺は保存食を一口食べた。
「まあ、全部いっぺんに分かるとは思うなよ」
「ぜんぶ?」
「ああ。分かんなかったら次を探す。それでも分かんなかったら、また次」
「いっぱい?」
「たぶんな」
アイは考えてから、また食べ始めた。
「じゃあ、いっぱいみる」
「そういうこと」
『探索範囲の拡大には燃料、食料、弾薬、安全な移動経路の確保が必要です』
「お前は現実に戻すの早いな」
『現実ですので』
「知ってるよ」
食事を終えると、出発の準備を始めた。
昨日濡れた服は完全には乾いていない。着ると冷たい。最悪だ。
アイも袖を通した瞬間、動きが止まった。
「つめたい」
「だろ?」
「いや?」
「嫌」
「おじさんも?」
「めちゃくちゃ嫌」
アイは自分の袖を見る。
「でも、きる?」
「着る」
「なんで?」
「裸で行くわけにいかないから」
「なんで?」
「……そこから?」
『主様』
「説明しなくていい」
『まだ何も言っていません』
「絶対ろくでもない説明始めるだろ」
『衣服には体温維持、身体保護、社会的――』
「ほら始まった」
アイが真剣に聞いている。
「しゃかいてき?」
「覚えなくていい」
「なんで?」
「長くなるから」
『説明可能です』
「出発が遅くなるからやめろ」
荷物をまとめる。
昨夜使った場所は、そのままでも問題ない気はしたが、食べ物の包装や使ったものだけは回収した。
アイがそれを見ている。
「もってく?」
「ゴミだからな」
「おいてかない?」
「置いていかない」
「なんで?」
「またここ使うかもしれないだろ」
アイが部屋を見回す。
「また、とまる?」
「可能性はある」
「じゃあ、きれい」
「そういうこと」
アイは自分から床に落ちていた小さな包装片を拾った。
俺たちのじゃない。
古いゴミだ。
「それはいい」
「ごみ」
「五年以上前のな」
「でも、ごみ」
「……まあ、そうだけど」
拾う。
また拾う。
「アイ」
拾う。
「全部やる気?」
「きれいにする」
「今日中に検問所着かなくなるぞ」
アイの手が止まった。
床を見る。
俺を見る。
床を見る。
「……あと、これだけ」
「一個だけな」
もう一つ拾う。
「よし、終わり」
「もうひとつ」
「増えてる」
『主様』
「何だ」
『アイの清掃行動を中断させるより、残存する小型廃棄物を私が――』
「お前まで掃除始めるな」
『効率化の提案です』
「三人で何しに来たんだよ」
結局、五分余計にかかった。
建物を出る。
昨夜より空気が冷たかった。
雨は細い。
道路の水はまだ引ききっていないが、昨日よりずっと走りやすそうだ。遠くのビルも輪郭が見えている。
俺は端末を起動した。
昨夜泊まった建物の位置に、新しい印を追加する。
《一時退避可能》
その下に、二階使用可、構造状態要再確認、と記録する。
アイが横から覗く。
「ここ?」
「ああ」
「おうちじゃない?」
「違う」
「とまるところ」
「そう」
「じゃあ、なまえは?」
「名前?」
「びょういんは、おうち」
「病院な」
「ここは?」
「……一時退避地点」
アイが無言になった。
「なんだよ」
「ながい」
「じゃあ避難所」
「ひなんじょ」
「そう」
『厳密には正式な避難施設ではありません』
「お前は黙ってろ」
アイは画面の印を指差した。
「ここ、きのうのところ」
「それでいいよ」
「きのうのところ」
「名前にすんな」
端末を閉じた。
バイクを道路へ出す。
アイが前。
俺が後ろ。
ピコが飛び上がる。
「頭来る?」
『走行速度が低い間は飛行します』
「そうか」
『速度上昇時には固定します』
「固定って言い方やめろ」
『しがみつきます』
「最初からそう言え」
『意味は同一です』
エンジンをかけた。
久しぶりに聞くような気がする。
たった一晩なのに。
アイが前を見る。
「けんもんじょ?」
「ああ」
「きょう、つく?」
「今度こそな」
『現在の道路状況が継続する場合、約――』
「時間言うな」
『まだ算出していません』
「昨日それ聞いた」
『同じ質問への同じ回答です』
「そうかよ」
アクセルを回した。
バイクがゆっくり動き出す。
昨日引き返した分岐を抜け、今度は左側の迂回路へ入る。路面にはまだ泥と水が残っているものの、昨日ほど酷くはない。朝の白い光の下、濡れた街は奇妙なくらい静かだった。
