第五十九話 鉱山の町で
ギルドの依頼で大規模討伐クエストに参加することになった僕たちは、ギルドに召集された他のパーティと共にそれぞれの馬車で移動することになった。ギルド前にはすでに準備を整えた他のパーティが待っており、
「遅くなりました」
「いえ、フィズさん達に無理を言って参加して貰ったんです。こちらは大丈夫ですよ!」
いつもカウンターに座っているお姉さんが、普段のヒラヒラとしたギルド職員が着ている服では無く、ぴちっとした動き易そうな服装で話してくれた。違和感を覚えた僕は、
「まさか、お姉さんも一緒に行くって訳じゃ無いですよね?」
「あら?分かっちゃいました?実は、あっちの町にはギルドの支所が無いので、こうやって職員が何名か派遣されるんです。今回は私が最終便を担当することになってまして…」
「まさか、自分が行くから僕達を誘ったんですか…」
「はッ!?い、いえ、そんな事は無いですよ。実力者に声を掛けるのが私の仕事ですし、やっぱり早めに問題を解決する必要がありますからね!」
しどろもどろになりながらも、平静を装うギルドのお姉さんは、それらしい説明をしてくれた。まあ、僕らとしては問題は無いので、
「任せて下さい。さっさと解決しちゃいましょう!」
「はい、流石です。じゃあ、ちょっと準備してくるので…」
そう言うと、お姉さんは忙しそうに走って行った。そんな彼女を見送ると、
「おい!カレンさんを変な目で見るなッ!」
「ん?僕はそんな事は…」
「いや!お前だろ?勇者を誑かしてハーレムパーティを作ってる屑野郎ってのは!」
「は、はあ…」
凄い言いがかりを掛けてきたのは、黒髪の少年だった。年齢はライオ君と変わらないようだが、やんちゃな男の子の後ろに、3名の男の子達がこちらに敵意を剝き出しにした顔でこちらを睨んでいた。
「君たちはギルドのお姉さんが好きなのか?なら、俺に文句を言っていないで、忙しそうな彼女を手伝うとか、他にやる事があるんじゃないか?」
「な!?余計なお世話だ!いいか、お前もこれ以上余計な事は…あッ…」
「ちょっと良いかしら?うちのフィズに何か用?」
優しく諭す僕に対して喧嘩腰の彼らの前に、痺れを切らしたセシリアがずいっと現れた。彼女の放つ威圧に慄いて後ずさりする彼らを睨み返しながら、
「良い事!これから一緒に討伐に行くのよ。そんな私情で雰囲気を壊すなら、今すぐ帰りなさい。他のパーティにも迷惑よ!」
「え…」
「う…」
少年たちは周囲を見ながら狼狽えた。今まで気にならなかった周囲の目が自分達を見ていると知ると、途端に威勢がなくなり、
「ご、ごめんなさい…」
そい言うと、自分達の乗る馬車へと引っ込んで行った。
「ありがとうセシリア」
「全く、そんなに優しいから舐められるのよ?」
「あはははは…、まあ、あの位の年齢にはよくある事なんだろさ。特にギルドのお姉さんみたいな高嶺の花には憧れちゃうんだろう」
「さあ、準備が終わったみたいだから私達も馬車に乗りましょう」
「ああ」
出発前にひと悶着あったが、道中は特に何も無く1日掛けて鉱山町まで辿り着いた。馬車は無事に僕達を町まで送り届けてくれた。馬車は僕らの他にもギルドのお姉さんであるカレンさんや他の職員もおり、特に何も無かった。
「じゃあ、この宿を使って下さい。皆さんは同じお部屋で良いですか?別々が良ければ手配しますが?」
「いや、僕たちは一緒の部屋で大丈夫ですよ」
「助かります。じゃあ、明日の早朝には鉱山に向かいます。先行した冒険者達から情報を貰っておきますので、今日はゆっくり休んで下さい。じゃあ、おやすみなさい」
「分かりました。お休みなさい」
疲れた様子のカレンさんを見送ると、僕たちも腰を下ろして休んだ。
「あ~お尻が痛い~」
「ん、あの馬車、結構揺れた」
「確かに、俺のお尻もいつもより痛い気がする」
サキュ、スーに同調するように、女の子のライオちゃんもベッドに寝転びお尻を擦っていた。三者三様のお尻が並び、ゆさゆさと揺れる様子に、
「あら、良い眺めね。私も混ざってみようかしら♡」
「お、セシリアもお疲れなのか?ならマッサージでもしてやるよ」
僕は『防音の天蓋』でベッドを覆うとベッドに横たわる女性4人の服をひん剥いた。ライオちゃんは抵抗したものの、三人に抑えられ呆気なく裸にされた。
「やっぱりマッサージにはこのローションだな」
僕は『熱々ローション~熱い夜を彼女と過ごそう~』を取り出すと、寝転ぶ背中にタラ~と垂らした。ヒンヤリとしたローションが次第に熱を持ち、体を温める。皮膚を温め、筋肉を解す作用があるようでみなうっとりとした表情で受け入れていた。
「じゃあまずはセシリアからな♡」
引き締まった筋肉が柔らかい脂肪の下に感じられる勇者の背中だな、と感心しつつ、トロトロの手で大きなお尻を揉みほぐし、太ももからふくらはぎを押し込んでいく。
「よし、次は」
「ハイ!私!」
「はいはい、サキュはこの羽と尻尾の付け根が良く凝ってるな…」
背中を押しながら羽や尻尾、その付け根部分を丁寧に解す。人間とは違い可動部分が多いため、筋肉も良く凝ってしまう様だ。ローションのお陰で解しやすくなっていて助かった。足先まで終わらせると、
「うん、次は…」
「ん、私」
「よしきた。スーは触手が一杯あるからな…これは骨が折れそうだ」
「ん、お願いします…その分、いっぱいご奉仕する♡」
「ふふ♡期待してる♡どれ…」
頭も触手の様な髪が生えており、それらを纏めてヘッドスパする。人間体型の背中や足を先に解すと、腰下の触手たちを一本一本解す。こりこりこりっとした吸盤の感触が心地よく、先端から付け根を何度も手で往復する。足の他に10本程度あった太い触手を手早く終わらせると、
「お待たせ♪」
「べ、別に俺は待ってないから///」
「まあまあ、ほら」
ライオちゃんの柔らかい背中を指先でなぞる。ぷりっとしたお尻を入念に揉むと、腰が上がって来る。白く細い足を揉み解し終えると、
「お疲れ様♡じゃあ今度は私達の番ね♡」
「そっか、今日は僕一人なのか」
ローションの所為か、マッサージの効果か、火照って赤みを増した体で僕に群がって来る彼女達。この光景をライオ君の元のメンバーがみたら確かに女たらしの屑野郎と言われても仕方がないか…
マッサージのお返しとばかり、4人のご奉仕を受けた僕は、有り余るほど生成された魔力を彼女達に注ぎ込んだ。ライオちゃんに至っては初めて受ける僕の魔力に驚いていた。急速に大量の魔力を受け入れた反動で、彼女は体を休めるはめになった。
僕らが朝方までイチャイチャしながら過ごす一方で、ライオちゃんはスヤスヤと眠るのであった。




