第八十話 頑張ったご褒美
シャナが孤児院に、泊まりがけのお手伝い行ってから丸2日が経った。その間、あの魔道具は彼女に装着しっぱなしだ。彼女から得られる少ない魔力でも稼働しているだろう魔道具は、今もシャナを弄んでいるだろう。
今日は院長先生が帰ってくる日だ。お見舞いに行ったところ、随分と元気になった様で退院の日取りを決めている所だった。
僕は性女のシャナが子供達とどうなったか期待しながら孤児院を訪れた。
「こんにちわ~」
「あ!フィズお兄ちゃんだ!こんにちわ!」
「お、みんな元気か?はい、これお土産だよ。皆で食べてね」
「うわ~美味しそう♪ありがとうございます!」
「ところで、シャナは何処かな?」
「え?シャナお姉ちゃんなら…あれ?何処だったかな?」
この子は知らないようだ。まだ上の子達と違って体が未熟なのだろう。シャナのお世話にはなっていないようだ。
「姿が見えないと言うことは、いつもの倉庫かな?」
洗濯や掃除は終わっているようだし、お昼の片付けまで終わっていた。あとは午後の緩やかな時間が過ぎるだけだ。
温かな日差しとは縁の無い薄暗い倉庫に近づくと、やはり結界が張ってあった。条件に合わないモノを遠ざける結界、シャナは無意識にそれを使っているようだ。
「まあ、僕には関係ないけどね…『クリーン』!」
結界に穴を開けるように浄化を掛けると、難なく内側へと入った。自然に閉じた結界を眺めつつ、奥の倉庫を目指す。
「さてさて。どうなって…うわぁ…コレは…」
中から聞こえてくる荒い呼吸音と肉の打つかり合う音に、ワクワクしながら倉庫を覗くと、ムワッと甘く濃厚な匂いが立ち込めている。明り取りから差し込む光の中に、シャナらしき女性が裸で居た。周りには同じように裸で横たわる少年らが倒れていた。
「シャナ?」
「ひゃあッ?!ふぃ、フィズさん?!どうしてここに?」
「いやシャナが心配だったのと、今日の夕方には院長先生が退院してくるからそれを伝えに来たんだ。そしたら…」
僕の視線に気付いた彼女は慌てた様子で、
「あの、これは、その…つい我慢出来なくて…」
「まあそれは良いんだけど、この子らをそのままにしておくと心配だな…」
「え?」
「だってそうだろ?こんな少年たちがエッチな事に目覚めちゃったら、この先、犯罪者になる可能性が高い。性欲を発散させるために今の君の様に誰かを襲うかも知れないよ?」
「う…私、そんなつもりは無かったんです…」
ぐすんと、涙をこぼすシャナ。少しは反省したようなので、
「あはは、大丈夫だよ。元々僕の悪戯が原因だしさ。僕に任せて『クリーン』!」
横たわった少年達を淡い光が包むと、彼らの心と体を浄化した。
「はい。これでよし。じゃあ彼らを部屋に連れて行こうか」
「ええ?!そんなので良いんですか?」
「大丈夫大丈夫!さあ」
「は、はい…」
僕の指示に従い彼らを連れて部屋を出るシャナ達を見送ると、倉庫にも『クリーン』を掛けてもとの状態に戻す。
「これで良し!」
僕とシャナちゃんと孤児院の手伝いを終えると、帰って来た院長先生をみんなでお出迎えして、その日は自分の家に帰ったのだった。
「あ~、今日は何だか度ッと疲れた感じがする…ん?どうしたんだシャナ?」
「う~///もう我慢出来ません!フィズさん、いい加減この魔道具を外して下さい!」
「あ。ごめん…忘れてたよ…」
「ううッ、酷いです…責任取ってくださいッ!」
「うおおッ?!シャナぁッ?!」
彼女に押し倒されると、シャナから魔道具を取り外す。ベッドの上で、裸になったシャナと愛を育むと拘束具が性欲を魔力へと変換した。手に宿った魔力を彼女のお腹に宛がいゆっくりと流し込んだ。
「はう…魔力が沢山♡ありがとうございます♡」
「色々我慢させたからな♡たっぷり注ぎ込んどいたぞ♡じゃあ、風呂にでも…」
「あ!ダメです!もう少しこのままで♡」
「ん?分かった」
「エヘヘッ♡フィズさん♡フィズさぁん♡」
スリスリと頬を擦り付け幸せそうなシャナをよしよししながら、ベッドの中で暫く裸のまま二人で愛を囁き合った。




