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『レイズアップ・シンフォニー』について
なんだか、随分と複雑な夢を見ていたような気がする。
考え込んでいると、孤独さが際立ってくる。
思えば俺は、通信制に転学したことによっていわゆる『青春』からは遠ざかっていた。
久しぶりに、俺は『逃避先』として小説を選ぶことにした。
レイズアップ・シンフォニー あらすじ
少しだけ未来の話。
クルマが空を飛び、行き交う姿に人々が慣れたころ。
音響的上昇機構を搭載したクルマでのレースは、かつての高校野球のような盛り上がりを見せていた。
夢の舞台は甲子園から鈴鹿サーキットへと移り、また数多の学生たちのドラマが紡がれることになる。
学生たちのキラキラした青春。
そんなものに、ずっと憧れていた。
物心がつく前から、テレビ中継で甲子園で汗を流す球児たちと、ブラスバンドの音色を聴いていた。
それに、自分の好きなモータースポーツを組み合わせた。
ただ、それだけのエゴイスティックな物語。
『光速の貴公子』のような白熱のレースシーンと、『プラネット・ナイン』のような登場人物たちの確固たる思い。
そんなものを、書きたかった。
ただし、この小説は今現在、完結していない。
俺は、青春の逃避先としてこの小説を選んだ。
…第二章が完結した翌日、小学校の同窓会があった。
現実の人間関係のほうが、何倍も魅力的だと…分かってしまった




