浅間山の婆様
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浅間山の婆様
権現堂の頭には、森の経験が少なかった。
深い森は、暗くて、気配が多い。
いきなり混乱させられる。
リーダーがデコボコの獣道も初めてで、付いていくのにやっとだと感じた。
「リーダー、ごめん。ちょっと急に入ったので、混乱してる。」
リーダーは、森に入って、さぁ、婆様の所へと思いがせいてしまって、頭の状況に目がいって無かった。
「すみません。初めての森は気配がうるさいですよね。少し、休みましょう」
「ごめん。獣の気配ばかりじゃないな。これって浅間山の特徴か?」
「浅間山の気配、、、確かに、いつもと違うかも知れません。」
リーダーは、気配をみたが何かは分からなかった。
「すみません。何か変ですね。婆様のところは、何といっていいかわかりませんが、知らない人には辿りつないんです。獣の気配を追いながら向かいましょう。」
頭はリーダーの話を理解した。つまり、獣の動きに合わせて進むんだな。という事だった。
ケヤキの集落にいても、森での動き方を知ってるんだなと感じた。
少し、落ち着いてきた。
リーダーも慌てていなかった。
獣は、人の気配から遠ざかる。
リーダーは、谷に入って獣が谷を進む所をぎゃくにのぼりはじめ、平らな部分な入った。
平らに部分の先に大きな岩が二つ重なってる。
岩と岩の間に、カヤで編まれた、壁で偽装されていた。
リーダーがその穴を見て、頭に伝えた。
「お頭様、この穴が婆様の穴です。」
二人は、穴に入った。
「婆様、ケヤキの者です。」
リーダーは大きな声を出した。
権現堂の頭は、真っ暗に闇に行へを迷ったが、リーダーの後に付いていった。
中から炎を持った侍女が出て来た。
「ケヤキの方、こちらです。」
侍女の炎に導かれ穴に入ると、石で組んだ釜の中で焚き火が僅かに赤くなっていた。
バキッという音がした。
リーダーには、婆様が見えてるようだ。
権現堂の頭は焚き火の煙でもやってるだけの空間があった。
そこに声が聞こえてきた。
「おお、お主は権現堂の巫女じゃな。」
ハッキリと聞こえると、頭にも姿がハッキリしてきた。
「おお、婆様。初めてお会いします。権現堂の巫女でしたが、いまは頭です。よろしくお願いします。」
「婆様、キツネの毛皮を狩って参りました。お収めください。お頭様と狩りました。」
「リーダーはすっかり慣れたもんじゃのぉ。ありがとうよ。」
侍女が受け取った。
「今日は、権現堂まで連れて何ようじゃ?」
「はい、ケヤキの巫女がケヤキが近畿圏に新たな風が吹いているというので、北川辺の大巫女様、いまは権現堂の竹藪にいらっしゃるのですが、聞きにいったら、近畿圏に大きな白い壁の建物に、石を重ねた屋根のある祠があって中に金色の何かがあるらしいというのです。」
「ほう、大巫女は流石じゃのぉ。ほぼ正解だろう。」
え、と二人は驚いた。
「ほぼ正解?」




