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魔力ゼロの勇者 〜最弱勇者の最強育成に必要なのは僕との繋がり〜  作者: アオネコ


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第九話 新しい装備

 マーマンの被害から漁村を救ったフィズとセシリアは、町に帰ると新しい装備を求めて武器屋を訪れた。剣や盾が並び、プレートアーマーが鈍い輝きを放っていた。


「うーん、武器は色々あるけど、これ、僕に適性が無いみたい・・・」

「剣は兎も角、ナイフなんかもダメそうですね…」


 武器を手に持ってみるが、どれもこれも『適正無し』と表示された。防具も試してみたが、


「唯一適性があったのがこの軽鎧だけか…」

「まあ、無いよりは安心じゃない?動きやすい物の方が戦闘には有利なはずよ?」

「そういう君は?」

「私?私にはこの大剣があるからね。装備はちょっと・・・」

「ちょっと?」

「もう///胸もお尻も大きすぎて、どこの鎧も入らないのよ///」

「おう…それは困ったね…」


 デカすぎるのも考えもんだな…確かに僕のイチモツもデカくて邪魔な時があるし…う~ん…


「そうだ、ダメもとで例の店に行ってみる?あそこなら良い装備もあるかも」

「あのお店?この前に見た時は装備は見かけなかった気がするけど、試しに行ってみましょうか!」


 例の店に着くころには辺りは暗く怪しい雰囲気が漂っている。ピンクのランプで妖しく照らされた看板を掲げた例の店に入ると、まずは普通の魔道具が置いて居ある売り場を探した。


「あら?いらっしゃい。また来てくれて嬉しいわ。今日は向こうには行かないの?」

「お邪魔します。今日は装備を探しに来たんです。でも流石に無いですよね?」

「あら、装備?うふふ、あるわよ。向こうにね♪」


 店主の女性が指さす方は『18禁』と書かれた暖簾の奥だった。


「あるんだ…」

「それもあの奥に…セシリア、行ってみる?」


 静かに頷いたセシリアを伴って、僕たちは暖簾を潜る。前回見た怪しい魔道具が並び、見ているこっちが気恥ずかしくなるような造形をしている。


「ごくッ、やっぱりここの魔道具はエッチだな」

「そ、そうね///は、早く装備を見てみましょう?」

「あら、いいのよ。ゆっくり、吟味してね。お目当ての装備は奥にあるわ」


 店主の甘い言葉に背筋がこそばゆさを感じる。僕もセシリアも上昇した心臓の拍動に体を動かされ奥へと進んだ。


「本当にあるわね…これも水着?殆ど紐じゃない///」

「ボンテージ?男性版はベルトで、女性版はサキュバスみたいだな…お、セシリアこれは?」

「コレ///?これを私に着てほしいの?」

 

 僕が見つけたのは、黒を基調とした鎧なのだが、上半身は胸を覆うクロスホルター型で、肩や胸の真ん中、背中もぱっくり開いている。腕は肘から手首までを覆う手甲のようだ。下半身に至っては、お腹が無防備に丸出しで、腰から足の付け根をスカートが覆っていた。当然中はビキニのように薄い布面積が守っている。足は膝から足先までを覆っており、太ももが露わになる様だ。


「これを作った人は防御力ってご存じなのかしら?」

「うふふ♪それは安心していいわよ。鎧が露出している肌を保護する仕組みなの。魔力をちょっと消費するけど、防御力はお墨付きよ♪」

「エロいのに凄い機能付きなんだ・・・これにする?」

「もう///着て欲しいんでしょ?いいわよ///」

「お買い上げ有難うございます。他には?」


 うーん、あとは僕の武器だけど…見る限りあるのは如何わしい卑猥な形をした大小様々な形があるが、


「武器じゃないもんな…」

「あ、あれはどう?」


 セシリアが見つけたのは、一見普通の魔法の杖であった。先端が丸く捻れ、握り心地はしっくりと来る。僕の背丈ほどの杖は、下に行くにつれ細くなっている。


「普通の杖だね…ん?名前が付いてる…『30年童貞を貫いた魔法使いの杖』…ナニコレ?」

「お目が高い!それは純潔の魔法使いが最後に残した魔法の杖です。彼は生涯時童貞を貫きそのまりょく、魔法をその杖に封じたと聞いています。誰も扱えず巡り巡って私も店に来たんです」

