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枝について

いつだったか、【無限とは循環、なら、その始まりはなんなんだろうね。】と、ヒカリさんに聞かれたことがあった。


それをずっと考えていた。


その日、いつものように微睡んでいると、なんだかイメージが浮かんできた。


情報の授業でちょろっとだけ触った、プログラミングの構造図。

試行し、エラーが出たら少し戻り、再試行。

プログラムを書き続ける限り、行き止まりはない。


動かし続ける限り、『無限』に続く。

そして、一番最初に考えていた、『無限種類の世界』が『無限個生成される』という、聞きかじっただけの仮説。


要は、どこかの分岐点で枝分かれを無限に繰り返していった結果、世界線が無限個となったのではなかろうか?

いわば、原点が根として繋がった巨大な木だ。


ここで言うエラーというものは、自説を組み立てていく中で生じた小さな矛盾。

容認可能な、小さな矛盾。


『自分に嘘をつくことが無ければ』大きな矛盾は生まれることは無い。

ならば、その『根』は『絶対的な原点なのか?』


それは違う。


先程も言った通り、無限とは循環であり、その原点の背後にも『枝』は伸びている。


【…おもしろいね。】


『何が?』


【だって、キミの考え方、そっくりそのままその『木』みたいに枝分かれしては収束して…ってなってる。】


俺の考え方が、この世界の構造の仮説と一致している?


『それは、俺が…』


俺が、この世界の一部なんだから、当たり前だ。


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