途中、何度か止まった。
倒壊した歩道橋。
放置車両。
道路を半分塞ぐ瓦礫。
そのたびに端末へ現在の状況を記録し、通れる場所を探した。
急がない。
昨日、それで失敗した。
遠回りでも、確実に進む。
病院の周辺では当たり前だったことを、知らない街で一つずつやり直していく。
一時間ほど経った頃。
ピコが前方で止まった。
『主様』
「どうした?」
『目的地まで約七百メートルです』
俺は速度を落とした。
アイも気づいたらしい。
「ちかい?」
「ああ」
昨日なら、その言葉だけで少し安心したかもしれない。
今日は違う。
近づいたからこそ、警戒する。
俺はバイクを道路脇へ止めた。
エンジンを切る。
静寂。
水滴の音。
遠くで風が何かの看板を揺らしている。
「ここから歩く」
「なんで?」
「音が目立つ」
アイがバイクを見る。
「ここにおく?」
「ああ。隠す」
半壊した店舗の軒下へバイクを押し込んだ。道路から直接見えない位置まで移動させ、簡単にカバーをかける。
必要な荷物だけ持つ。
端末。
工具。
水。
M-68。
俺は銃を抜いて状態を確認する。
アイがそれを見る。
「ばん?」
「まだするなよ」
「アイ、しない」
「お前じゃなくて俺がな」
「おじさん、ばん?」
「必要になったら」
『交戦は可能な限り回避することを推奨します』
「十二発しかないからな」
『はい』
俺は銃を戻した。
「ピコ。先行」
『了解しました』
ピコが低く飛ぶ。
俺とアイは少し距離を空けて後を追った。
昨日の雨で街の埃が流されている。
そのせいなのか、普段より匂いが強い。
濡れたコンクリート。
泥。
錆。
腐った植物。
そして、ところどころに残る古い油の臭い。
少しずつ、景色が変わる。
道路脇にコンクリート製の障壁が現れ始めた。
最初は一つ。
その先に二つ。
さらに進むと、車両を蛇行させるように配置された大型のブロックが道路の左右へ並んでいる。
「これ、なに?」
アイが小声で聞く。
「車をそのまま通さないためのやつ」
「なんで?」
「止めて、調べるため」
「なにを?」
「人とか、荷物とか」
アイは少し考えた。
「アイも?」
足が一瞬止まりそうになった。
「……昔ここに来てたら、調べられたかもな」
「なんで?」
「それは分からん」
嘘じゃない。
アイが五年前、どこにいたのか。
この場所を通ったことがあるのか。
何も分からない。
アイは障壁へ手を伸ばしかける。
止める前に、自分で引っ込めた。
「さわらない」
「よし」
「アイ、えらい?」
「自分から要求するようになったな」
「えらい?」
「……えらい」
満足したらしい。
ピコが戻ってくる。
『前方に施設を確認しました』
「動体は?」
『現時点では確認できません』
「通信」
『明確な稼働信号はありません』
「生体反応」
『検出範囲内にはありません』
「分かった」
さらに進む。
やがて、道路の先にゲートが見えた。
錆びた可動式の遮断設備。
その横に、小さな監視所。
奥には軍用らしい車両が二台残されている。一台は道路脇へ乗り上げ、もう一台はタイヤが完全に潰れていた。
コンクリート障壁には無数の弾痕がある。
監視所の壁も一部が黒く焼けている。
五年前。
ここで何かあった。
「……着いたな」
『位置情報と一致します』
アイが俺の袖を掴んだ。
「ここ?」
「ああ」
「けんもんじょ」
「そうだ」
昨日、一日かけて辿り着けなかった場所。
戦争末期、警察施設から武器や弾薬、医療物資が移された場所。
そして、もしかしたら。
あの四脚兵器や、IS-003について何か残っているかもしれない場所。
俺はM-68へ手を添えたまま、ゆっくりゲートへ近づいた。
「アイ。俺より前に出るな」
「うん」
「ピコ。周囲見てろ」
『了解しました』
監視所の横を通る。
中には誰もいない。
倒れた椅子。
壊れた端末。
床に溜まった雨水。
その先へ進む。
軍用車両。
コンテナ。
簡易施設。
どれも長い時間をここで過ごしたように錆びている。
けれど、昨日の雨が古い汚れを流したせいで、地面だけは妙に新しく見えた。
俺は足元を見ながら歩く。
泥が柔らかい。
自分の靴跡が、はっきり残る。
