↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一つの武士の誕生  作者: 熊さん
第一章:国の動き始め
PR
3/24

祠の祭祀

1-3

祠の祭祀



祠は、柱が六本、手前から二本づつ、奥の方に伸びており、入口に階段がついていて、高床になっている。


壁は、木等で囲まれ、入口は、樹で作られた観音扉になっていた。


階段を登り扉を開くと、ケヤキの巫女、権現堂の巫女、リーダーが中に入っていった。


中から声がした。


「済まない、来てくれたな。リーダーは、もう頭じゃな。巫女を連れてきてくれて、ありがとう。権現堂の巫女様も今じゃ頭じゃ。前に座ってくれ。」


北川辺で大巫女だった祭祀は、石で囲まれた焚き火の前に座っていた。


ケヤキの巫女が話を進めた。


「祭祀様、近畿圏が騒がしい。ケヤキに風を感じている。何かご存じか?」


「儂が分かるのは、大きな白い壁の建物で、石を並べた硬い屋根が付いている。だが、、、

中にキラキラした者がある。」


「キラキラしたも?」


権現堂の頭は、興味深く声に出した。


「そうじゃ。海の向こうから来たモノとしか分からぬ。」


「古墳づくりが、飽きられたんじゃないか?北川辺は、形だけだからな、、、」


「埴輪づくりなど、皆のゆとりがあるなら、良い事じゃないか。」


「三殿台からも何も言われてないようだ。」


リーダーが、祠の祭祀に続けて聞いた。


「千葉の海の巫女はどうされてる。何かないのでしょうか。」


「特に変化は無いようじゃ。」


ケヤキの巫女は、仕方がないという様子で、話を続けた。


「リーダーに浅間山に向かってもらおうと考えています。浅間山の婆様なら、何かご存じかも、、、どう思いますか?」


祠の祭祀も、仕方がないという顔になり、返した。


「婆様なら、何かしらの知らせをいただけるかも知れるな。」


権現堂の頭は、難しい顔をして、話を切り返した。


「祠の祭祀様、権現堂を頼めますかな?儂は、浅間山に行ってみたい。と、考えているのじゃが、、、どうかな」


すると祭祀が、返した。


「権現堂を留守にしたいと申すのか。儂には、話を聞くしかできないぞ。それで良いのか?」


「はい、侍従に動きは任せるので、話しを聞いてくださればと考えます。」


「ここに世話になってるのじゃ、それくらいは任せておけ、婆様の話を聞くのは、お主にとっても良いことかも知れぬな。」


権現堂の頭は、うむと大きく頷くと、ニコッと笑った。


祭祀も、頷き、ケヤキの巫女は、仕方ないという顔になった。


外に出て、権現堂の頭が侍従に言付けをして、離れることを伝え、リーダーに向かって、よろしくお願い申し上げると、頭を下げた。


リーダーは、ケヤキの巫女と話、出かけることを確認していた。


とりあえず、ケヤキの河辺まで行き、巫女を送り、リーダーも竹弓や荷物をまとめ、利根川に戻ってきた。


権現堂の頭と二人、本庄辺まで登り、後は歩きで行くことにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。