『第二幕』
目の前には綺麗な海が広がっている。
「うわー!!すっごく綺麗!」
二時間ほどバスに揺られ、目的地に着いた。
日の光にあたってきらきらと輝く光景に目を奪われる。
「服のままはいらんといてなー!」
「ちょっと!?そんなことはさすがにしない…よ…?」
「なんで疑問系!?そこはちゃんと否定しようや!」
2人でまたそんなことを言い合っていると、クラスメイトから笑われる。
「ちょっとー!そこのカップルさん!早く荷物を運んじゃいましょ!」
「「カップルじゃない!!」」
また笑われた。なぜだ…。
*****
少し歩くと、今日泊まるペンションが見えてきた。
バーベキューができるところが近くにあるらしい。
そこにちょうど庭の手入れをしていた人がいて、その人が声をかけてきた。
「こんにちは、宿泊のお客様ですか?」
「はい。予約をしていた立花です」
「立花様ですか。ようこそおいでくださいました」
私達をペンション内に案内してくれた。
ペンションは予想より大きかった。
内装も外装も綺麗で、ちょっとした森の屋敷みたいだ。
庭に植えてある花もしっかり管理され、美しく咲いている。
「お庭にあるお花、とても綺麗ですね」
「ありがとうございます。ガーデニングは妻と私の趣味なんですよ」
どうやら、このペンションは家族で経営しているらしい。
受付に来ると、鍵を渡された。
「10部屋ご予約されています。こちらです、ご案内します」
案内された部屋はどこでも海が見えるところだった。
部屋や食事の時間などについて説明を受けてから、それぞれの部屋へ向かった。
事前に部屋割りは決めてある。
基本的に三人一部屋だが、一つだけ二人一部屋になる。
それを私はゲットした。
親友の加奈と私だけ二人部屋だ。
ちなみに終夜は仲のいい男子と一緒の部屋になっている。
部屋について、加奈と話す。
「春、この後海だっけ?」
「うん、そうだよー!この間の水着、もって来たよね?」
「もちろん!ちゃんと春も着てね!?」
「…はい」
…なんでノリで決めちゃったんだろう。
ものすごく後悔している。
加奈と私で、旅行前に水着や服を一緒に買いに行った。
そこでテンションが上がって、普段は着ないような水着を買ってしまったのだ。
「大丈夫だよ!春は容姿だけはいいんだから!」
「待って、“だけ”って聞こえた気がする。
そして容姿がいいのは加奈のほう!!」
「何言ってんの。クラスの男子のほとんどがあんたのこと好きなのよ」
「それは加奈でしょ。それより海!!今日は泳ぎまくるんだ!!」
「それよりって、あんた…。まぁ、それが春だわ」
なんかわからないけど加奈が納得していた。
服の下に水着を着たし!
もう準備万端だ!
…。
すみませんでしたあああ!!
まさか、まさかですよ!
間が空きすぎました…。
画面の前で土下座してるので許してください…。
閲覧ありがとうございました!!
誤字脱字ありましたらいってください。