「おふ・・・なんて重たい杖なんだ・・・でもこれ…」

「あら?『適正あり』ですって!いいじゃない!」


 杖に現れたステータスには


~魔法の杖~

名称:30年童貞を貫いた魔法使いの杖

装備適性:『適正あり』


スキル 封印中


「面白そうだな。買ってみようかな」

「お買い上げ有難うございます。大切に使って下さいね」


 僕たちは装備を抱えて店を出ると、人の目を避けながら宿屋へ戻って行った。


・・・

・・


 荷物を抱えて宿に着くと、部屋に鍵を掛けて早速装備してみることにした。


「ちょっと///やっぱりこれ恥ずかしすぎるわ///」

「おお~、いや、動きやすそうでカッコイイけどな(エロくて素敵だ!)」

「ちょっとそんな目をして!どうせエロい装備だな、って思ってるんでしょ?!」

「否定はしない!エロくて強い装備ならセシリアの成長にも繋がるだろ?」

「それは、そうだけど///フィズはこんなエッチな姿を他の人に見られても良い訳?///」


 もじもじしながらしおらしく訪ねて来るセシリアだが、


「いや・・・視姦されている君を見ると逆にグッとくる気がするよ!」

「変態じゃないのよ///もういいわ、後悔しても知らないんだからね!」


 腕を組み怒った横顔も、口を尖らせる仕草も可愛いが勝ってしまう。そんなセシリアを前から抱き占めると、


「でもこうやって君を抱きしめていいのは僕だけだ」

「もう///馬鹿///」


 ゴツゴツした新しい鎧が彼女の体を覆っている。見た目と葉は裏腹に急所以外は柔らかい箇所が多い。この装備で暴れる彼女を創造すると、


「ふふ、興奮してきたの?」

「ああ、魔力が滾って来たよ///」

「嬉し♡私にいっぱい注いでね♡♡♡」


 僕は彼女を抱きしめながら、右手で彼女のお腹にふれると体内で増幅した魔力を最大限注ぎ込んだ。


「さて、セシリアの装備は堪能したし、今度は僕の武器を見てみようかな」


 身支度を整えると、僕は机に放置されていた|「魔法の杖」《30歳まで童貞を貫いた》)を装備した。


「おおお?!」

「何?何か呪いでもあったんじゃないでしょうね?!」


 急に雄たけびを上げた僕を心配したセシリアだったが、


「はあ、はあ、ご、ごめん。もう大丈夫。杖を持った瞬間、魔法使いのレベルが上がったみたいで・・・」


~フィズ 職業レベルアップ~


性別:男性 (年齢:0歳※見た目は既に15歳程度)    

職業:導くモノLv2 (称号:女たらし、女神の眷属)

   魔法使いLv3 


    Lv1  

体力  30  

魔力  無制限

力   11  

硬さ  15   

素早さ 7   

器用さ 18


スキル

基礎魔法:フレイムLv3、アクアLv3、サンダーLv3、

     セイントLv2、クエイクLv2 New!

     クリーン 


パッシブスキル

棒術Lv2 (杖など棒状のモノの扱いに長ける)

魔力放出量アップ 


「新しく『クエイク』って魔法を覚えたよ!他の魔法もちょっと上がった見たい。杖を放してもそのままなのか」

「じゃあいい装備を探して行けば、フィズも最強になれるのね!」


 僕は棒術スキルを確認しながらくるくるっと杖を取り回す。頑丈な魔法の杖が思い通りに動かせると分かると、


「明日はまた狩りに行こうか!」

「そうね。性能を試すにはやっぱり狩りが一番よね♪」

 


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