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魔力ゼロの勇者 〜最弱勇者の最強育成に必要なのは僕との繋がり〜  作者: アオネコ


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第五十七話 帰還

 ダンジョンの奥で元凶のスライムを見事に討伐した僕達は休憩を取ると周囲を探索した。


「彼女以外には誰も居ないみたいだな」

「ハイ。私の『サーチ』にも反応なしですね」

「しかし、ここってボス部屋だろ?そいつも居ないって事は…」

「ん、多分あのスライムがボス。というか、ボスに成り代わったかも」

「冒険者達みたいに捕らえたって事?そんな事があるの?」

「ん、あいつは自我があったから、他所から来た魔物だと思う。もしかしたらピクシーだったルルなら知ってるかも」

「魔王の軍勢って事か。よし、その子を連れてみんなの元に戻ろうか」


 僕らは、スライムの痕跡を浄化すると途中で休ませていた冒険者と共にギルドへと戻った。


「流石です!もう解決しちゃったんですね!」

「ええ。もちろんよ。今回はヒュージスライムが原因だったみたいね。魔核は破壊しちゃってなんにも残らなかったけど、強いて言えばこのスライムの液体くらいね」


 セシリアは瓶詰めにした緑の液体をカウンターに置くと、


「確かめる?」

「い、いえ!?行方不明の冒険者からも同じような証言を得ていますし、セシリアさん達を信用してますから!そうだ!はい、今回の報酬です。ボーナスも付けてありますからね!」

「あら、ありがとう♪」


 僕たちはルルと話すべく、寄り道せずに家路についた。


「ただいま!」

「お帰りなさい。お早いお帰りでしたね。もう大丈夫なんですか?」

「ああ、ちょっと聞きたい事もあってな。ルル、今回のダンジョンに人語を喋るスライムが居たんだが知っているか?」

「うーん、そいつて緑色で俺様がーッって喋る煩いやつだった?」

「おう、まさにそんなスライムだったな」

「あ~、じゃあそいつは魔王軍の斥候部隊の奴だな。もしかするとこの辺りに勇者がいるって言う情報が信憑性を増したのかもな」

「つまり、魔王軍の襲撃が来る可能性が高いって事?」

「そうだね。セシリア様の言う通りだね」


 魔王軍が襲ってくるのか…


「魔王軍か…そういう事ならこっちの戦力をもっともっと強化する必要があるな。その為にもセシリアにはもっと強くなって貰わないとね」

「ちょっと///それって///」

「ああ、今から祝杯だ。その後はシャナもルルもみんなで楽しもうな♡」


 討伐から帰ったばかりだが、家に帰ると食事を取った僕たちは、夜をベッドを軋ませて過ごすのであった。今日は、セシリアを中心に魔力を大量に、何度も注ぎ込んだ。


「ルル、そう言えば特訓したんだって?」

「へ!?フィズ様まで知ってるんですか?!は、恥ずかしい///」

「最後にお前の特訓の成果をみせてくれるか?」

「へえッ?!はわわわわぁ♡」


 体が大きくなり、全長30㎝ほどになったルルを捕まえると、ぷにっとした体を優しく愛撫する。ローションを頭から全身に垂らすと、マッサージするようにほっぺや腕、足を隈なく解す。性感帯とは違った気持ち良さが逆に性感帯の感度を上昇させる。


「ルル、今度は僕にマッサージをお願い出来るか?」

「は、ハイっ。特訓の成果見せてあげるぜ♡」


 ルルはそう言うと、全身を使い色々してくれた。豪語していた特訓の成果もあり、潤沢な魔力を生成すると、それをルルの体にも注ぎ込んだ。


「うっぷッ、お腹一杯だよ…」


 ルルはそう言うと疲れたのかベッドに横になり眠ってしまった。流石の僕も疲れてルルと一緒になって眠ってしまうのだった。

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