そのときだった。
「……待て」
後ろのアイが止まった。
ピコも振り返る。
俺は動かなかった。
地面を見ていた。
俺たちの足跡とは違う。
少し先。
監視所の裏側からコンテナへ向かって、泥の上に薄い窪みが残っている。
雨でかなり崩れている。
それでも分かる。
靴底だ。
人間の。
「ピコ」
声を落とす。
『確認します』
ピコが地面近くまで降りた。
俺はM-68を抜いた。
周囲を見る。
さっきまでただの廃墟だった場所が、一瞬で違って見えた。
隠れる場所はいくらでもある。
コンテナの陰。
軍用車両の裏。
監視所。
簡易施設。
アイが俺の服を掴む。
「おじさん」
「静かに」
「……うん」
ピコが足跡の上をゆっくり移動する。
数秒後。
『主様』
「いつのだ」
『昨日の降雨による変形が大きく、正確な時間推定は困難です』
「五年前じゃないだろ」
『はい』
ピコが少し浮き上がった。
『比較的新しい痕跡です』
俺は足跡を見る。
雨が降れば消える。
昨日みたいな雨なら、なおさらだ。
完全に消えていないということは。
少なくとも、ずっと昔のものじゃない。
「これ」
アイが小さな声で聞いた。
「だれ?」
「分からん」
「おじさんじゃない?」
「ああ」
「アイでもない」
「ああ」
「ピコ?」
『私は靴を履きません』
「見れば分かるだろ」
『アイから質問がありましたので』
「……そうだったな」
こんな状況なのに、少しだけ緊張が抜けた。
だが、次の瞬間には戻る。
足跡は一つじゃない。
少し離れた泥の上に、別の跡がある。
大きさが違う。
さらに、その横にも。
雨で崩れて重なっているせいで人数までは断定できない。
でも、一人じゃない可能性が高い。
アイが俺の横から足跡を見る。
「ほかの、ひと?」
俺はすぐには答えなかった。
五年間、この街で人間の痕跡なんていくらでも見た。
古い死体。
荷物。
避難記録。
誰かが最後に食べた缶詰。
途中で放棄された車。
そういうものなら、もう見慣れている。
でも、これは違う。
昨日の雨でも消えきっていない足跡。
誰かが、最近ここを歩いた。
「……そうかもしれない」
アイの目が大きくなる。
「いる?」
声に、怖さより好奇心が混じっていた。
「まだ分からん」
「あう?」
「それもまだ決めない」
「なんで?」
俺はM-68を握り直した。
「人間だからって、味方とは限らないからだ」
アイは少し黙った。
「てき?」
「それも分からない」
「じゃあ、なに?」
「だから確かめる」
アイは足跡を見る。
俺も見る。
跡はコンテナの間を抜け、検問所のさらに奥へ続いている。
ただし。
追う前に、やることがある。
「ピコ」
『はい』
「足跡は記録。人数は断定するな」
『了解しました』
「あと、端末の地図にも追加する」
俺は端末を取り出した。
検問所の位置へ、新しい情報を入力する。
《比較的新しい人間の痕跡》
赤い敵性表示にはしない。
まだ敵じゃない。
安全表示にもできない。
だから、未確認。
「おじさん」
「ん?」
「ひと、いるかもしれない?」
「ああ」
「アイと、おじさんじゃないひと」
「そうだ」
「……いっぱい?」
「分からん」
アイはしばらく考えていた。
そして、少しだけ俺の袖を強く握った。
「みたい」
俺はその顔を見る。
こいつはまだ、俺以外の人間をほとんど知らない。
世界には俺とピコしかいないような生活をしてきた。
普通の人間がどう暮らしているのかも。
自分と同じくらいの子供がいることも。
まだ知らない。
だから、見たいんだろう。
けれど。
「焦るな」
「うん」
「まずは、ここを調べる」
「たま?」
「それも」
俺は足跡の先ではなく、検問所の施設へ目を向けた。
ここへ来た目的を忘れるわけにはいかない。
誰かがいるかもしれないなら、なおさらだ。
「それに」
「?」
「この足跡の奴らも、ここへ何か探しに来たのかもしれない」
アイがコンテナを見る。
俺も見る。
昨日まで、ただの物資探索だった。
今は違う。
俺たちより先に、誰かがここを歩いている。
何を持っていったのか。
何を残したのか。
そして。
今も近くにいるのか。
雨上がりの検問所で、俺たちは初めて、自分たち以外の「今」を見つけた。




